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思考内リゾート

仲良しとの雨の帰り道

時々、人々の様子の一場面に遭遇することがありますね。

雨が降る昨日の夕方の話。
大阪は夕方、割りかしの本格的な雨振り。
私は車で夕飯を買いに、いつもの近くのショッピングモールへ出掛けました。

立体駐車場の一階から続く店舗の入り口付近にお父さんと、その中学生くらいの娘さん。
その2人から少し遠い位置にいる、娘さんと同い年くらいの中学生の女の子がいて、お父さんとその友達は穏やか笑顔とともに挨拶していて。
私にも微笑ましい光景でした。

(こういう時って案外、友達も相手の親の方を意識しないかのように挨拶もしなくてまた、
親も子供達の話の流れに任せるようにその中に入らないように、友達に挨拶もしないことがよくあると思います。
お互い意識しないつもりでいながら実際は意識しているような、でもそれがごくごく普通と思ったりしていそうで。)
 
でもこのお父さんは先程も書いたように笑顔でしっかり、娘さんの友達に挨拶されていて、初対面でもお父さんの好印象の状況がすぐ手に取るようにわかりました。
 
どうもお父さん、娘さんを車で迎えにきたらしいのですが、その前にショッピングモール内で娘さんは友達に会ったらしい感じです。
 
(父さんが迎えにくる直前かお父さんが迎えるに来るまでかなり盛り上がるほど話していたのかわかりませんが。)
 
娘さんは『友達と一緒に帰る』と言い出します。
驚いて娘の顔を見る父さん。「雨、降ってるよ。」と娘をかなり心配します。
 
そんなやり取りをしていました。ただ私はその場面の横を通り過ぎただけなんでそれ以降のことは私にはわかりません。
 
そのままを受け取り、この時は私は『この娘さんは友達とただ一緒に帰りたかった』と思っていました。

以上が私の見て思った光景でした。
 
しかしその後 私、結婚もしたことないし、子供も居ないけれど、それ以外のこともふと考えてみたのですよ。
 
本当に、あの娘さんは友達とずっとしゃべりたくて一緒に帰りたかったか。
 
それとも自分だけ雨に濡れず車で帰るのは気が引けたのか。
娘さんは、自分だけ車で帰るのは友達に悪い気がして、『友達も車で送ってほしい』と思っているけれど、もしこの場で頼んで、お父さんが難色を示したら、雰囲気が悪くなり友達を傷つけてしまう。
だったら遠回しに父さんに伝わるように仕掛けてみる、“私の気持ちを読んで!”とばかりに「雨の中でも帰る」と父さんに告げてみる…。
 
※『父親の乗ってきた車(“父親の体臭がこもっている”の意味)が臭いから友達に知られたくなく、でも自分だけ帰るのも避けようとしている娘さん』ではなさそうです。そういう時こそ、『消臭力 クルマ用』を使用するべきです!お父さんの匂いもかき消してくれることでしょう。知らんけど。
 
でも私が一般的なお父さんなら、娘さんが雨の中でも一緒に帰ると言ったとしても一応友達にも「送って行こうか?」としつこくでも誘うんでしょうね。
大人には万が一『嫌がれること』も考慮に入れてでも大きな気持ちでいることが出来ると思いもします、が…。
 
でもどうなんだろう。
理解のある親として、気の利くところを見せてみたく、『私を気にせず話したいことがことがたくさんあるかもしれないから』と、そのまま娘の言うまま別れたほうがいいと思うか。
 
この時の場面での私の考えは、「…若いから雨なんて気にならないし、親のことも気にしたくないから、雨の中でも一緒に帰りたいのかな。」と若い頃よくある一場面のようにも思いました。
よくあるじゃないですか?人と話していて、いいテンションになる時、もうちょっと話していたいなと思う時。そんな感じだったのかなと思いつつ。

ここまで書いておいて、結果どうなったかわからずですみません。
そんな風に私自身の身に起こってもいないことを勝手に気を回したりしてウダウダ考えを巡らせていました。

でもでも「雨の中でも一緒に帰りたいと思う相手っていいな。そう思ってくれる相手がいていいな。」と、
友に乏しい私はズレたそこに憧れます。
そんなことのほうは私の身に起こってほしいと考えるのでした。
 
最後までお付き合いいただきありがとうございます。

※写真、臨場感が必要と思ったため今日撮影してきました。わざわざではなく、近い場所だからの訳で撮ってきただけです。
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