評価:★★★★【4点】
もし、本作品がなかったら偉大な日本人を知ることはなかった。
◇
1934年、満州。
満洲国外交部で働く杉原千畝は、類い希な語学力や
調査能力を発揮して、北満鉄道譲渡に関わるソ連との交渉を
有利に進めることに大きく貢献した。
しかし関東軍との間にトラブルを抱え失意のうちに帰国する。
帰国後は外務省で働き、友人の妹・幸子と結婚する。
やがて在モスクワ日本大使館への赴任が決まるが、
北満鉄道譲渡交渉で見せた千畝の働きに
警戒感を抱いたソ連から入国を拒否されてしまう。
1939年、千畝はリトアニアの在カウナス領事館に赴任する。
そんな中、第二次世界大戦が勃発、
ナチスの迫害を逃れたユダヤ難民が助けを求めて
カウナスの日本領事館に押し寄せてくるのだったが…。
<allcinema>
◇
日本のシンドラーということに
そんな日本人がまたひとり存在していたことが誇らしくて
自分との接点は何もないわけだが何故か嬉しくて仕方ない。
最終的に6千人余りの命を救い、その子孫だけで世界に4万人もいる。
おそらく彼らはこのことを後世に語り続けるだろうし
そうしてもらいたいと願ってやまないのだ。
諜報員としても外交官としても日本人離れした行動力と
その功績にはただただ驚くばかりだった。
【今週のツッコミ】
・杉原千畝(すぎはらちうね)って読み方すら知らなかった。
ワタシも彼に関わった外国人と同じくセンポ・スギハラで通したい。
・彼のやったことは外務省に対する詐欺行為ということで
確かに通信に掛かる時間を逆手に取った名案だった。
こういうところが映画的であり面白いんですね。
・なぜか朝一の回の上映ではワタシのシート回りは高齢者ばかり。
そしてピッザ、、、じゃなくてビザを発行するシーンから
一斉に鼻をすする音が。。。
戦時中のことを思い出されていたのかな~と考えてしまった。
・ユダヤの少年が美しすぎる。
・パスポート偽造の疑いのある母子三人家族の母。
どこかマギー・ギレンホールっぽくて彼女と思って観ていたワタシ(笑)
・先見の目があるセンポ・スギハラの理論上の予知能力こそ
今後の日本経済に最も必要なものである。
・「もし、すべてを失っても付いてきてくれるか!?」
「それは無理!」と即答されそうなワタシの家族(爆)
・撮影に関してひと言。往年の名車によるカーチェイスの迫力が。。。^^;
確かに壊せないのは承知してますが、それなりにアングルを
工夫するとかやり方は幾通りもあったと思うんだが、そこ惜しい。
・日本映画でありながらドラマは外国映画を観てるようだった。
何が違うって、外国人俳優の演技がとても上手いんですよ。
----------------------------------------------------------
監督:チェリン・グラック
脚本:鎌田哲郎/松尾浩道/
音楽:
出演:唐沢寿明/小雪/ボリス・シッツ/アグニェシュカ・グロホフスカ/
ミハウ・ジュラフスキ/ツェザリ・ウカシェヴィチ/
『杉原千畝 スギハラチウネ』
もし、本作品がなかったら偉大な日本人を知ることはなかった。
◇
1934年、満州。
満洲国外交部で働く杉原千畝は、類い希な語学力や
調査能力を発揮して、北満鉄道譲渡に関わるソ連との交渉を
有利に進めることに大きく貢献した。
しかし関東軍との間にトラブルを抱え失意のうちに帰国する。
帰国後は外務省で働き、友人の妹・幸子と結婚する。
やがて在モスクワ日本大使館への赴任が決まるが、
北満鉄道譲渡交渉で見せた千畝の働きに
警戒感を抱いたソ連から入国を拒否されてしまう。
1939年、千畝はリトアニアの在カウナス領事館に赴任する。
そんな中、第二次世界大戦が勃発、
ナチスの迫害を逃れたユダヤ難民が助けを求めて
カウナスの日本領事館に押し寄せてくるのだったが…。
<allcinema>
◇
日本のシンドラーということに
そんな日本人がまたひとり存在していたことが誇らしくて
自分との接点は何もないわけだが何故か嬉しくて仕方ない。
最終的に6千人余りの命を救い、その子孫だけで世界に4万人もいる。
おそらく彼らはこのことを後世に語り続けるだろうし
そうしてもらいたいと願ってやまないのだ。
諜報員としても外交官としても日本人離れした行動力と
その功績にはただただ驚くばかりだった。
【今週のツッコミ】
・杉原千畝(すぎはらちうね)って読み方すら知らなかった。
ワタシも彼に関わった外国人と同じくセンポ・スギハラで通したい。
・彼のやったことは外務省に対する詐欺行為ということで
確かに通信に掛かる時間を逆手に取った名案だった。
こういうところが映画的であり面白いんですね。
・なぜか朝一の回の上映ではワタシのシート回りは高齢者ばかり。
そしてピッザ、、、じゃなくてビザを発行するシーンから
一斉に鼻をすする音が。。。
戦時中のことを思い出されていたのかな~と考えてしまった。
・ユダヤの少年が美しすぎる。
・パスポート偽造の疑いのある母子三人家族の母。
どこかマギー・ギレンホールっぽくて彼女と思って観ていたワタシ(笑)
・先見の目があるセンポ・スギハラの理論上の予知能力こそ
今後の日本経済に最も必要なものである。
・「もし、すべてを失っても付いてきてくれるか!?」
「それは無理!」と即答されそうなワタシの家族(爆)
・撮影に関してひと言。往年の名車によるカーチェイスの迫力が。。。^^;
確かに壊せないのは承知してますが、それなりにアングルを
工夫するとかやり方は幾通りもあったと思うんだが、そこ惜しい。
・日本映画でありながらドラマは外国映画を観てるようだった。
何が違うって、外国人俳優の演技がとても上手いんですよ。
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監督:チェリン・グラック
脚本:鎌田哲郎/松尾浩道/
音楽:
出演:唐沢寿明/小雪/ボリス・シッツ/アグニェシュカ・グロホフスカ/
ミハウ・ジュラフスキ/ツェザリ・ウカシェヴィチ/
『杉原千畝 スギハラチウネ』
やはり自分よりもお歳をめした方々でした。
ま、お気持ちはよくわかります。
日本人にこんな方がいたとは、
今回の作品を観るまで知らなくて、
また映画で歴史の勉強ができました!
そしてあの時代から官僚や政治家はセンスない外交してたんだな!と思い知らされました(苦笑
そして、本編上映前からイビキをかいておられても
重要なシーンや感動シーンで溢れてくるものがあるんですね。
こういうのはマナーに反しませんので^^;
日本人なのに日本人らしくない行動力に唸りましたよ。
こういう映画を観て歴史を知るって、ホント映画ファンはやめられませんね(笑)
私が中学生の頃、学校推薦(保護者なし)の映画でした(笑)
高校の頃は、ほぼ皆、学生鞄とセットでピーナッツバック(ファミリア)を持っていましたよ。
知らなかったの?
「シンドラーのリスト」の時、日本のシンドラーって取り上げられていたと思いますが、千畝さんの故郷、岐阜県の八百津町は栗きんとんが有名で、うちは毎年買いに行きます♪
記念館があるんですけど、行ったことありません、、、(汗)
フリーパス期間も先週までと言うことで『スヌーピー』行っちゃいましたよ^^
なるほど~、学校推薦映画でしたか~(笑)
日本のシンドラーは知らなかったです。
へ~岐阜県が故郷だったのね。八百津町は栗きんとん!
栗きんとんの記念館っていうのもなかなか乙なものですね(それ千畝記念館です)
ワタシが行ったことのある記念館といえば松井秀喜記念館くらいです(笑)
そちらはイチローでしたかね~^^
そう、それ凄く感じました。
外国でのロケはもちろん、
日本に戻ってきたときも、突然雰囲気が変わることなくて。
映画のつくりが、日本のシンドラー的なかんじでなくて
とてもよかったです。
なんていうか、正義のために、人道のために・・・
なんていう大義名分みたいなことでなく、
自然な流れからこの道を選んだかんじ。
きっと、ほんとうにこんな感じだったのでは。。。
例えば、最初、おなかをすかしている人々を前に
窓越しに奥様の小雪さんが食事をしようとするところ。
そう、しょうがないし、そういうものだったと思うんです。
でもって、このあと、アデーレを観たもんで、
なんだかその続きの気もして。
相乗効果ですごく良かったです。
千畝氏の流暢な英語は流石ですよね。
そうそう、自然な流れで結果として人助けとなっていて
これが名声のためにやったとかいう、変な思惑がないのがいいんですよね。
実話の連続鑑賞でしたか(笑)
ワタシも、本作と「海難1890」の連続鑑賞で人助け映画の日となりましたよ。
ちなみに私も「海難」との連続鑑賞で人助け映画の日でした(笑)
想像してた作品よりもよかったので満足しました(笑)
そう!ビザ発給は本当の最後でしたもんね。
彼が予想した真珠湾攻撃から敗戦を辿る日本軍の過ちは当たってただけに残念です。
「海難」とセット鑑賞する方多いみたいです(笑)