満足度★★★☆【3.5点】
ゴジラの原点となるモノクロで世界観は変わったのか。
◆
戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが
この国を 負 に叩き落す。
史上最も絶望的な状況での襲来に、
誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのか―。
<Filmarks>
◆
『ゴジラ』(1954)『ゴジラの逆襲』(1955)の傑作2作品に
モノクロとしてどこまで迫れるのかという意味で見る価値はありそう。
ずばり、これはアリだった!
時代を考えたときに第3作以降もっともモノクロが似合うはずだし
そして色を抜いたことでオドロオドロしい恐怖感は見事に再現できていた。
思うに、戦後の混乱期を描くうえでカラー版では情報量があり過ぎて
それが逆にノイズとなっていたように思うんですよね。
ただ、やはりゴジラの造形がスタイリッシュすぎるのは気にはなる。
色を抜いたとしても、そこはどうしようもなく変えようがない。
また、ゴジラの咆哮にしても初期の二作のような重々しい重低音とはいえず
幾らか甲高い音色であったのはそこも変えようがなく仕方ない。
こうしてみると造形(特に顔)や咆哮ともに原点回帰した『シン・ゴジラ』が
如何に秀逸だったかを今さらですが思い知ることとなる。
◆
【今週のひと言】
・ゴジラ対策の民間会議シーンは普通に志村喬が居ても違和感なし。
・終戦直後の町並みがなかなかリアルでラジオ音声もみごとに調和。
・カラー版よりストーリーに集中できると思うのは、単に再鑑賞だからか。
・カラー版でツッコんでいた部分の大半はモノクロ版では感じない。
------------------------------------------------------------------------------
監督:山崎貴
脚本:山崎貴
音楽:佐藤直紀
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴
『ゴジラ-1.0/C』
ゴジラの原点となるモノクロで世界観は変わったのか。
◆
戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが
この国を 負 に叩き落す。
史上最も絶望的な状況での襲来に、
誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのか―。
<Filmarks>
◆
『ゴジラ』(1954)『ゴジラの逆襲』(1955)の傑作2作品に
モノクロとしてどこまで迫れるのかという意味で見る価値はありそう。
ずばり、これはアリだった!
時代を考えたときに第3作以降もっともモノクロが似合うはずだし
そして色を抜いたことでオドロオドロしい恐怖感は見事に再現できていた。
思うに、戦後の混乱期を描くうえでカラー版では情報量があり過ぎて
それが逆にノイズとなっていたように思うんですよね。
ただ、やはりゴジラの造形がスタイリッシュすぎるのは気にはなる。
色を抜いたとしても、そこはどうしようもなく変えようがない。
また、ゴジラの咆哮にしても初期の二作のような重々しい重低音とはいえず
幾らか甲高い音色であったのはそこも変えようがなく仕方ない。
こうしてみると造形(特に顔)や咆哮ともに原点回帰した『シン・ゴジラ』が
如何に秀逸だったかを今さらですが思い知ることとなる。
◆
【今週のひと言】
・ゴジラ対策の民間会議シーンは普通に志村喬が居ても違和感なし。
・終戦直後の町並みがなかなかリアルでラジオ音声もみごとに調和。
・カラー版よりストーリーに集中できると思うのは、単に再鑑賞だからか。
・カラー版でツッコんでいた部分の大半はモノクロ版では感じない。
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監督:山崎貴
脚本:山崎貴
音楽:佐藤直紀
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴
『ゴジラ-1.0/C』