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火盗改めの長谷川平蔵が、盗賊らしい一味が寄り集まって相談しているところへ
踏み込んで一網打尽にひっくくった。
ところが犯罪となる証拠が無い。
そこで平蔵は「おまえたちの相談内容を有り体に話してしまえ。さすれば罪一等を減じて解き放してやる。男平蔵の約束だ」
と言ったので一味の頭目が有り体に話した。
ところがいっこうに解き放してくれないので頭目が文句を言った。
「やいやい、約束が違うじゃねえか。なにが男平蔵でえ!」
平蔵は、どう啖呵を切るか考えているが、なかなか思いつかない・・・。
火盗改めの長谷川平蔵が、盗賊らしい一味が寄り集まって相談しているところへ
踏み込んで一網打尽にひっくくった。
ところが犯罪となる証拠が無い。
そこで平蔵は「おまえたちの相談内容を有り体に話してしまえ。さすれば罪一等を減じて解き放してやる。男平蔵の約束だ」
と言ったので一味の頭目が有り体に話した。
ところがいっこうに解き放してくれないので頭目が文句を言った。
「やいやい、約束が違うじゃねえか。なにが男平蔵でえ!」
平蔵は、どう啖呵を切るか考えているが、なかなか思いつかない・・・。