見えた??
見つけた??
薄く透き通るような白い翅。
2頭のウスバシロチョウが、山のつつじで休んでいた。
撮り始めると、あちこちに舞っている。
撮影が太陽を反射する向きだったので、翅の色がそのまま見えるが、
本当に薄羽で、オーガンジーや羽衣のよう。
アゲハ属なので、ウスバアゲハと呼ぶべきなど、いろいろあるらしいけど、
ウスバシロアゲハってとこかな、見た目は。
またの名はアポロチョウ。ギリシャ神話の太陽神アポロンからきているという。
はかなげで日光に弱そうだけど、太陽が好きなのかな。
日をたくさん浴びるように、翅を広げているのがよく目に付く。
また、高山チョウで林を好む、といわれている。
やはり、太陽が好きなれど日陰に住む、のかな。
見た目に頼りなげな女性が実はたくましいなんてのも、よくあるけど、
ウスバシロチョウも、実は、ある意味たくましい。
150万年前の氷河期を生き延びたチョウなのだ。
その後の環境の変化に合わせた亜種があり、世界で35種ほどでありながら、
アッチの谷とコッチの山ではちょっと違う、という気の引き方もまたお見事で、
パルナシウス学(学術名)という専門分野ができてしまった。
うむ。。。見習わねば。。。。
年1回、5月頃にだけ見られる。
林の周辺や畑で見られ、ネギボウズやレンゲなど、いろいろな花でよく吸蜜する。
北方系のチョウで、西南日本では分布が限られる。
@ウスバシロチョウ 昆虫エクスプローラ
http://www.insects.jp/kon-tyousubasiro.htm
ウスバシロチョウ属(パルナシウス)は氷河期の生き残りと言われており、
日本には3種類いるが本州で会えるのはこのウスバシロチョウ1種のみ。
他の2種(ウスバキチョウ、ヒメウスバシロチョウ)は北海道特産種で、
その内ウスバキチョウは大雪山系にしか生き残っていない国の特別天然記念物。
@ウスバシロチョウ 一寸の虫にも五分の魂
http://issun.exblog.jp/10964758/
パルナシウス( Parnassius )。
ギリシャの神々が住む山、パルナッソス山に因んで名付けられました。
またの名はアポロチョウ。この名もギリシャ神話の太陽の神アポロンから。
日本ではウスバシロチョウと呼ばれています。
@うすばしろちょう 森羅万象
http://www.asahi-net.or.jp/~aj6h-ab/1078.htm
成虫は年1回、5から6月ごろ発生、陽光を好み、翅を開いたまま種々の草花に止まります。
@ウスバシロチョウ 会津若松市
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/ikimono/musi/60114.html
本本土に生息する、唯一のパルナシウス。
学名のglacialisは「氷の」という意味で、氷を連想させる本種の羽から来ていると思われる。
和名は「薄い羽のシロチョウ」の意。
山や谷ごとに羽の模様が変わり、また、個体変異も多いこの仲間は世界でも愛好家が多くいる人気のあるグループです。
学名のParnassiusはギリシャ神話のアポロが住む山、Panassos(パルナッソス)山からきています。
和名は「薄い羽のアゲハ」または「薄い羽のシロチョウ」の意。
多くは高山に生息しており、高山蝶として扱われます。
@ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ属 ぷてろんワールド
http://www.pteron-world.com/topics/classfication/papilionidae/parnassiini2.html#parnassius
藤枝市の大久保キャンプ場・グラススキー場周辺で、群れ飛ぶ姿に出会える。
ウスバシロチョウを先週の日曜日も写真を撮りに来ていた方がいましたよ。
鳥の声、緑の空気、鮮やかな花、そりゃ、チョウチョも気持ちいいでしょうね!
今年は梅雨が早そうだけど、節電や避暑に大久保キャンプ場、いいですね。