伊豆肝友会ブログ

肝臓病に悩む仲間たちで情報交換、勉強会を行っています。

5/30 定例会活動報告

2012-06-30 21:06:17 | 伊豆肝友会について

今日は梅雨の合間の好天気で最高気温も28℃と大変暑い一日でした。
いつもの中郷文化プラザで定例会を行いました。

1.伊豆肝友会ブログについて
会員でもインターネットでこのBLOGを見ることが出来ない方もいらっしゃいますので、最近の記事を印刷して配布しました。記事の中から
・“魚を毎日1匹”で肝臓がんリスクが低下
・IPS細胞の話題
などの話ににも触れ、「魚で肝がんリスクが・・・」では、n-3不飽和脂肪酸を豊富に含む魚についての資料を配布しました。

2.肝外徴候について
小金井地区肝友会会報誌よりの肝外徴候についての講演資料を使用させて頂きました。小林先生に不明な箇所について解説して頂きました。

3.参加者の近況報告
 大変ショックで残念な報告がありました。C型肝炎の男性ですが昨年6年目の肝がん再発で切除手術を行いましたが、今回は肝臓ではなくてすい臓にがんが出来てしまったということです。これは転移ではなく、たまたま近い時期にできたものだそうです。がんは血管に絡み付いているため手術は出来ず、通院で抗癌剤治療を受けているそうです。幸い抗癌剤が効いているらしく大きさは3cmから2.3cmになったということです。 
 会員の中には肝がん経験者が大勢いますが今日の報告は本当にショッキングでした。治療がうまくいくように願うのみです。

 C型肝炎女性より8月からテラプレビルを始めるとの報告が有りました。あまり無理をせず1週間程度で続けるかどうかを判断するそうです。会員では初めての治療ですのでまた経過を聞かせて頂きたいと思います。


(その他)
今日NHKスペシャルで日本のがん治療についてやっていましたが、国にがん治療の体制や仕組みをもっと改善し、治療技術の進歩のスピードを加速させてもらいたいものです。私達も自分や家族ががんになるかもしれないと考え、自分達にも出来る事を実行していかなくてはいけないと強く感じました。

 


B型肝炎訴訟

2012-06-30 06:11:20 | 参考資料

B型肝炎、新たに675人提訴 (2012年6月28日 読売新聞)

 乳幼児期の集団予防接種での注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者や遺族が国に賠償を求めたB型肝炎訴訟で、新たに計675人が27日、全国15地裁に一斉提訴した。
 これで一連の訴訟の提訴者は5100人を超えた。 


B型肝炎、原告「国は責任取れ」 和解は1割弱(2012年6月28日共同通信)

全国B型肝炎訴訟の原告ら約150人が28日、厚生労働省前に集まり、早期救済を求めて「国は加害者として責任を取れ」と抗議の声を上げた。原告と国側が和解に合意してこの日で1年となったが、和解した原告は1割弱にとどまっている。


ニュース

2012-06-12 21:30:12 | 参考資料

・iPS細胞で人の肝臓作製(6月8日SankeiBizより)
 さまざまな細胞になる能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、マウスの体内で人間の小さな肝臓を作り出すことに横浜市立大などのチームが成功したことが、8日までに分かった。肝不全の患者に作った臓器を移植する治療や、医薬品の開発に応用できる可能性がある。 

 ・がん攻撃のT細胞をiPS細胞から作製…東大(6月10日読売新聞
 あらゆる細胞に変わる能力を持つ、人間のiPS細胞(新型万能細胞)から、がんやウイルス感染細胞を攻撃する、免疫系のT細胞を作り出すことに、東京大学医科学研究所が成功した。 

・「がん細胞だけ死滅」成功…愛知県がんセンター(6月11日読売新聞
 愛知県がんセンター研究所・発がん制御研究部の稲垣昌樹部長(細胞生物学)らの研究チームは11日、試験管での培養実験で、正常な細胞は生かし、がん細胞だけを死滅させることに成功したと発表した。

 


肝臓がん撲滅市民公開講座

2012-06-12 21:07:51 | お知らせ

日本肝臓学会主催による「肝臓がん撲滅市民公開講座」が開催されます。

日時:平成24年7月7日(土) 13:30~16:00
場所:三島市民文化会館小ホール

司会 村松 咲恵(フリーアナウンサー)

講演   
1 『肝がんになりやすいグループを認識する』
 田中 純子 先生 (広島大学・医歯薬保健学研究院 総合健康科学部門・教授 )
2 『肝がんにならないようにする方法(抗ウイルス療法 HBVとHCV)』
 玄田 拓哉 先生(順天堂大学医学部附属静岡病院・消化器内科・准教授)
3 『肝がんになった場合の早期治療法(早期診断とRFA)』
 石川 達 先生(新潟済生会第二病院・消化器内科) 
4 『進んでしまった肝がん治療をあきらめない(切除と肝移植)』
 有井 滋樹 先生(浜松労災病院・病院長) 

皆様の質問に答えよう

参加費無料
事前申込不要
定員:300名

 

 


6月30日(土) 定例会(体験交流)

2012-06-10 21:36:26 | 予定

今回は体験交流を中心に行います。
最近の体調や治療、検査、また疑問など何でも結構です。皆さんに聞かせて下さい。

検査データ結果をお持ちください。

※会員でない肝炎や肝がんに不安をお持ちの方やご家族の方、見学にいらして下さい。


日時 平成24年6月30日(土) 13:30~15:30
内容 ①体験交流
   ②お知らせ
場所 中郷文化プラザ(三島市梅名)

場所 中郷文化プラザ(三島市梅名)
交通 三島駅(伊豆箱根鉄道)→大場駅下車 
駅前より循環バスなかざと号
13:00発→中郷文化プラザ下車13:11 


“魚を毎日1匹”で肝臓がんリスクが低下

2012-06-08 22:10:13 | 参考資料

国立がん研究センターなどの研究班によると、B型C型肝炎の人で魚をよく食べるとあまり食べない人と比べると、肝臓がんのリスクが36%小さくなるという研究が発表されました。

よく食べるとは・・・毎日一匹だそうです

サプリメントの摂取で同じことが言えるかどうかは分からないそうです。

6/8 NHKニュース
6/8 時事ドットコム
6/8 読売新聞 


5/19活動報告

2012-06-03 09:16:53 | 活動

遅くなりましたが5月19日に行いました定例会の報告をします。

1.2012年度の総会が行われました。
(1)2011年度活動報告、会計報告
(2)2012年度活動計画
 ・勉強会や情報交換を行い肝臓病と向き合い改善して行きましょう
 ・皆で力を合わせて、肝炎治療・治療費・差別などについて国や県に働きかけましょう
 ・まだまだ多く潜在している肝炎患者や治療を受けていない人たちに呼び掛けを行って行きましょう
などを確認しました。

2.肝炎患者の生活実態と意見(日肝協アンケート)について
肝炎患者の現状として
・患者が高齢化 ・・・60代以上が80%
・重篤化している ・・・35.5%が肝硬変、肝がん
・肝臓病以外の病気を合わせ患っている・・・高血圧、糖尿病、甲状腺 
 

3.テラプレビルの副作用について
 C型肝炎の新薬であるテラプレビルについて、厚労省より重い腎障害の報告が有りました。これを受けて日本肝臓病学会のC型肝炎治療ガイドラインが見直しされ、「66歳以上は原則として使わない」と扱いを慎重にしました。 
せっかく期待されていた新薬ですが実際どの様に使用されていくのか注目していきます。