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京大病院循環器科に入院してました

2017-04-11 10:27:48 | 入院
2016年12月、3週間にわたる京都大学病院循環器内科への検査入院
で「心房細動」がみとめられ、また、致死性不整脈と言われている「心室
細動の予兆」も出現してました。
「心房細動」は「アブレーション」というカテーテルによる「焼灼術」で
そして「心室細動の予兆」はICD埋め込み型除細動器(AED機能をも
ったペースメーカーの一種)の埋め込み手術で予防処置をすることに決ま
りました。
手術日も「アブレーション」が2017年2月24日、「ICD埋め込み
手術」は3月10日と決まりました。

アブレーション手術
2月22日から循環器内科病棟に入院し、心臓造影剤CT検査、心電図、
胸部レントゲン撮影、血液検査などを済ませました。
23日の夕方には、看護師さんが病室に来て「除毛処理」をしてくれて
そのまま、入浴。
2月24日の手術予定が1番目だったので9時に手術室に入りました。
早朝6時ころからは抗生剤の点滴とか、出棟直前には「尿カテーテルの
挿入」などがありました。 これは結構、痛みがありました。
両鼠蹊部から、かなり太いカテーテルを合計5本ほど挿入するので、ほ
ぼ、全身が消毒されました。 手術台の周りには7~8人の医師、ほか
スタッフがいました。 執刀医(主治医)が「おはようございます。
執刀医の**です。 リラックスしていてくださいね。大丈夫ですよ」
との声掛けがありました。 スタッフの全員が、手術着にX線防護用
エプロン、手術用ゴーグル、ヘヤーキャップをしているので、誰が誰
だか全くわかりません。
補助の医師が両鼠蹊部に局所麻酔を何本が打っているのが判りました。
カテーテル挿入時に、少し痛みと圧迫感を感じましたが、鎮静剤投与
で段々と意識が薄れていくのが判りました。(麻酔ではないそうです)
看護師さんの「ハイ、終わりましたよ」の声掛けで手術室の大時計を
見ると丁度12時半だったので、3時間半が経過していたことになり
ます。(当初の説明でも3時間程度と言われていました)
病室へ戻り、まずは喉がカラカラだったので「経口補水液 OS-1」
を看護師さんにストローを使って飲ませてもらいました。
両鼠蹊部は止血のため、バンデージでかなりの圧力が掛かっていて、
8時間は”絶対安静”状態なので、これは辛かったです。
21時ころに担当医が来て鼠蹊部をチェックし、やっとバンデージと
尿カテーテールが外され、自力歩行が許されました。
両鼠蹊部は、広範囲にわたり”皮下出血”で紫色に変色していました。
感染症などもなく、術後経過も順調で2月28日に退院となりました。

ICD埋め込み手術
3月8日に入院し、3月10日の手術でした。
入院から手術日までの間には前回の「アブレーション」とほぼ同じ様
な検査がありましたが、今回はそれらにプラスして左鎖骨下から心筋
にまで達している静脈が正常につながっているかの、カテーテル検査
がありました。 これは、ICDから2本のリード線を心筋に埋め込
むのに、この2本の静脈内を経由するのだそうです。 もし、詰まっ
ていたりしたら、ICD埋め込み位置が左側から右側に変更すること
になるそうですが、私の場合は正常にルート確保ができたそうです。
今回は手術順番が4番目だったので、16時からという予定です。
出棟直前に医師2名と看護師さん2名で「観血的動脈圧測定」のため
右腕部動脈にカテーテル留置の処置が行われました。この処置は医師
の資格が必要だそうで激しい痛みが伴いました。局所麻酔が必要にな
る場合もあるそうですが、私の場合は麻酔ナシでした。 これは常時、
血圧を測定するための処置だそうです。留置針が正常に動脈内に留置
できたことが確認できたところで、手首に添え木を充て包帯でグルグ
ル巻き状態になりました。 この時点での痛みは全くありません。
この様な「点滴ライン(留置針)確保」は初めての経験でした。


【「観血的動脈圧測定」のための処置が完了した状態】

前回のとき、尿カテーテル挿入時に痛みがあったと、看護師さんに言
ったら「じゃ、細い方のカテーテルにしましょう」ということで、今
回はスムースに痛みもなく処置は終了しました。 
入院当日に「今日の手術は、研修医、若手医師への術式研修のため国
立病院機構**医療センター**教授が執刀されます。日本でも最高
レベルのペースメーカー埋め込み術の技量をお持ちの先生ですので安
心して任せてください」と担当医から説明を受けていました。
今回は完全に終了まで意識がありました。 ICDを埋め込むための
ポケットを左鎖骨下に作るときも、全く痛みもなく知らない間にでき
ていました。
「これからリード線を心筋に通すので深呼吸と息を吐く動作を繰り返
してください」「では、息を吸って・・・ ハイ、吐いて・・・」を
2回繰り返しました。
「ハイ、うまく1回でリード線、入りましたヨ」と、あっけなく終わ
りました。 病室に戻ってから担当医は「さすがに**先生でしたね。
ICDの手術時間の差が出るのはリード線の挿入と固定技術なんです。
**先生は1回で決められましたね。2回ほどTRYすることが多い
のですがね」と言われました。
手術時間も当初は拡張型心筋症の疾患をもつ私の場合は3時間程度を
見ておいてください、との説明を受けていました。 
でも、実際は1時間30分で終了しました。
前回のアブレーション手術と違って今回は、病室に戻って1時間の安
静のみですぐに安静が解除され自力歩行が許可になりました。 この
時点で尿カテーテルも抜かれました。
今回は、左鎖骨下に77gものICDを留置しましたので、左腕の動
作にかなりの制限があります。(3ケ月間です)
①肩より上にあげない。
②後ろに腕を回さない。
③重たいものを持たない。

現在、術後1ケ月が経過しましたが、まだ、違和感があります。
77gもの異物が留置されているので、しばらくは仕方がないですね。


【術後72時間は左腕が全く動かせない。バストバンドで固定】


無線が出来なくなりました
ICD埋め込み手術が決まったときに主治医から「ICDデバイスは
高周波、電磁波に影響を受け易いので無線は出来ないと思ってくださ
い」と言われました。
57年間、終生の趣味として楽しんできた「アマチュア無線」ができ
なくなるという、私にとってはつらい選択でしたが、命優先で今回の
手術を選択しました。
今後、何らかの方法で、例えば「リモコン・シャックの構築」とかを
考えて今後も無線運用が楽しめる方向を模索していきたいと考えてい
ます。



湖沼アワード、「沢ノ池(京都・LA-27)」ロケハン

2016-04-24 11:27:47 | アマチュア無線
 2016年4月16日付けで新しく「湖沼アワード」に制定された
「京都市右京区・沢ノ池(LA-27番)の下見に先日行ってきました。
 この「沢ノ池」へは20数年前から4~5度ほどハイキングと釣りで
訪ねたことがありましたが、この時は「北区鷹ケ峰(千束方面)」とか
「右京区宇多野」からのハイキング・コースでした。 頭の大きいフナ
を釣ったことを覚えています。
 この「沢の池」は江戸時代に作られた潅漑用の貯め池で流入している
水源がありません。 60年ほど前まではまだ麓の田んぼに水を供給し
ていたそうです。
 4月20日、お天気がよかったので車でのアクセスと現地での運用
場所の状況を確認に行ってきました。


   
【中川トンネル手前にある旧道への分岐点と目印になる看板】
*国道162号線の高尾地区を経由し「中川トンネル」の手前から旧
 162号線に入り「北山杉・磨き丸太」の生産で有名な中川の集落
 方面に進行します。


    
【中川の集落の分岐点】
*162号線から旧道にはいり約1.6kmで「沢の池」へ侵入する林道へ
 の分岐点に到着します。 特に旧道に面して案内標識などはないの
 で通過してしまいます。 私も一旦通過してしまいUターンして戻
 ってきてやっと判ったという状態でした。 分岐点は一見、広場の
 の様な感じですので注意してください。 山肌側によく見ると写真
 の様な案内標識がありました。 ここから右へ取ってください。


    
【中川集落の霊園墓地】
*右へ取ってしばらくは良い道でカーブの手前に中川の集落の立派な
 霊園墓地があります。 この場所が現認できれば「沢ノ池」方面へ
 の林道に間違いありません。


    
【林道の途中に分岐点】 
*林道を約2.2km進んだところで「分岐点」があります。右へ進行し
 てください。道路標識がありますので迷うことはありません。

 
   
【途中にある「女滝」】


【林道】
*中川の集落から林道に入り「沢ノ池」までは約3.7kmですが、その間
 の道路状態は、ところどころ荒れた箇所がるものの、普通乗用車
 でも軽自動車でも全く問題なく通行できます。ところどころ、離合
 困難な箇所はありますが「譲り合い」の気持ちで対応できます。
 この日にすれ違った車は普通乗用車1台のみでした。 ただ、京都
 市のトレールコースになっているので平日にもかかわらず多くの
 ハイカーと出会いました。 できるだけ迷惑をかけない走行に留意
 しないといけません。


【林道を15分ほどの走行で「沢ノ池」に到着】

*なんとも言えないエメラルド色をした静かな「沢ノ池」が突然目の
 前に現れました。(手前がやや登りこう配になっているので・・・)
 少し山に囲まれてはいますが、標高が410mありますのでなんとか
 電波は飛んでくれるでしょう。 写真の上の方向が南になりますので
 大阪方面には抜群のロケーションです。 U/VHFも面白いでしょう。


   
【運用場所の様子】
*運用場所は超広いです。 1.9MHZのフルサイズDPも簡単に張れます。
 これからのシーズン、キャンプも可能です。 でも、焚火などはしな
 方がいいでしょう。


  
【北山杉の産地、中川の集落を抜けて杉坂方面へ】
*今回は急に思いたったロケハンだったので、無線運用はなしでしたが、
ぜひ近いうちにLA-27のSVC運用にチャレンジしたいと思って
います。 ちなみに自宅から1時間15分程度で現着できました。
この日はお天気もよかったので、帰路は高尾方面ではなく、杉坂から
京見峠経由で帰宅しました。


【レストラン・はせがわ】
*ちょうど、お昼時になってましたので京見峠手前のハンバーグで有名
 な「はせがわ」でランチをいただききました。
 

12月27日の猟

2015-12-29 20:57:28 | 狩猟

先週12月20日は所用のため猟に行けなかったので、今日は
2週間ぶりの猟行である。
猟場はいつもの京都府北部K市T町であるが残念ながら天気予
報は降水確率80%であった。
案の定、京都縦貫道の園部を通過したころから、大粒の雨が降
りはじめて、電光掲示板には「雨・走行注意」の表示が出る。
猟場での集合場所の手前に設置している檻ワナを点検に行った
Iさんから「イノシシが入っている」という連絡で、私も檻の
現場に迂回した。
50kg程度のあまり大きくないメスイノシシが1頭掛かって
いた。 でも脂は結構よくのっていた。


【荷台奥のが檻ワナで、手前がイヌの押さえたイノシシ】

幸運にも猟を始める前には雨は殆ど止んでいた。
最初の山は3週間前に犬がイノシシにやられた猟場なので、ぜ
ひ、リベンジしたいところ。
犬を放して10分ほどしたころ、勢子役のKNさんから「犬が
鳴いた」との無線。 程なくして「どうも同じ場所で鳴いてい
る様なので、イノシシを止めているかも」との無線もはいる。
犬が鳴いている一番近い待ち場についているKMさんからは
「変な鳴き方をしたので、またやられたかもしれん」の無線
で私も犬を心配したが、現場に到着した勢子約のKNさんか
らは「犬は大丈夫。イノシシは確保しました」とのことで、
安堵する。 60kgほどの小さい牙をもったオスイノシシ
だったが、どうも3週間前のイノシシではなさそう。でも、
これも結構脂がよく乗っていた。
あと1山をやったが、ドンコが1頭と3段角の大シカが出た
が、捕獲にはいたらなかった。
2回目の追い山は雨こそ降られなかったが風が強く、寒さが
厳しく今年初めて「ハンド・ウォーマー」を2袋つかった。

12月6日の猟果

2015-12-09 23:51:13 | 狩猟

 今日は今猟期に入って4度目の出猟である。 今日から新しいメンバー
としてKさんとYさんが参加してくれて8名プラス犬8頭で京都府下北部
のK町での猟となった。
 朝一番に仕掛けている”檻わな”を見回ったところ1ケ所の檻わなに
80kg級の大イノシシが、そして”くくりわな”には古子といわれる
1年もののイノシシが掛かっていた。


【檻わなで捕獲した80kg級のイノシシと1年ものの古子いのしし】

 1山目は餌場のエサが綺麗になくなっていて”囲み”からイノシシが
出た形跡もないので、多分、どこかの”待ち”に掛かると予想したが、残
念ながら過去には通ったことのない”待ち場”と”待ち場”の間を抜けら
れ、残念ながら捕獲にはいたらなかった。

 2山目を始めてすぐに犬が鳴き勢子役のYさんから「大きいイノシシや
で・・・」との無線。 しばらくしたらまた勢子役のYさんから「犬がや
られた!」との無線がはいる。
 前足の脇部に約5cmほど裂傷を負っていた。 今回は腹部など内臓に
は影響のない部分で筋肉にも損傷はなさそうなので少し安堵した。
 今回もメンバーの現役・外科医KNさんにより消毒の後、縫合して、応
急処置をおこなった。 縫合が完了した時点で犬は元気に歩き始めたので
ひと安心である。 あとは、京都に戻って化膿止めなどの処置をすること
になる。
             
【約5cmほどの裂傷を縫合】⇒ 【傷は縫合され裂傷部は綺麗に修復された】
 

 あと、2山で追い山をやったが、猟果はかんばしくなかった。

今日(11/29)の猟果

2015-11-30 20:10:54 | 狩猟


11月15日の狩猟解禁から2週間が過ぎ、今日は3度目の出猟であった。
1人が自治会行事とかで不参加となり6名で京都府F市への猟行となった。
午前7時過ぎから最初の猟場の見切りを始めるが結構イノシシの足跡が確
認でき、各人の”待ち場”を決める。
私の”待ち場”が決まり付近をさらに詳しく見てみると、数時間まえに付
けたであろうと思われる”足跡”がハッキリとやわらかい土の表面に確認
できた。 笹薮の中にトンネル状の”通い道”ができている状態なので、
もし、犬に追われたらココを通る確率は高いと予想し、射撃ポイントを
絞って”待ち場”についた。 ただ、笹薮で視界が悪いため猛烈な勢いで
逃げるイノシシを仕留められるポイントは限られている。 おそらく2発
以上は撃てないと思われる。
今日は人数が少なく、8頭つれてきた犬のうち4頭を放し2人が勢子役に
回り”待ち”には4名という体制で始めた。
「犬を放したぞ~」の無線連絡から程なくして、複数の犬の鳴き声が私の
所からも聞こえた。
勢子からも「ARTさんの方に犬が走った」という無線も聞こえてきたの
で、銃の機関部に装弾を送り込み、安全装置を解除。スコープの倍率も
1.7倍の最少値に設定する。
数分の後、30mほど前方の山肌で石を蹴落とす様な音が聞こえたがイノ
シシの姿は見えず、笹薮がトンネル状になっいる所に照準を合わせ右目で
スコープを、左目で全体を確認していたら案の定、トンネルからイノシシ
の黒い塊(に見えた)が飛び出してきて、スコープで姿を確認したところ
で引き金を引いた。 (犬4頭は2分ほどして追いついてきた)
最初の”読み通り”トンネル状の通い道を使って逃げてきたのでうまく
仕留めることができた。
70kgほどの脂のよく乗ったメス・イノシシであった。
あと、3回の追い山をやったがイノシシとの出会いはなく、メスジカ4頭
という猟果であった。