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脊髄刺激療法の今後

2012-08-06 23:23:56 | 鎮痛
久しぶりの更新です。2年以内にMRI対応の脊髄刺激療法が登場するようです。そうなるとかなりの患者数は増えるのではないかと予想されます。
それとは別に現在の印象としては首から下の薬物抵抗性の痛みには脊髄刺激療法を試すべきではと思います。理由としてはアメリカでは年間3万例の脊髄刺激療法、日本では年間千例です。アメリカではかなり評価されてます。エビデンスも出てきました。日本においては不当な評価のように思えます。20年前の脊髄刺激療法とは違うと思います。例えるなら脊髄刺激療法はパソコンの進化くらい進化していると思います。
手技的にもそれほど困難ではありません。一時的脊髄刺激療法であれば8割以上は30分以内に終了します。
ヨーロッパでは冠動脈狭窄がない薬物抵抗性の冠攣縮性の狭心痛にとても効果があるようです。日本においてはほとんど経験がありません。
バイパス適応のない下肢潰瘍にもかなり効果あります。(ただし、小さな繰り返す潰瘍です。)

自分自身は痛みが長続きし、プレガバリン、トラムセットが効果少なければ必ず脊髄刺激療法を試します。
痛みがある患者さんは試すべきの治療だと思います。
コメント
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