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アウトレイジ 最終章

2017年10月07日 20時45分10秒 | 映画 あ行
評価:★★★★【4点】



ビヨンドから出ている強面の塩見さんをもういちど見たくて



山王会と花菱会の一大抗争が終結し、
大友は日韓に強大な影響力を持つフィクサー張会長を頼り、
韓国へと渡る。
ある時、花菱会の幹部・花田が滞在中の韓国でトラブルを起こし、
張会長の手下を殺して日本へと逃げ帰ってしまう。
これが引き金となり、張会長率いる張グループと
内紛を抱えた花菱会が一触即発状態に。
そんな中、いくつもの怒りを抱えた大友は手下の市川を伴い、
日本へと舞い戻ってくるのだったが…。
<allcinema>



最終章となる本作は主人公の大友(ビートたけし)よりも
花菱会若頭補佐中田役の塩見さんの演技が観たいためだけに
ただそれだけの理由で観に行ってきた(笑)

第二作で見せたドスの利いたセリフはもちろん
平成になった今ではこのような本物のヤクザ顔の俳優なんて
そうはいないでしょう^^;

ただし今回の作品では撮影直前まで病気をされたということで
若干だが声量が足らない印象ではあった。
しかし、サングラスの奥に見せる眼力とその存在感は
やはりあの時のままで、70年代の東映ヤクザ映画のイメージを
今も残してくれている貴重な存在ではなかろうか。

義理人情を重んじる昔ながらのヤクザは大友だけでなく
塩見さん(←役名の中田といいなさい)もまたそうなのである。


【今週のツッコミ】

・冒頭の釣りシーンで乗ってきた軽トラックのナンバー見て
 手作り感満載のあのナンバーは何かの伏線だったのか?(笑)

・大友が最後に乗ってきた黒塗りベンツ?はマイアミスタイル^^
 あの大径ホイールは推定26インチくらいか。

・塩見さんが病み上がりなのは仕方ないにしても
 花菱会若頭の西田敏行さんが妙に老人化してたように見えたのは
 気のせいだろうか^^;

・もしもシリーズのスピンオフを作るなら西田氏は『仁義なき戦い』の
 金子信夫の立ち位置でやってほしい(笑)

・最終章が終わって、もういちど第一作のスタートラインに戻り
 山王会と花菱会と大友組の人物相関図などで頭を整理したいわ。 
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監督:北野武
脚本:北野武
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし/西田敏行/大森南朋/ピエール瀧/松重豊

『アウトレイジ 最終章』

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