評価:★★★★[4/5]
中国系ファンドの有効的企業買収の裏に隠された真実とは・・。
期待通りの骨太な作品に仕上がっていた!
コレを機に、なんとかファンドというものを
少しは勉強するのも悪くないかも(むりむり)
◇
日本を代表するアカマ自動車の買収に
突然名乗りを上げた、ある中国系新興ファンド。
そして、自分らの会社が買収されるという情報を受け、
突然、戦場に放り込まれたようにうろたえる企業幹部ら。
その幹部のなかには、芝野(柴田恭平)の名もあった。
芝野も今回に限っては手に負えないと思ったのか
かつての盟友に助けて欲しいと祈願するのだった。
その盟友こそが天才ファンド・マネージャーとして
数年前に日本を席巻していた男である。
その男がホワイトナイトとしてアカマ自動車側に付くのだが・・
出てくる専門用語の意味が分からないと
ほとんどドラマに関して置いてけぼりを食らってしまいそうな
非常に難易度の高い映画ではないかと危惧していましたが
意外にも、シロウトのワタシにもわかり易く描かれていたので、
その辺りの心配はいらないと思われる。
(って『天使と悪魔』でも同じこと言ってたな・・)
しかしながら、完全なるテレビドラマの続編なので
人物相関図だけはチェックしておいた方が良いかもしれません。
アカマ自動車の幹部に芝野が居て、
天才ファンド・マネージャー鷲津との
かつての三葉銀行での攻防戦なんかも知っておくと
南国に居る鷲津(大森南朋)に会いに行く柴野は
いったいどんな思いで助けを乞うたのかが
とても分かり易くなると思います。
◇
徹底した合理主義で幾多の企業を買い叩き、
“ハゲタカ”の異名をもつ鷲津。
日本のマーケットに絶望し海外生活を送っていた彼の元へ、
盟友・芝野が訪れる。巨大中国系ファンドが
日本有数の大手自動車会社の買収を画策している…
その危機から救ってほしいと、頼みに来たのだ。
中国系ファンドの命を受けたのは、
かつて鷲津のもとで働いていた過去を持つ“赤いハゲタカ”劉。
運命的に出会う、二人の天才ファンドマネージャー。
ここに「日本が買い叩かれる」という未曾有の買収戦争が勃発し、
“ハゲタカ”対“赤いハゲタカ”の壮絶なバトルが始まる。
金のない悲劇と、金のある悲劇。
その終幕に、2人は、そして日本はどこへ向かおうとしているのか―。
<映画サイト>
◇
今回、映画版では中国系新興ファンドが新たに登場し
そこの天才ファンド・マネージャーのリュウ・イーファ(玉山鉄二)が
中心となっていろいろ仕掛けて来るわけですが
天才VS天才というハイレベルな戦いに胸が高鳴り
大いに期待が膨らんでしまっているワタシです。
そこには、フィクションと言えども現実に起こりうる可能性は
当然あるわけで、同じ天才同士の戦いを描く
『DEATH NOTE デスノート』とは真実味が違いますね(あたりまえ)^^
クライマックスでアカマ自動車の買収合戦が始まるのですが
1700円から徐々に買収金額が上がって行き、赤いハゲタカらは
動揺もせず底なしに金額を釣り上げて行く過程に
彼らのバックボーンには想像もつかないくらいの
巨大企業の存在を示唆せずにはいられない鷲津だった。
そこで鷲津たちはある作戦を思いつくのだが、
さすがにこの辺りになってくると
ファンドの世界を、そこそこ知ってないと意味が判らないですね。
鷲津は自分の事務所から幾らまでなら出せるかと聞くが
「どうがんばっても2000円が限度」という答えしか帰って来ない。
しかしながら、ワタシは、その2000円という数字が
いったいどのくらいの金額になるのかが瞬時に分からない^^;
クライマックスの攻防戦に関して、鷲津がドバイに出向いた際に、
大物投資家を説得するスリリングなシーンが後の重要な伏線となり
トリッキーな作戦を用いて、赤いハゲタカをねじ伏せていく展開は
爽快感さえ漂わせていた。
おまけ)
・有効的企業買収が、敵対的企業買収に豹変した時
“乗っ取り”という恐怖が画面からひしひしと伝わって来た。
・アカマ自動車の新車発表会に出て来た車は
フォルム、性能共にイマイチな感じでしたね。
日本を代表するようなスポーツカーとはお世辞にも言えない。
あの車のベース車両が気になって仕方ないんですけど(笑)
・かつて父親を鷲津に殺されたという新聞記者の三島由香(栗山千明)。
そういったところの恨みなどはないのだろうかと不思議だった。
・IT企業の若き社長・西野治(松田龍平)が鷲津に誘われ
いっしょに赤いハゲタカ落としに参加するが
イマイチなにをしていたのかが分かりづらかった。
・実際問題としてこんな記事があった。
“中国の戦略は、まず技術協力を要請する。
しかし、協力が得られなければ買収というやり方を取る。”
軍資金200兆円という外貨準備金を楯に、
日本の食品技術をかっさらって行こうとする動きが・・・。
http://news.livedoor.com/article/detail/4156801/
<livedoorニュース5月>
----------------------------------------------------------
監督:大友啓史
脚本:林宏司
撮影:清久素延
音楽:佐藤直紀
出演:大森南朋/玉山鉄二/栗山千明/遠藤憲一/松田龍平/中尾彬/
柴田恭兵/嶋田久作/
『ハゲタカ』
中国系ファンドの有効的企業買収の裏に隠された真実とは・・。
期待通りの骨太な作品に仕上がっていた!
コレを機に、なんとかファンドというものを
少しは勉強するのも悪くないかも(むりむり)
◇
日本を代表するアカマ自動車の買収に
突然名乗りを上げた、ある中国系新興ファンド。
そして、自分らの会社が買収されるという情報を受け、
突然、戦場に放り込まれたようにうろたえる企業幹部ら。
その幹部のなかには、芝野(柴田恭平)の名もあった。
芝野も今回に限っては手に負えないと思ったのか
かつての盟友に助けて欲しいと祈願するのだった。
その盟友こそが天才ファンド・マネージャーとして
数年前に日本を席巻していた男である。
その男がホワイトナイトとしてアカマ自動車側に付くのだが・・
出てくる専門用語の意味が分からないと
ほとんどドラマに関して置いてけぼりを食らってしまいそうな
非常に難易度の高い映画ではないかと危惧していましたが
意外にも、シロウトのワタシにもわかり易く描かれていたので、
その辺りの心配はいらないと思われる。
(って『天使と悪魔』でも同じこと言ってたな・・)
しかしながら、完全なるテレビドラマの続編なので
人物相関図だけはチェックしておいた方が良いかもしれません。
アカマ自動車の幹部に芝野が居て、
天才ファンド・マネージャー鷲津との
かつての三葉銀行での攻防戦なんかも知っておくと
南国に居る鷲津(大森南朋)に会いに行く柴野は
いったいどんな思いで助けを乞うたのかが
とても分かり易くなると思います。
◇
徹底した合理主義で幾多の企業を買い叩き、
“ハゲタカ”の異名をもつ鷲津。
日本のマーケットに絶望し海外生活を送っていた彼の元へ、
盟友・芝野が訪れる。巨大中国系ファンドが
日本有数の大手自動車会社の買収を画策している…
その危機から救ってほしいと、頼みに来たのだ。
中国系ファンドの命を受けたのは、
かつて鷲津のもとで働いていた過去を持つ“赤いハゲタカ”劉。
運命的に出会う、二人の天才ファンドマネージャー。
ここに「日本が買い叩かれる」という未曾有の買収戦争が勃発し、
“ハゲタカ”対“赤いハゲタカ”の壮絶なバトルが始まる。
金のない悲劇と、金のある悲劇。
その終幕に、2人は、そして日本はどこへ向かおうとしているのか―。
<映画サイト>
◇
今回、映画版では中国系新興ファンドが新たに登場し
そこの天才ファンド・マネージャーのリュウ・イーファ(玉山鉄二)が
中心となっていろいろ仕掛けて来るわけですが
天才VS天才というハイレベルな戦いに胸が高鳴り
大いに期待が膨らんでしまっているワタシです。
そこには、フィクションと言えども現実に起こりうる可能性は
当然あるわけで、同じ天才同士の戦いを描く
『DEATH NOTE デスノート』とは真実味が違いますね(あたりまえ)^^
クライマックスでアカマ自動車の買収合戦が始まるのですが
1700円から徐々に買収金額が上がって行き、赤いハゲタカらは
動揺もせず底なしに金額を釣り上げて行く過程に
彼らのバックボーンには想像もつかないくらいの
巨大企業の存在を示唆せずにはいられない鷲津だった。
そこで鷲津たちはある作戦を思いつくのだが、
さすがにこの辺りになってくると
ファンドの世界を、そこそこ知ってないと意味が判らないですね。
鷲津は自分の事務所から幾らまでなら出せるかと聞くが
「どうがんばっても2000円が限度」という答えしか帰って来ない。
しかしながら、ワタシは、その2000円という数字が
いったいどのくらいの金額になるのかが瞬時に分からない^^;
クライマックスの攻防戦に関して、鷲津がドバイに出向いた際に、
大物投資家を説得するスリリングなシーンが後の重要な伏線となり
トリッキーな作戦を用いて、赤いハゲタカをねじ伏せていく展開は
爽快感さえ漂わせていた。
おまけ)
・有効的企業買収が、敵対的企業買収に豹変した時
“乗っ取り”という恐怖が画面からひしひしと伝わって来た。
・アカマ自動車の新車発表会に出て来た車は
フォルム、性能共にイマイチな感じでしたね。
日本を代表するようなスポーツカーとはお世辞にも言えない。
あの車のベース車両が気になって仕方ないんですけど(笑)
・かつて父親を鷲津に殺されたという新聞記者の三島由香(栗山千明)。
そういったところの恨みなどはないのだろうかと不思議だった。
・IT企業の若き社長・西野治(松田龍平)が鷲津に誘われ
いっしょに赤いハゲタカ落としに参加するが
イマイチなにをしていたのかが分かりづらかった。
・実際問題としてこんな記事があった。
“中国の戦略は、まず技術協力を要請する。
しかし、協力が得られなければ買収というやり方を取る。”
軍資金200兆円という外貨準備金を楯に、
日本の食品技術をかっさらって行こうとする動きが・・・。
http://news.livedoor.com/article/detail/4156801/
<livedoorニュース5月>
----------------------------------------------------------
監督:大友啓史
脚本:林宏司
撮影:清久素延
音楽:佐藤直紀
出演:大森南朋/玉山鉄二/栗山千明/遠藤憲一/松田龍平/中尾彬/
柴田恭兵/嶋田久作/
『ハゲタカ』
『キル・ビル』で人を殺しまくってた栗山千明ちゃんが、
「人殺しー!」と叫んでるシーンに「それはあんたや!」
と突っ込んでしまったタランティーノファンが何人いたことでしょう(=^_^=)
『おっぱいバレー』同様に『ハゲタカ!』とデカい声で言える作品ってのは、なかなか痛快ですね(⌒~⌒ι)
ドラマの大ファンのため、公開前に
再度、ドラマを鑑賞して臨みました。
現在の経済状況をリアルに反映しており、
ドラマでの脚本の高さ、役者の演技力
演出どれも最高の出来でした。
この作品は、観終わったあとに考えさせれます。
夢や希望を語るリーダー・・・
周りにいるのかなぁ、そんな人(笑)
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
>ドラマ版のころから、観てました。
そうでしたか。ワタクシ、『相棒』も含め
テレビから劇場へと移行して行くドラマはまったく観てないです^^;
先日の『ROOKIES』に関してもそんなんでしたから~(笑)
>「人殺しー!」と叫んでるシーンに「それはあんたや!」
ですよね^^
NHKのドラマ版サイトを見る限り、鷲津は土下座して謝ってましたからね
栗山ちゃんよりは人間味があったと思います^^
>『ハゲタカ!』とデカい声で言える作品ってのは、なかなか痛快ですね(⌒~⌒ι)
おハゲさんが「ハゲタカ、一枚!」ってチケット売り場のお姉さんに吹き出されそうです。
巷では短縮言葉にして「ハゲ!」でチケット買えるらしいですね(笑)
因みに「おっぱい!」でチケット買ってた大学生は度胸あったなぁ^^;
>ドラマの大ファンのため、公開前に
>再度、ドラマを鑑賞して臨みました。
ワタシは、NHKの公式サイトでの予習で挑みました^^
芝野がほんとに良いことを言ってましたね。
あのような言葉を言い切る芝野こそ
リーダーに相応しいのかもしれませんね^^
>あの車のベース車両が気になって仕方ないんですけど(笑)
1シーン、車内が映ってたので、シートの形状で分かりました(=^_^=) 「マ※ダ」の「R※-8」ですね。
いわゆる“Xメン”の業務車です(=^_^=)
>かつて父親を鷲津に殺されたという新聞記者の三島由香(栗山千明)。
ここはちと違います(・ω・)
三島ちゃんの親父は「自殺に追い込まれた」って設定です。
間接的には殺人かも知んないけど、、
あと三島ちゃんは事件記者じゃなく、TVキャスターです。
やってることは事件記者でしたが、、
骨太ながら、ドラマの頃の「鷲津のミステリアスさ」「芝野の存在感」みたいなのが消えてしまってて、そこが残念でした(×_×)
※追記:それにしても「西野屋旅館」・・ぜんぜん流行ってなさそうでしたが、、
>1シーン、車内が映ってたので、シートの形状で分かりました(=^_^=) 「マ※ダ」の「R※-8」ですね。
流石ですね!
そう言われてみれば、フロント以外は“それ”のまんまというシルエットですね。
天井の中央が微妙に窪んだ形状で確信しました^^
>三島ちゃんの親父は「自殺に追い込まれた」って設定です。
そうですよね。銀行からの貸し渋りが原因で
そのときの担当者が鷲津だったということですよね^^
>あと三島ちゃんは事件記者じゃなく、TVキャスターです。
そうだったんですか。これは分からなかったです^^;
>骨太ながら、ドラマの頃の「鷲津のミステリアスさ」「芝野の存在感」みたいなのが消えてしまってて
ドラマを観てなかったワタシでも、芝野の存在感は「こんなものなの?」みたいに感じましたから^^;
「こういう時代だからこそ夢を語れるリーダーの・・」
この台詞の時だけ輝いて見えました^^
>※追記:それにしても「西野屋旅館」・・ぜんぜん流行ってなさそうでしたが、、
「西乃屋」で^^了解しました。
あのIT企業の社長さんって西乃屋は副業なんですかね~^^;
この映画、やっとイオンシネマ岡崎にかかったので見てきました。
http://fishstory-movie.jp/
真ん中あたりまでは、なんだかなぁ・・・。
後半は、あれっ?、バンド物語で終わりか?
と思っていたら、最後にすべての物語がつながり、ハッピハッピーでした。
多部ちゃん、おいしい役でした。
まぁまぁ、見て良かった作品であります。
『ビッグ・フィッシュ』とは違うんですね(あたりまえ)^^
大森南朋さんは『ハゲタカ』とはひと味違う風貌ですね。
彼本来の姿はどちらに近いのでしょうかね~^^
なんと!坊主頭の子、高良健吾くんじゃないですか。
『ハゲタカ』ではアカマ自動車のさえない期間工を演じてましたよ^^
>多部ちゃん、おいしい役でした。
多部みかちゃんは紅一点でしょうか。
なかなかキュートでかわいいですね^^