さあ、明日からGWですね。風は土曜日・日曜日が南強風の予報です。
連休後半も少しでも乗ることができたらいいですね。
連休期間中は午前中干潮の中潮~大潮の潮汐です。
本内容は再掲ですが、GW中の北海面での走行にはお気を付けください。
03/11以前 砂州あり 貝殻島から第一海堡
03/11以降 砂州消滅 貝殻島から第一海堡(左画像のさらに左方向)
03/11の東日本大震災の津波の影響で突端から第一海堡にかけて形成されていた「砂州」が消失
しました。コンディションによっては、突端付近の走行に危険が伴う可能性が増したと思われます。
今日のコンディション(04/10)
・注意エリア 富津岬北海面 貝殻島から第一海堡にかけて
・風速 09:00頃に風速減少 北東5m/s以下 (09:00以前は北東5~7m/s程度でプレーニング可能風域)
・今日の潮汐 満潮時間 7:24 潮位158㎝ 干潮時間 14:58 42㎝ でしたので8:00以降は突端付近は
北から南にかけて強い潮の流れがありました。
・前日の強い南風の影響で、南からのうねりが残っていたため、「北から南方向の潮流」と「南からのうねり」が
ちょうど突端付近で複雑な造波をしていました。
突端駐車場付近の浜から出艇後、貝殻島を越えた先で(遠近ともに)タック・ジャイブをすると、
このコンディションでは潮の流れに負けて、時間をかけずに富津岬突端から下側の南海面に
押し流されてしまいます。
ひとえに、今までストッパーの役割を果たしていた砂州が消失してしまったことが原因で、
突端付近は全域で北から南への潮流が常在化してしまったことになります。(南から北への
流れの時間もあり)
砂州がなくなって視界が開けましたので、だれもがそちらに向かって走らせたくなる気分が
芽生えることは容易に想像できます。以前から突端付近で南海面に流されることは
ありましたが、これからは今までの比ではないような気がしております。
つきましては、各自 当日の風と潮汐の動きを把握して出艇することはもちろんのこと、
・不慣れな方 突端付近に近づかないこと。
・習熟者 習熟者であっても、風が無くなった時に元砂州付近にいた場合は確実に流されます。
さらに、元砂州のあたりは当然フィンヒットの可能性も高いです。つまり、以前に砂州があった
場所を思い描きつつ、元砂州の上側での走行をおすすめします。
他に砂州消失に伴う走行上の注意にお気づきの方がいらっしゃいましたら
情報をお聞かせください。(どこが浅いとか、どこが潮の流れが速いとか・・・)
大変懸念しておりますので、本内容につきましては今後も繰り返し記事投稿してまいります。
◆◆◆ 懸念どおりに「流されてしまうケースが頻発した場合」を杞憂しております。 ◆◆◆
海上保安庁に救助依頼した場合には、海上保安庁の巡視艇・ヘリコプターが出動します。
加えて地元の漁協からの救助応援があります。
東日本大震災の津波の影響で、富津漁協(北海面)・新富津漁協(南海面)は大変な被害を
受けました。数億円にのぼる被害を受けたうえに、破壊された海苔網の回収・修理に日々追われている
状況を目の当たりにしております。その渦中に、救助のために漁協船および海上保安庁に
出動いただくのは大変心苦しい限りです。ましてや「救助出動」を増やす原因をつくることなど
してはならないことは明らかです。
是非とも、WSFerの皆様には 「海難」を未然に防いで、自分を守るとともに地域への心遣いを
していただきたくお願い申しあげる次第です。