ワイルド・スピード EURO MISSION

評価：★★★☆【３，５点】


終盤のみどころまでテンポ遅いが
そこは大金掛けた豪快な映画だけのことはある。

戦車でハイウェイをぶっ飛ばし他の車を木端微塵にする様は
まるで吸引力のずば抜けたダイソンの掃除機のよう（笑）

◇

前回のミッションで大金を手にし、
優雅な逃亡生活を送るドミニク。
そんな彼の前に宿敵であるＦＢＩ特別捜査官ホブスが現われ、
元エリート軍人ショウ率いる巨大国際犯罪組織に対する
捜査への協力を要請する。
彼らは捜査当局の追跡をものともせず、
ヨーロッパを拠点に特殊車両を駆使して
破格の規模で犯行を重ねていた。
ドミニクにイエスと言わせるためにホブスが用意していた切り札は、
なんと死んだはずの恋人レティだった。
彼女がショウ一味に加担しているというのだった。
それを聞いたドミニクは、
すぐさまブライアンたち馴染みの凄腕ドライバーを招集すると、
レティを巡る謎を解き明かすべく
ヨーロッパへと向かうのだったが…。
＜allcinema＞

◇

結局、こういう死んだはずの人間が蘇るパターンって
過去に幾つもあったけど
どれも面白い結果は出ていないように思われる＾＾；

今回、ワタシのお気に入りのジーナ・カラーノが御出演ってことで
正真正銘の格闘家の登場に彼女がスクリーンに映ってる間
ず～っと画面にくぎ付け状態でした（笑）



彼女主演の前作『エージェント・マロリー』では
ほとんど犯人追っかけ走ってるかグラップリング（寝技）のみ。
しかし本作では足払いから関節技に移行する一連動作ありの
生き返ったミシェルとの肉弾戦で堂々の打撃系アクションもみせている。
これはファンにとって彼女を知る貴重な映像で大満足（笑）

この映画、もはやワイルド・スピードの原点から
思いっきり脱線してるように思うがそれはそれで嫌いではない。

ただ、ラストのおまけ的映像で意外な人物が登場する。
大の車好きでヨーロッパ車特にアウディ８シリーズなんかよく乗ってた彼。
実は、シリーズ3作目『TOKYOドリフト』のカメラに映らないところで
こんなシーンが展開されてた的見せ方はよかったな～（笑）


【今週のツッコミ】
・シリーズ3作目だけ異色作扱いされてたけど
　本作で完全にシリーズ扱いされる展開に持って行ったことが嬉しいね。

・ちなみに3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は
　時系列からすると最新作の後に展開する物語りってことになる＾＾

・ハンの乗る車が東京新宿でまさかの横転爆破し
　その横を見知らぬ人物が不敵な笑いとともに通り過ぎる。
　このシリーズも遂に車好き俳優のお祭りシリーズになるのかな。

・ハイウェイを縦横無尽に劇破する戦車の弱点は
　自重より遥かに軽いはずのマスタング・エレノアだった＾＾；

・飛んで飛んで飛びまくってるシーン多発！
　挙句に空中人間ランデブーまで見せて最後は綺麗に着地って、、、。
　先回の金庫強盗の時よりも進化をみせるニュートンもびっくりの
　運動法則に笑ってしまった。
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監督：ジャスティン・リン
脚本：クリス・モーガン
撮影：スティーヴン・Ｆ・ウィンドン
音楽：ルーカス・ビダル


出演：ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ドウェイン・ジョンソン/
　　　　ミシェル・ロドリゲス/サン・カン/ジーナ・カラーノ


『ワイルド・スピード EURO MISSION』