評価:★★【2点】
良作オリジナル版に程遠い仕上がり(苦笑)
突飛な設定自体が売りの映画なんだから、そこは許すとしても
さすがにここまで暴走してしまうと、もはや失笑するしかない。
◇
米ソ冷戦時代を背景に描かれたジョン・ミリアス監督の
84年作品「若き勇者たち」を、「マイティ・ソー」の
クリス・ヘムズワースはじめフレッシュな若手キャストの共演で
リメイクした戦争サバイバル・アクション。
海兵隊員のジェドは休暇で帰郷し、家族や友人たちと旧交を温める。
ところが翌朝、街は北朝鮮軍に侵攻され、瞬く間に占領されてしまう。
ジェドや弟のマットはじめ、辛くも逃げ出した若者たちは
近くの山へと向い身を隠す。なんと、わずか1日で
アメリカ全土が北朝鮮の手に落ちてしまったのだった。
若者たちは、軍経験者のジェドを中心に、
北朝鮮にゲリラ戦で徹底抗戦することを決意するが…。
<allcinema>
◇
今や、映画界とくに侵略系ジャンルで引っ張りだこの北の国。
冒頭の報道ニュースなんかは実際に起こったリアル映像ばかり。
その数々の映像に若干の色を付け足し
いかにも現実に起こり得る可能性を秘めている演出はいい!
そして、シアトルの上空からいきなりの侵略シーンとなる^^;
ここもオリジナルとほぼ似たような設定だから許しましょう。
しかし、以降が余りにバカバカしい展開で
映画世界だから許したくても、さすがにこれはアカンわ~。
一般市民を見境なく殺し、捕虜とし、アメリカ本土の兵力が
全く機能しないってアンタ!(爆)
しかも反旗を翻した若者がいちフットボールチームって。。。
レジスタンスとなりアメリカの若者らに無線ラジオを駆使し
士気を煽るシーンってどこかで見たぞ(笑)
これって管理されてない『ハンガーゲーム』じゃないかね(笑)
しかも、若者らのリーダーとなるのが現役海兵隊のクリスくん。
ガタイはでかいし戦闘のノウハウ持ってるから
必然的にリーダーとなっちゃうんだよね(笑)
オリジナルはほとんど忘れましたが
女性のリー・トンプソンが指揮を獲っていたような(笑)
そうそう、長めのカーリーヘアーにランボーのような格好で
男顔負けの戦闘力持っていたっけな~(うろ覚え)^^;
最後まで抵抗してた若者たちに綻びが生じ自滅路線に向かう?
たぶんそんな感じでカタルシスを映画から感じ取ってた記憶が。
でも、本作にはそういうもの一切ありません^^;
こういう映画を作るときは緻密な辻褄合わせが絶対必要!
人間の内面、特に若者故にエネルギーに任せ走り出す者
それを冷静に制止させる者など、いくつかのキャラクターを
しっかり配置させてないと、ただの集団暴走映画になってしまう。
【今週のツッコミ】
・クリス・へムズワースくん「ソー」以外ではもうひとつ。
『キャビン』よりは上だが『スノーホワイト』より下^^;
・この映画、北朝鮮を祭り上げ軍事的に世界に驚異を与えるのが狙い?
そういう意味なら、『エンドオブ~』以降、続いているだけに
北としては世界が映画の中身を信用してくれるだろうと
願っているのかもしれないね(爆)
「オレ達、ほんとうは怖いんだよ!」「だからマネーよこせ」
・シアトル近郊を任された北朝鮮幹部の最後の計画とは?^^;
・若者側に言いたいのはクリスくん以下全員で卓を囲み
作戦とやらを観客にもうちょっと見せる必要あると思うよ。
それか「アベンジャーズ」にコネはなかったのか。
・徹底管理されているアメリカ軍事機能もちっちゃなデバイス一個で
無効化されちゃうってほんとかよ!(笑)
もしそうなら、やはり傭兵って貴重な存在なんですな~。
・この映画のダメなところ、ワンマンリーダークリスくんと
非日常空間に放り込まれたにもかかわらず、彼ら誰ひとり
それを探ろうとする会話がほとんど見当たらない。
また、通信手段も完全遮断させたこと。
1984年のオリジナルは携帯電話なかったから分かるけどね^^;
・シアトルの空から舞い降りてくる落下傘部隊の数みて
お盆過ぎの海に漂うクラゲを思い出す。
・結局、北の攻撃に対し素人の若者だけでも通用するってことか。
-------------------------------------------------------
監督:ダン・ブラッドリー
脚本:カール・エルスワース/ジェレミー・パスモア
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:クリス・ヘムズワース/ジョシュ・ペック/ジョシュ・ハッチャーソン/
エイドリアンヌ・パリッキ/
『レッド・ドーン』
良作オリジナル版に程遠い仕上がり(苦笑)
突飛な設定自体が売りの映画なんだから、そこは許すとしても
さすがにここまで暴走してしまうと、もはや失笑するしかない。
◇
米ソ冷戦時代を背景に描かれたジョン・ミリアス監督の
84年作品「若き勇者たち」を、「マイティ・ソー」の
クリス・ヘムズワースはじめフレッシュな若手キャストの共演で
リメイクした戦争サバイバル・アクション。
海兵隊員のジェドは休暇で帰郷し、家族や友人たちと旧交を温める。
ところが翌朝、街は北朝鮮軍に侵攻され、瞬く間に占領されてしまう。
ジェドや弟のマットはじめ、辛くも逃げ出した若者たちは
近くの山へと向い身を隠す。なんと、わずか1日で
アメリカ全土が北朝鮮の手に落ちてしまったのだった。
若者たちは、軍経験者のジェドを中心に、
北朝鮮にゲリラ戦で徹底抗戦することを決意するが…。
<allcinema>
◇
今や、映画界とくに侵略系ジャンルで引っ張りだこの北の国。
冒頭の報道ニュースなんかは実際に起こったリアル映像ばかり。
その数々の映像に若干の色を付け足し
いかにも現実に起こり得る可能性を秘めている演出はいい!
そして、シアトルの上空からいきなりの侵略シーンとなる^^;
ここもオリジナルとほぼ似たような設定だから許しましょう。
しかし、以降が余りにバカバカしい展開で
映画世界だから許したくても、さすがにこれはアカンわ~。
一般市民を見境なく殺し、捕虜とし、アメリカ本土の兵力が
全く機能しないってアンタ!(爆)
しかも反旗を翻した若者がいちフットボールチームって。。。
レジスタンスとなりアメリカの若者らに無線ラジオを駆使し
士気を煽るシーンってどこかで見たぞ(笑)
これって管理されてない『ハンガーゲーム』じゃないかね(笑)
しかも、若者らのリーダーとなるのが現役海兵隊のクリスくん。
ガタイはでかいし戦闘のノウハウ持ってるから
必然的にリーダーとなっちゃうんだよね(笑)
オリジナルはほとんど忘れましたが
女性のリー・トンプソンが指揮を獲っていたような(笑)
そうそう、長めのカーリーヘアーにランボーのような格好で
男顔負けの戦闘力持っていたっけな~(うろ覚え)^^;
最後まで抵抗してた若者たちに綻びが生じ自滅路線に向かう?
たぶんそんな感じでカタルシスを映画から感じ取ってた記憶が。
でも、本作にはそういうもの一切ありません^^;
こういう映画を作るときは緻密な辻褄合わせが絶対必要!
人間の内面、特に若者故にエネルギーに任せ走り出す者
それを冷静に制止させる者など、いくつかのキャラクターを
しっかり配置させてないと、ただの集団暴走映画になってしまう。
【今週のツッコミ】
・クリス・へムズワースくん「ソー」以外ではもうひとつ。
『キャビン』よりは上だが『スノーホワイト』より下^^;
・この映画、北朝鮮を祭り上げ軍事的に世界に驚異を与えるのが狙い?
そういう意味なら、『エンドオブ~』以降、続いているだけに
北としては世界が映画の中身を信用してくれるだろうと
願っているのかもしれないね(爆)
「オレ達、ほんとうは怖いんだよ!」「だからマネーよこせ」
・シアトル近郊を任された北朝鮮幹部の最後の計画とは?^^;
・若者側に言いたいのはクリスくん以下全員で卓を囲み
作戦とやらを観客にもうちょっと見せる必要あると思うよ。
それか「アベンジャーズ」にコネはなかったのか。
・徹底管理されているアメリカ軍事機能もちっちゃなデバイス一個で
無効化されちゃうってほんとかよ!(笑)
もしそうなら、やはり傭兵って貴重な存在なんですな~。
・この映画のダメなところ、ワンマンリーダークリスくんと
非日常空間に放り込まれたにもかかわらず、彼ら誰ひとり
それを探ろうとする会話がほとんど見当たらない。
また、通信手段も完全遮断させたこと。
1984年のオリジナルは携帯電話なかったから分かるけどね^^;
・シアトルの空から舞い降りてくる落下傘部隊の数みて
お盆過ぎの海に漂うクラゲを思い出す。
・結局、北の攻撃に対し素人の若者だけでも通用するってことか。
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監督:ダン・ブラッドリー
脚本:カール・エルスワース/ジェレミー・パスモア
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:クリス・ヘムズワース/ジョシュ・ペック/ジョシュ・ハッチャーソン/
エイドリアンヌ・パリッキ/
『レッド・ドーン』
港と迷いましたが、時間的にこちらをチョイス。
ジャンクフードの大量奪いがオカシイ^^
そうそう、あれ、「アベンジャーズ」意識したのかしら?(爆)
私はヘムズワースってだけでも楽しめましたよ♪
まさかのオチでしたが、彼はやっぱり肉体派ですね。
「キャビン」はまだ見てないけど、「白雪姫」よりこちらの方が良かったわ。
ところで、「クロニクル」109で公開あるみたいですよ~ポスターありました!
かなり昔、レンタルビデオでオリジナル観たときのスリルは衝撃でした(笑)
なのでリメイクされたのは嬉しかったんですが、なぜか世界観がチョイと違うんですよ。
やっぱり北が敵というのがネックだったのかも(笑)
ロシアが後ろ盾してるといっても無理がありましたから^^;
「クロニクル」昨日から地元TOHOに電話かけて
首都圏で行われたキャンペーン(1000円鑑賞)のこと訊きたかったけど自動音声でラチあきません(爆)