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評価★★★☆【3.5点】
一見、平和主義で家族も守れない地味なヘタレ男が。。。
◆
郊外に暮らす中年男のハッチは、
自宅と職場を路線バスで往復すだけの退屈な毎日を送っていた。
地味で特徴のない彼は暴力や衝突を避けて
平和的に生きようとしているだけなのに、
ついには妻にも息子にもバカにされる始末。
そんな時、バスでチンピラ・グループと遭遇し、
いよいよ理性のタガが外れてしまうハッチだったが…。
<allcinema>
◆
深夜、家に侵入してきた二人組強盗に出くわし、
反撃する長男を見ても加勢せず相手の意のまま抵抗しない。
暴力が苦手で事件以降、長男が蔑みながら「マジ情けない父」。
妻にもベッドで仕切りされ、どこにも居場所のないヘタレさ加減だ。
隣人や同僚にも笑われ、男としてのプライドはズタズタ。
しかし、夜盗に持っていかれたネコのブレスレットを発端に
男にスイッチが入ってしまうから意外性で言えばマル。
ロシアン・マフィア相手に戦争を始めるが、祖父や異父兄弟とともに
どこから調達したのか銃器が凄いことになっている。
本人曰く「アルファベット3文字の会計士ほど恐ろしい者はいない」
これまさに自分のことを言っているわけだが(笑)
男のスキルから見れば、どこかの特殊工作員に在籍していた感じだ。
単純に日頃のフラストレーションの反動だけでは
ここまで周到な作戦やガジェットの段取りなんて絶対無理だし。
◆
【今週のツッコミ】
・銃を突きつけられても強盗らの僅かな動揺を見抜いていた冷静さ。
・実は人格が豹変しても人としてのやさしさが垣間見える。
強盗のお家の事情に同情しちゃうんだ、みたいな。
・肉弾戦、特に殴られる側のリアルなアクションは超一流。
バスの内部の一連のシーンは映画史に残りそう。
・マンネリ生活って平和的でいいと思うけどね。
・毎回、ゴミ出し失敗って。。。『アオラレ』のヒロインかよ。
・この男、実はかなりの大物であることは刑事の事情聴取中に
掛かってくる電話に対し刑事らの凍り付いた顔で読み取れる。
・『ブレイキング・バッド』の軽口弁護士のイメージがあるから
ドラマ内でキャラクターが180度豹変するのはピッタリかもね。
・あどけない娘だけはいつも父の味方。
------------------------------------------------------------------------------------
監督:イリヤ・ナイシュラー
脚本:デレク・コルスタッド
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、RZA
『Mr.ノーバディ』
一見、平和主義で家族も守れない地味なヘタレ男が。。。
◆
郊外に暮らす中年男のハッチは、
自宅と職場を路線バスで往復すだけの退屈な毎日を送っていた。
地味で特徴のない彼は暴力や衝突を避けて
平和的に生きようとしているだけなのに、
ついには妻にも息子にもバカにされる始末。
そんな時、バスでチンピラ・グループと遭遇し、
いよいよ理性のタガが外れてしまうハッチだったが…。
<allcinema>
◆
深夜、家に侵入してきた二人組強盗に出くわし、
反撃する長男を見ても加勢せず相手の意のまま抵抗しない。
暴力が苦手で事件以降、長男が蔑みながら「マジ情けない父」。
妻にもベッドで仕切りされ、どこにも居場所のないヘタレさ加減だ。
隣人や同僚にも笑われ、男としてのプライドはズタズタ。
しかし、夜盗に持っていかれたネコのブレスレットを発端に
男にスイッチが入ってしまうから意外性で言えばマル。
ロシアン・マフィア相手に戦争を始めるが、祖父や異父兄弟とともに
どこから調達したのか銃器が凄いことになっている。
本人曰く「アルファベット3文字の会計士ほど恐ろしい者はいない」
これまさに自分のことを言っているわけだが(笑)
男のスキルから見れば、どこかの特殊工作員に在籍していた感じだ。
単純に日頃のフラストレーションの反動だけでは
ここまで周到な作戦やガジェットの段取りなんて絶対無理だし。
◆
【今週のツッコミ】
・銃を突きつけられても強盗らの僅かな動揺を見抜いていた冷静さ。
・実は人格が豹変しても人としてのやさしさが垣間見える。
強盗のお家の事情に同情しちゃうんだ、みたいな。
・肉弾戦、特に殴られる側のリアルなアクションは超一流。
バスの内部の一連のシーンは映画史に残りそう。
・マンネリ生活って平和的でいいと思うけどね。
・毎回、ゴミ出し失敗って。。。『アオラレ』のヒロインかよ。
・この男、実はかなりの大物であることは刑事の事情聴取中に
掛かってくる電話に対し刑事らの凍り付いた顔で読み取れる。
・『ブレイキング・バッド』の軽口弁護士のイメージがあるから
ドラマ内でキャラクターが180度豹変するのはピッタリかもね。
・あどけない娘だけはいつも父の味方。
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監督:イリヤ・ナイシュラー
脚本:デレク・コルスタッド
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、RZA
『Mr.ノーバディ』
オープニングの”Who are you?猫に餌やり。
そしてその後への繋がりが絶妙でした。
ボブ・オデンカークと監督の次作が楽しみです。
>どこから調達したのか銃器が凄いことになっている。
あれどこからきたのかすごく気になりました。
ハッチのパパ元FBIだった??
凍りつく刑事のシーンに続を期待します。
それがまた、変なところでスイッチが入っちゃうんだから
もう意外性の連続でした。
相手の本性を見抜く眼力というのでしょうか
この男って絶対にただモノではないですよね。
父が元FBIで、その時の古いバッジを使いまわすところなんか結構好きでした。
続編あるなら観たいです!
ちょっと敵の事情に情けをかけそうになる優しさとか
必死になって探すものがアレとか、
舐められる外観の割にダイタンな登場の仕方とか
ちょいちょい笑わせて貰って、面白かったです~♪
懐かしい音楽のせいか、ちょっと昭和風味だと感じてしまったのでした
そうかと思えば、愛娘のネコのブレスレットに反応しちゃうなんて
こういうキャラクターは予測不可能なので次の展開が読めないところがいいです。
ダメダメ父さんでも、なにかひとつ飛び抜けたスキルがあると、こうして生きていけるんだな~という
ある意味、手に職を持つことの大切さを教えているように感じました(笑)
音楽の使い方も粋でしたね。
突っ込みのひとつとして、こういうののラスボスは必ずロシアン・マフィア、というのも入れて欲しい(笑)。
私も異国に行ったら金髪碧眼には気を付けなくっちゃ。背後にすっごい親戚がいるかも、だもの。
これからは金髪碧眼でこういうのがいたら、まずもって映画のような親がいることを予想していきたいです(笑)