今日は晴れときどき曇り。今日は8時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には青空が広がっていて、所々に薄い雲が広がっている。日射しが燦々と降り注いでいて、団地の前庭の木々の影が濃く見えていた。次第に雲が広がってくると、日が陰ることもあるものの、日射しが熱いくらいに感じられる。雲から太陽が出ると、再び強い日射しが照りつけてきた。
今日は仕事のため、昼前に職場に行く。外に出ると、弱い北よりの風が吹いているものの、蒸し暑いくらいの陽気である。駅に着く頃には、額に汗が浮かんだ。
日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かう。日中の都心は雲が多いものの、雲の合間から青空が広がっていて、真夏のような日射しが照りつけていた。昼間の最高気温は30℃を若干下回り、真夏日とはならなかったものの、厳しい暑さの1日となった。湿度が高めで、強い南よりの風が吹いている。蒸し暑くて、汗をたっぷりとかいてしまった。
午後、仕事を終えると、遅いお昼を食べて帰ることにした。東京メトロ丸ノ内線西新宿駅1番出口から中野坂上方面に30mほど青梅街道を進んだところにラーメン屋「麺屋武蔵 五輪洞」がある。今日はこの店でランチを食べることにした。
店内に入るとすぐ目の前にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入する。
トップ画面から「日本語」のボタンをタッチすると、「つけ麺・ら~麺」のメニューが表示された。
「冷やしつけ麺」のメニューは夏季限定メニューのようだ。
「サイドメニュー・トッピング」のページには各種トッピングに加えて、「ご飯もの」「熱々ジューシー!!餃子」「ドリンク」が掲載されている。
券売機の脇には「つけ麺 麺量表」が貼られていた。並盛り~3.5倍盛りは同価で、茹で前850gと1kgはプラス料金となる。
注文したのは一番人気の「濃厚五輪洞つけ麺」である。「濃厚五輪洞つけ麺」のボタンをタッチすると、麺の量を選択する画面が表示される。
麺の量は過去の経験から2.5倍盛りとした。茹で前410g、茹で後約710gとなる。麺の量のアイコンをクリックすると、「サイドメニュー・トッピング」のページが表示された。
ここはスルーして「発券」のアイコンをクリックすると、代金の支払い方法を選択する画面が表示される。
ここでクレジットカードを選択し、左手にあるカード挿入口にクレジットカードを差し込むと、暗証番号を入力した。すると、領収書が発券される。これで、料理の注文は終了である。券売機と厨房がダイレクトに通信していて、注文した内容が厨房に伝えられるらしい。店員に案内されるがままに、店の奥に進んだ。
店内は一番奥に厨房が有り、その手前に8人掛けのテーブル席が2卓と5人掛けのテーブル席が1卓、4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛けのテーブル席が2卓配されている。入口に近い左手の壁に面してカウンター席が7席設けられていた。
店員の案内で4人掛けのテーブル席に座る。席に座るとお冷やと紙おしぼりが卓上に置かれた。卓上にはスープ割りのポットと冷水のポット、アルコール消毒液が置かれている。
お冷やを飲んで待っていると、店の奥の厨房から料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には大きなザルに麺が盛られ、つけ汁のお碗が置かれている。レンゲと箸もトレーの上に載せられていた。
さっそく箸袋から箸を取り出し、つけ麺を食べることにする。
つけ麺の麺は麺屋武蔵謹製「包丁切り麺」である。太麺で、麺の上には低温調理で仕上げた特製チャーシューが9枚折りたたむように載せられていて、味玉がその脇に載せられている。チャーシューの上にはカイワレが添えられていて、おろし生姜の入った醤油ダレがトッピングされている。
つけ汁は魚介豚骨スープで、メンマと穂先メンマ、刻んだチャーシューが3本入っている他、鴨脂、鰹節、すり胡麻、刻みネギがトッピングされている。
最初にレンゲを取って、スープを掬って飲んでみる。鰹・煮干しの魚介系スープと豚骨・鶏ガラの動物系スープをあわせたが魚介豚骨スープはドロドロとしていて、濃厚な味わいの中に甘味が感じられる。
レンゲを置くと、箸を取ってスープに麺をたっぷりと浸けて口に運んだ。極太ストレート麺は弾力のあるモチモチとした食感で、コシがあって美味しい。麺にはたっぷりとスープが絡まって口の中に入ってくる。
刻みチャーシューはスープをたっぷりと吸って、ジューシーな味わいで美味しい。刻みネギのシャキシャキとした食感やメンマの歯応え、穂先メンマのジューシーな味わいなどが絡み合い、口の中でそれぞれの歯応えが合わさって、喉の奥に消えていく。
麺の上に載せられたチャーシューをスープに浸けて食べる。薄いチャーシューは脂身の少ない肉質系で、あっさりとした肉の旨味がストレートに感じられる。チャーシューにトッピングされた醤油ダレの生姜の清涼感がスープに溶け込んで、甘味と酸味、旨味が三つ巴になってチャーシューに絡んで喉の奥に消えていった。
麺とチャーシューを一緒に口に運ぶ。麺の歯応えにチャーシューが口の中で裂けて、麺に絡まり合い、スープと渾然一体となって喉を通り過ぎていく。美味い。それ以上の言葉が見つからない。
麺を食べていると、スープが残り少なくなった。店員に1回だけスープのお替わりができると聞かされて、スープをお替わりする。お替わりのスープはすぐに運ばれてきた。
熱々のスープに麺をたっぷりと浸けて口に運ぶ。歯応えのある麺に濃厚なつけ汁がたっぷりと絡まって、口の中では麺とスープ、チャーシューの三重奏が奏でられているようだ。これに様々な薬味が絡まって複雑でコク深い味わいが楽しめる。クセになるような味わいである。
麺を食べてしまったところで、残ったスープに卓上のポットからスープ割りを注ぐ。スープ割りは薄い色が付いている。
スープ割りを適量注いだところで、スープと良くかき混ぜて、スープを飲んだ。熱々のスープ割りで温められたスープは飲み応えがあって美味しい。スープを飲み干すと、お腹が苦しいくらいに満腹になった。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。
帰り支度をすると席を立って店を出た。外に出ると太陽が雲に隠れて、少し陰ってきている。
新宿駅まで歩いて行くと、中央線下りホームに上った。ホームに滑り込んできた電車は中央線特別快速電車だったが、空いていたので、電車に乗って席に座る。新宿駅から日野駅までは30分ほどで到着する。日野駅で電車を降りると、改札を抜けて駅の外に出た。
空を見上げると、上空の雲が厚くなっていて、日射しが弱々しく感じられる。しかし、湿度が高くて蒸し暑い。強い南よりの風が温風のように感じられた。額から汗が滴り落ちて、ワイシャツが汗で湿っぽく感じられる。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、額の汗を拭いながら帰宅した。