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思考内リゾート

寸分の差でガンプラが買えなかった今日

ずっと書こうと思っていたテーマでしたが、
事情を知らない方や、たまたま訪れた方が読んでいただけるような内容にするのに自信がなく、書けずにいました。
けれど今日の私の出来事なら書けるように思い、書くことにしました。
(ちなみに見出し画像はガンプラではありません。ややこしくてすみません)

ガンプラ。
『ガンダムのプラモデル』の略。
それは『ガンダム』の世界に登場する様々な人型メカを縮尺して再現したプラスチックモデルです。
それらは基本的に人型で、ガンダムの世界ではモビルスーツ(頭文字を取って『MS』)と言います。

令和の時代に『仮面ライダー』や『ウルトラマン』が続いていくように『ガンダム』も終わりません。

いや『ガンダム世界』は、一応、ひとつの地球•宇宙世界(もちろんアニメ上ですが)で、時代は違えて起った数多くの戦争の話になっています。

つまり一つの世界の時系列で、何度も繰り返されてきた人間の戦争の歴史ということです。
それが語られたのが『ターンエーガンダム』というお話の中です。
そんな感じに世界感がまとめられることになっていました。
(ただこの設定が変わってしまっている可能性もあるかもしれないので、鵜呑みにしないで下さい。)

なので、数たくさんあるガンダム作品は、今流行りの並行するパラレルワールドでないのです。
もし、それぞれのガンダム作品のガンダムが集まることになると、別世界を超えてでなく、時間を超えてくることになります。

そんな世界観に由来するガンプラが今、手に入らないのです。
新商品でなくとも、もうだいぶ前のプラモデルの再販でも手に入らないのです。
再販されるたび、すぐに完売です。

その事情はもうこれ以上長いのも何なので他の方の説明に任せます…。
(簡単に説明するなら『コロナ』絡みですが)

とにかく自分の欲しいガンプラのキットが手に入らない状況です。

アニメ上で、最近放送されたガンダム作品やガンダムをテーマにしたゲーム関連のガンプラは、
割とガンダムのプラモデルを扱うお店で残っていたりする可能性もありますが、
それも時間が経つと売れてしまうかもで、もし欲しい商品があれば、店頭に在庫が6個くらいあってもゲットしておくべきです。
次、同じ店舗に訪れた時、まだ在庫があっても「あの時、急いで買うんじゃなかった」と後悔するものでもないです。
今後、すぐ売れてしまう可能性もあるので、欲しいものがあれば欲しい時に手に入れて置くのが今の正しいやり方です。

それがメーカー希望価格より20%引きだったら即購入でしょう。
もちろんその商品に愛着があるのならです。

そんな感じの、プラモデル売り場(屋)のガンプラ状況であります。
ここまでが私なりのガンプラを取り巻く前説です。

そんな今日、ショッピングモールにある家電量販のジョーシンにある『キッズランド』に寄りました。
(『キッズランド』とは、知らない方に説明させていただくと、家電量販店の『ジョーシン』のおもちゃ売り場のことで、ここには普通にプラモデル類も置いています、しかもだいたい2割引き。日本のお城も。
考えてみたら、純粋にプラモデルしか扱わないプラモデル屋って、ここしばらく30年くらい行ったことないですかね。)

そしてこの『ジョーシン・キッズランド』では何とガンプラは、みんなにも商品が回るようにと『一人一個』しか買えないルールとなっています。

これでけっこう悩む時があります。
欲しいのが二種類あると、一個はしっかり持って確保しておいて、もう一つと比較検討するのです。
妄想力が活発となります。MSが頭の中で大活躍します…えっ、私だけ?
けっこうこの光景は、私自身だけでなく他の方にも見かけるような気がしますね。

そんな興奮時、もし尿意が襲ってきたら、思考を中断してまさか手に持っているものを一旦棚に置いて、
呑気にトイレに行ってみようものなら、その隙に置いておいたものは他の人に買われてしまうという悲劇に確実に見舞われてしまいかねないのです。

今のガンプラ事情を知らない方はご存じないでしょうが、次々と私のような(ほんとはもっと若いのでしょう)ガンプラ目当ての男性が次々売り場にやってきて、目ぼしいものがなければすぐ退去していくそんな光景に良く出くわしますから、うかうかはしてられないのです。

そのためにもトイレはジョーシンに入ってすぐに行くことにいつのまにかなっていました。たいてい入口付近にあったりしますね。
今日もいつも通りの行動パターンです。

ただ今日に関しては、このトイレ時間が仇(あだ)となりました。

スッキリ気分でガンプラ売り場へ行くと、すでに青年がなんと『HGUCジム・スナイパーⅡ』の箱を持って、箱横の商品説明をじっくり読んでいるではありませんか?

知らない方に説明させていただくと、この『ジム・スナイパーⅡ』とは、青・水色系の、人間の大きさのほぼ10倍のアニメ内の設定の人型メカで、スナイパーというだけあって狙撃用の大型ライフルを持っていてるのです。
しかもこのプラモデルにはよく出来た小型のメカも付いてきます。

私はふと思います。
『私よりも確実20は若く、リア充っぽい服装(この言葉がもう死語なら尚更青年はその箱は棚に直すべき…)』
『何もそのガンプラを今私の目の前で買おうとする必要はないでのはないか。
青年よ、他にも楽しみがありそうじゃないか?
是非、それはここにいる冴えないオッサンのために置いて去って行きたまえ』などと念じてみましたが、その青年、私の念も通じず、そのままレジへと行ってしまいましたとさ。

取り残される私。

もういいんです。こうなってしまって敗者の言い訳を心の中でつぶやく私。
「あんなに箱横の説明やら商品画像を喰い入るように見ているだけで私は買えなくても満足!』、「あそこまで熱中するなら納得です、良かったですね」と。
もうここまで来ると「オッサン、何様や?」ですね…。

う〜ん、いつもの習慣でトイレに行ってなければ、あのキットは『思考内リゾート専用ジム・スナイパーⅡ』になっていたのにって思います…。

その後、ガンプラ売り場に残っていたのは、他の『ジョーシン・キッズランド』で時々見かける、今欲しくないガンプラばかりだったりしました。なので何も買わず。
あんな強がりで誤魔化してもすぐ虚無感に乗っ取られてしまいました。しばらく寸分の差で買えなかったことで鬱な気分のままになりました。
私、ほんとメンタルが豆腐なんです。

結局私、何が大事だったか自分で振り返ってみると、『尿意も忘れるくらい少しの間集中する力が必要』と言うことでしょう。
でも今回は絶対、何かしらあのお兄さんに負けていた“もの”があるのでしょう。
幸運とかそんな感じのものとか

きっと『ガンダム世界』の宇宙の戦場でこの若者と出会い、戦うことになっても多分、私のザクⅡは大型ロングライフルに撃ち抜かれていたことでしょう。

以上、『寸分の差でガンプラが買えなかった今日』の話でした。

今回、ほんとに長々の説明文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ブログ再開宣言後にこんなことに遭遇するとは。
どうも各キッズランドの店舗によって、販売日時や客の嗜好が違っていて意外なものが残っていたりすることに、ちょっといつも一縷の望みを託してつい寄ってしまう私です。

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