![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/65/85c258dc74da6ccbd8e8640d77fd2445.jpg)
評価:★★★★【4点】
さすがはリドリー・スコット!映像演出の重量感は凄い。
完全なるアイドル映画とタカをくくっていた作品。
冒頭からそんな斜め鑑賞をしていたワタシは
途中から襟を正して観ている事に気が付いた。
◇
12世紀末。
イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊に
参加していた弓の名手、ロビン・ロングストライド。
フランス軍との戦闘でリチャード王が落命して間もなく、
仲間と共に部隊を離れたロビンは、リチャード王の王冠を
持ち帰る使命を帯びた騎士ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇する。
瀕死のロクスリーから剣をノッティンガム領主である
父ウォルターに届けて欲しいと頼まれたロビンは、
彼になりすましてイングランドへと帰還。
やがて、王冠をリチャード王の母に返したロビンは、
ロクスリーとの約束を果たすべくノッティンガムへ。
そこで、義父ウォルターと共に夫の帰還を待ちわびていた
美しい未亡人マリアンと出会ったロビン。
彼は、新王ジョンの専横に脅威を抱くウォルターから、
ある頼み事をされるのだったが…。
<allcinema>
◇
中世ヨーロッパを描かせたら、もはや右に出るものはいない?
近年最も『ブレイブハート』に迫る勢いを感じた作品かな。
ひとりのフランス軍のスパイによる陰謀で内乱が起き自滅寸前だった
イングランド国内をかろうじて救うきっかけを作ったのは
誰でもない、そう、あの軍事通信文を無事に届けた伝書鳩でしょうか。
その内乱の隙を狙ってフランス軍が一気に海から上陸してくる情報を
いち早く国王の側近に持ってきたのですから。
自国への忠誠心を貫く男に惚れ、部隊の先頭に立つ男に涙し
ノッティンガムの盗人だった輩たちが命の恩人となり
フランス軍を相手にイングランド軍が一致団結する様は
それまでのいくつかのわだかまり等なかったかのように実に清々しい。
なによりそういう戦闘シーンの凄さもアナログならではの
重量感があり、射手らが一切に放つ矢が天から降ってくる画は
まるでアートの世界のように美しい。
予告編映像はすべて重要なシーンであったことに気が付いた。
追記)
・敵が丘下の海岸から上陸してくるのを狙って部隊が矢を天に向け構える姿に
アドレナリンが出まくってしまった。
あの海岸の雰囲気は硫黄島っぽくて『父親たちの星条旗』を思い出す。
・一斉に放たれた矢がまとまって飛んでくる映像は過去に何度も観ているが
モロCGというものであったが、こちらはすべて本物っぽく見えたけど
その辺りはどうなんでしょうね~。
・未亡人マリアンがとってもチャーミング。
ロビンへの警戒が徐々になくなっていく様子はロマンス映画のように
台詞ひとつをとっても芸が細かかったと思えた。“ナイト”違いに大受け。
・クライマックスのフランス軍との戦闘シーンで家で待ってるはずの
マリアンが少年盗人集団を従え戦闘に参戦してきたシーンで
それまで彼らとの確執があったにもかかわらず共に闘う姿勢に思わずウルウル。
マリアンの鎧姿にどこかネイティリをイメージしてしまった。
・あのダメっぷり全開の新・国王のその後を描く続編が観たくなった。
いちおう戦闘に参戦した国王という記録だけは残る形となったが
ヤツは実際にはなにも役に立っていなかった(爆)
ひとり舞い上がってしまい、敵味方の区別ができてなかったと思われる^^;
にしても、フランス国王の姪と何処で知り合ったんだ?不思議。
・本作に登場するどのキャラも、ダメ国王以外はすべて決めのシーンがあった。
これは神父であろうと例外ではなかった。
---------------------------------------------------------------
監督:リドリー・スコット
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:ジョン・マシソン
音楽:マルク・ストライテンフェルト
出演:ラッセル・クロウ/ケイト・ブランシェット/マーク・ストロング/
ウィリアム・ハート/オスカー・アイザック/ケヴィン・デュランド/
『ロビン・フッド』
さすがはリドリー・スコット!映像演出の重量感は凄い。
完全なるアイドル映画とタカをくくっていた作品。
冒頭からそんな斜め鑑賞をしていたワタシは
途中から襟を正して観ている事に気が付いた。
◇
12世紀末。
イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊に
参加していた弓の名手、ロビン・ロングストライド。
フランス軍との戦闘でリチャード王が落命して間もなく、
仲間と共に部隊を離れたロビンは、リチャード王の王冠を
持ち帰る使命を帯びた騎士ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇する。
瀕死のロクスリーから剣をノッティンガム領主である
父ウォルターに届けて欲しいと頼まれたロビンは、
彼になりすましてイングランドへと帰還。
やがて、王冠をリチャード王の母に返したロビンは、
ロクスリーとの約束を果たすべくノッティンガムへ。
そこで、義父ウォルターと共に夫の帰還を待ちわびていた
美しい未亡人マリアンと出会ったロビン。
彼は、新王ジョンの専横に脅威を抱くウォルターから、
ある頼み事をされるのだったが…。
<allcinema>
◇
中世ヨーロッパを描かせたら、もはや右に出るものはいない?
近年最も『ブレイブハート』に迫る勢いを感じた作品かな。
ひとりのフランス軍のスパイによる陰謀で内乱が起き自滅寸前だった
イングランド国内をかろうじて救うきっかけを作ったのは
誰でもない、そう、あの軍事通信文を無事に届けた伝書鳩でしょうか。
その内乱の隙を狙ってフランス軍が一気に海から上陸してくる情報を
いち早く国王の側近に持ってきたのですから。
自国への忠誠心を貫く男に惚れ、部隊の先頭に立つ男に涙し
ノッティンガムの盗人だった輩たちが命の恩人となり
フランス軍を相手にイングランド軍が一致団結する様は
それまでのいくつかのわだかまり等なかったかのように実に清々しい。
なによりそういう戦闘シーンの凄さもアナログならではの
重量感があり、射手らが一切に放つ矢が天から降ってくる画は
まるでアートの世界のように美しい。
予告編映像はすべて重要なシーンであったことに気が付いた。
追記)
・敵が丘下の海岸から上陸してくるのを狙って部隊が矢を天に向け構える姿に
アドレナリンが出まくってしまった。
あの海岸の雰囲気は硫黄島っぽくて『父親たちの星条旗』を思い出す。
・一斉に放たれた矢がまとまって飛んでくる映像は過去に何度も観ているが
モロCGというものであったが、こちらはすべて本物っぽく見えたけど
その辺りはどうなんでしょうね~。
・未亡人マリアンがとってもチャーミング。
ロビンへの警戒が徐々になくなっていく様子はロマンス映画のように
台詞ひとつをとっても芸が細かかったと思えた。“ナイト”違いに大受け。
・クライマックスのフランス軍との戦闘シーンで家で待ってるはずの
マリアンが少年盗人集団を従え戦闘に参戦してきたシーンで
それまで彼らとの確執があったにもかかわらず共に闘う姿勢に思わずウルウル。
マリアンの鎧姿にどこかネイティリをイメージしてしまった。
・あのダメっぷり全開の新・国王のその後を描く続編が観たくなった。
いちおう戦闘に参戦した国王という記録だけは残る形となったが
ヤツは実際にはなにも役に立っていなかった(爆)
ひとり舞い上がってしまい、敵味方の区別ができてなかったと思われる^^;
にしても、フランス国王の姪と何処で知り合ったんだ?不思議。
・本作に登場するどのキャラも、ダメ国王以外はすべて決めのシーンがあった。
これは神父であろうと例外ではなかった。
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監督:リドリー・スコット
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:ジョン・マシソン
音楽:マルク・ストライテンフェルト
出演:ラッセル・クロウ/ケイト・ブランシェット/マーク・ストロング/
ウィリアム・ハート/オスカー・アイザック/ケヴィン・デュランド/
『ロビン・フッド』
そういえば、むかーし、テレビドラマでやってました。
まったく期待してなかった分、高評価となったのかもしれませんが
リドリー・スコットの各俳優さんへの気配りというものを感じた作品でしたよ。
ダメ王子以外はみんな持ち場のカッコよさを見せてくれましたから^^
ケヴィン・コスナーの方は未見です。
機会があればこちらも観てみたい気がします。
ケヴィン・コスナー版では、ションコネが国王役でしたっけ。
だから本作では、国王役がケヴィコスだと予想してますが、どうでしょう?
私的には、ラッセル氏がどんだけカッコ良く頑張ってくれようとも『300』のあのおっさん(王)のインパクトには、もう勝てないんじゃないかな~と思ってしまいます(=^_^=)
(抱かれてもイイ! とまで思いましたから(爆笑))
まぁでも『ワールド・オヴ・ライズ』の時は「とうとうメタボって終わったか、このおっさん」と思ってしまったので、それなりの「ご復活」は嬉しくはありますね(=^_^=)
ケヴィン版は、対ノッティンガムの代官がメインだったのですね。
そしてこの作品の特別ゲストとしてショーン氏が出演してたんですか~^^
そのまえのショーン氏主演作品の方はマリアン役にオードリー・ヘプヴァーンとは
これはかなり豪華だったんですね^^
こうしてみると、ストーリー的にはラッセル版の方がフランス軍との一戦を描いていることから
大風呂敷を広げてしまった感じでしょうか^^;
巷の評価はそんなに高くないようですが、ワタシ的には『グラディエーター』よりも面白かったです。
>ラッセル氏がどんだけカッコ良く頑張ってくれようとも
>『300』のあのおっさん(王)のインパクトには
そういわれてみれば、キャラが被ってますね(爆)
インパクトは300のおっちゃんの方があるかもしれません。
できれば次回作は、このお二人に『交渉人2』で競演してもらいたい。
(どっちがどっちだか面食らう若年層も居たりして^^)
今回、そこそこ体重を絞ってたように見えましたが、さすがに腹筋は割れてなかったです^^;
独特な低音のビブラートが効いてて心地よい。
暗闇か電話で聞いていたい声です。
さて、「トイストーリー」以後、不作が続いている今年の観賞も、あと残すところ数作…
明日は「バーレスク」
どちらに転ぶやら。
お正月、こちらの作品ならリピートしてもOK
ですね!
ワタシ的には彼のそれまでの映画でコケたものがありません^^
なので割とお気に入り俳優のひとりです。
>暗闇か電話で聞いていたい声です。
その暗闇ってところが可笑しいです^^
ベッドを半々にしてフロアをシェアして暮らしたら毎夜癒されそうですね。
スタンリー・トゥッチも大喜び!(ってなんでやねん!)^^
『バーレスク』観てきましたよ!
これはこれで、そこそこ楽しめました。
すっぴんのアギレラがキュート(爆)
☆5つでもいいくらいだが、ラッセルが老けすぎなので4.5。
ケイト・ブランシェットの表情の変化の演技はスゴイ。
小さいスクリーンでしたが贅沢な独占気分。
よかったですか。よかったです安心しました(笑)
過去のロビン映画もヒットしてるみたいですけど
どれも話の規模が小さいかなと思ったものです。
ケヴィン・コスナー編も悪くはないんですが・・・。
やっぱりリドリー・スコット監督はワタシ自身の当たる確率は7割くらいと高いです^^
ラッセルおじさんってこういう衣装が似合いますよね。
逆にスーツが似合わないとも(笑)
ケイトは演技が上手いですよね。
劇場の貸し切り状態だったのですね^^
ワタシも以前ミニシアターでありましたよ。
その時は館内温度を下げてくれと言ったらエアコンを弱にしてくれました(笑)