満足度:★★★☆【3.5点】
8月公開の北米では口コミで広がり、ただいま再燃中。
◆
SF映画の金字塔「エイリアン」シリーズの一作として、1作目「エイリアン」と
2作目「エイリアン2」の間に起きた物語を描くSFアクション・ホラー。
孤児のレインは生きる希望を見出せない現状から逃れるため、
弟のアンディとともに、かつての恋人タイラーの誘いに応じ、ある計画に参加することに。
こうしてレインたち若者6人は、それぞれに希望を求めて
宇宙ステーション“ロムルス”へ足を踏み入れる。
しかしそこには、レインたちの想像も及ばない容赦なき絶望が待ち受けていたのだったが…。
<allcinema>
◆
本作では、シリーズ初期のファンにも新しいファンにも楽しめる設定となっている。
嘗て、エイリアンと壮絶な戦いを繰り広げたリプリーほどではないにしても
しっかり、そのキャラクターを受け継いだ感のある主人公と
第一作で登場した悪役アンドロイドのアッシュが本作で復活しているのも興味深い。
シリーズのスピンオフ的な要素として、既存のキャラクターにオマージュを捧げ
異なる世代のキャラクターとの共演が、新たな緊迫感を生み出しているのは間違いないし
製作者サイドも単品ながらも入魂の一作として完成度を上げてきたようにも思える。
でも、実際どうなんだろう。興収的にヒットしてるんだから・・・。
『エイリアン:ロムルス』は、北米で再燃していることで、単なるスピンオフにとどまらず、
もしかしたら、このまま新シリーズとして始まることもあるかもしれない。
シリーズ4作までは黒字だったものの、その後の『プロメテウス』と『コヴェナント』は
製作費を回収できずに大コケした経緯があるので(苦笑)
もし、シリーズ化されるなら新たなベンチマークとなる可能性は否定できない。
◆
【今週のひと言】
・予告編の出来に地雷覚悟の観賞だったが意外によくホッとした。
・オープニングは効果音楽含めて東宝特撮映画『三大怪獣 地球最大の決戦』で
序盤の世界観は『ブレードランナー』でよろしいでしょうか(え?)
・『エイリアン』で登場したアンドロイドのアッシュ(イアン・ホルム)の
45年前と変わらないご尊顔に、生成AIで復元か、精密なアニマトロニクス?
・しかもアッシュが吐く最後の捨て台詞も『エイリアン』と同じ文言が嬉しい。
・悪く言えば『エイリアン』の焼き直しともとれるが連続する緊張感は
過去作を凌駕しているのは間違いない。(『エイリアン2』には及ばないが)
・斬新なアイデアとして、重力発生装置を半自動で操作でき、酸で溶けるシーンに
新たな展開が待っている。
・人間から生まれたハイブリッド・エイリアンの造形の是非。
・アッシュの小型チップを弟に挿入したら最新バージョンになる手早さ。
人格も変わってしまうが宇宙ステーションからの脱出だから仕方ない。
------------------------------------------------------------------------------------------------
監督:フェデ・アルバレス
脚本:フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー
『エイリアン:ロムルス』
8月公開の北米では口コミで広がり、ただいま再燃中。
◆
SF映画の金字塔「エイリアン」シリーズの一作として、1作目「エイリアン」と
2作目「エイリアン2」の間に起きた物語を描くSFアクション・ホラー。
孤児のレインは生きる希望を見出せない現状から逃れるため、
弟のアンディとともに、かつての恋人タイラーの誘いに応じ、ある計画に参加することに。
こうしてレインたち若者6人は、それぞれに希望を求めて
宇宙ステーション“ロムルス”へ足を踏み入れる。
しかしそこには、レインたちの想像も及ばない容赦なき絶望が待ち受けていたのだったが…。
<allcinema>
◆
本作では、シリーズ初期のファンにも新しいファンにも楽しめる設定となっている。
嘗て、エイリアンと壮絶な戦いを繰り広げたリプリーほどではないにしても
しっかり、そのキャラクターを受け継いだ感のある主人公と
第一作で登場した悪役アンドロイドのアッシュが本作で復活しているのも興味深い。
シリーズのスピンオフ的な要素として、既存のキャラクターにオマージュを捧げ
異なる世代のキャラクターとの共演が、新たな緊迫感を生み出しているのは間違いないし
製作者サイドも単品ながらも入魂の一作として完成度を上げてきたようにも思える。
でも、実際どうなんだろう。興収的にヒットしてるんだから・・・。
『エイリアン:ロムルス』は、北米で再燃していることで、単なるスピンオフにとどまらず、
もしかしたら、このまま新シリーズとして始まることもあるかもしれない。
シリーズ4作までは黒字だったものの、その後の『プロメテウス』と『コヴェナント』は
製作費を回収できずに大コケした経緯があるので(苦笑)
もし、シリーズ化されるなら新たなベンチマークとなる可能性は否定できない。
◆
【今週のひと言】
・予告編の出来に地雷覚悟の観賞だったが意外によくホッとした。
・オープニングは効果音楽含めて東宝特撮映画『三大怪獣 地球最大の決戦』で
序盤の世界観は『ブレードランナー』でよろしいでしょうか(え?)
・『エイリアン』で登場したアンドロイドのアッシュ(イアン・ホルム)の
45年前と変わらないご尊顔に、生成AIで復元か、精密なアニマトロニクス?
・しかもアッシュが吐く最後の捨て台詞も『エイリアン』と同じ文言が嬉しい。
・悪く言えば『エイリアン』の焼き直しともとれるが連続する緊張感は
過去作を凌駕しているのは間違いない。(『エイリアン2』には及ばないが)
・斬新なアイデアとして、重力発生装置を半自動で操作でき、酸で溶けるシーンに
新たな展開が待っている。
・人間から生まれたハイブリッド・エイリアンの造形の是非。
・アッシュの小型チップを弟に挿入したら最新バージョンになる手早さ。
人格も変わってしまうが宇宙ステーションからの脱出だから仕方ない。
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監督:フェデ・アルバレス
脚本:フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー
『エイリアン:ロムルス』
アッシュの再登場は知らなかったので驚きましたが、あの横たわる半身が映し出された時にはもしかして!?の思いも。
いやぁしかし新作舐めてました。最後にトンデモ異種のエイリアンが出てきて、ビジュアル的に苦手だったので(いわゆるゾンビ系)正視できませんでした^^;。ホラー色が一気に増しました^^;。
>そのキャラクターを受け継いだ感のある主人公
印象の薄い感じの女優さんやなぁって思ってたのに、途中あの兵器を構えたシーンで一瞬リプリーに見えたことがあってちょっとゾクッと来たんです。
何かが降りて来てた…のでしょうか。
久々に怖さに身体が強張りつつも前のめりになる劇場でした。
お〜、ご覧になったのですね。
これは「エイリアン」を第一作から見続けた者にとってはお互い絶対に外せませんよね(笑)
しかも予想に反して意外とよかったということで、北米では口コミでドラマがしっかりしているというふうになってます。
45年前のドラマから20年が経過した世界なので、出てくるガジェットが若干古いのは、忠実に描いてる証拠ですよね。
アッシュが登場したときなんか、これって、CGで復活してるのかアニマトロニクスなのかとしばらく凝視してたので、一部セリフを見逃しました(苦笑)
>最後にトンデモ異種のエイリアンが
あれってどうなんでしょうね。ワタシ的にはちょっとやり過ぎな感はありましたけどね。
そうそうまさにゾンビ!(笑)
と、文句を言いつつも観てきました。
これが、パターンはリプリーなんだけど
おもしろかったです。
特にアンドロイドの役割みたいなのが
ワンパターンなんだけど、そこがいい。
最後のエイリアンの姿に、キモイ!!と思うより
生き物の悲哀を感じてしまいました。
そして、本能的に生きようとする生物と
同じく生き残ろうとする人間の戦いは
純粋にすごかったです。
っていうか、地元で公開されてる作品しか観に行かないっていうのもありますけどね。
でも、地元で徒歩3分のところにミニシアターがあるので計画外の作品を観ることもあります。
本作、意外にもよかったというのが最初に思った感想でした。
北米でも口コミでロング公開されてるようで1作目の焼き直しだけで終わらなかったのが認められたのかな~。
あの外来種みたいなエイリアンは、さすがに引きましたよ(笑)