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アンダーワールド:ビギンズ

2009年03月14日 22時46分53秒 | 映画 あ行
評価:★★★[3/5]



禁断の愛の悲劇が生んだ
ふたつの種族の抗争がここに始まる。



元祖は同一ながら
派生後に激しく対立することとなった
2つの種族の誕生秘話を描く。

遥か1000年以上も昔、
不老不死の祖コルヴィナスの双子の兄弟
マーカスとウィリアムによって、
それぞれヴァンパイア族と狼男族が誕生する。
以来、知力や体力、政治力で勝る
ヴァンパイア族が狼男族を支配し、
数百年に渡って互いの均衡を保っていた。

だがやがて、狼男族のひとり、ルシアンの誕生が
これまでの主従関係に変化をもたらしていく。
彼は人間から獣、獣から人間へと
自在に姿を変える新たな種族“ライカン”。
ヴァンパイア族の長老ビクターは、
その新たな脅威に警戒しながら、
ライカンたちを奴隷として冷遇し続ける。

そんな中、ビクターの愛娘で
女戦士のソーニャと密かに愛し合うルシアン。
ところが、この禁断の関係がヴァンパイアとライカンの
終わりなき血闘の発端となってしまう…。
<allcinema>



このシリーズを語る上では
この“ビギンズ”を観ないことには始まらないだろう。

支配する者、される者。
こういった構図というものは
何時の時代にも存在するものであり
支配者側に愛がなければ、いずれは
支配される側が不満を爆発させることになる。

本作は更にそこに禁断の愛が盛り込まれており
王の娘が奴隷と関係を持ったことで
王の立場上、他の閣僚たちに示しがつかなくなり
この中世の時代の中では当然と云える罰が与えられる。

本作で王・ビクターの愛娘ソーニャを演じた
ローナ・ミトラのエキゾチックなルックスがグッド!だ。

ソーニャは、女戦士として乗馬、剣術は他の兵隊よりも
腕が良いのである。男勝りの女戦士というキャラは
ビギンズに於けるヒロインとして又、
シリーズを通して後にビクターのセリーンへの殊遇に
かなり重要な関係をもたらせて行くこととなる。



どうなんでしょうね~
余りにも王道過ぎて、ストーリーは完ぺきに先読みできる。
中盤過ぎでアッサリと幕引きしてしまう重要人物に
「なんだよう!もっと観ていたかったのに」的な
大好きなソフトクリームを舐めていたら
大半を残して床にクリームだけ落としちゃった気分に似ている。
(「ホノカアボーイ」かよ!)

時代設定が中世であるため
武器はもっぱら剣と弓矢だけであるが
銃座付きのバルカン砲みたいなボーガンの登場には驚いた。
あの重量感も凄いが矢にしてもまるで街路灯の支柱のようだった。
といってもこれらの武器を持っているのは
ヴァンパイア族の方だけで狼男族は
己の牙と爪だけというのが辛いところだ^^

ラストにまさかの人物の登場には驚いた。
あれは、新たに撮った映像だと思われるが・・・。
カメオかと思ったら、しっかりクレジットに載ってましたね^^

おまけ)
・主演のローナ・ミトラといえば
昨年上映された『ザ・シューター/極大射程』での
アローデス・ガリンド役が印象に残っています。
このひとってクリストファー・ランバートに似てるかな(笑)
-------------------------------------------------------
監督:パトリック・タトポロス
脚本:ダニー・マクブライド/ダーク・ブラックマン/ハワード・マケイン
撮影:ロス・エメリー
音楽:ポール・ハスリンジャー


出演:マイケル・シーン/ビル・ナイ/ローナ・ミトラ


『アンダーワールド:ビギンズ』


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4 コメント

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☆なんかシブいですな・・☆ (TiM3)
2009-03-15 00:01:38
ビル・ナイの立ち位置が気になります。

それにしても、ベッキンセイルさんは「居なかったこと」になっちゃってるのかな?

ウィキペディアでシーンさんのプロフィールを確認してみたら、、彼女の婚歴を巡って、ちとドロドロした感じにもなってそうですが、、
返信する
長老ビル・ナイ^^ (ituka)
2009-03-15 09:45:13
TiM3さん おはようございます。

不老不死の種族の割には“長老”と付いてるビクター。
見た目でも老けているから不老という
この辺りの定義が気になるトコロです^^

>それにしても、ベッキンセイルさんは「居なかったこと」になっちゃってるのかな?

この時代には存在してなかったことになってます。
ローナ・ミトラがベッキンセイルに似ているところが映画のキモでしたね。
ベッキンセイルの代役として出演したのかもしれませんが
本作では意図的に主演を変えたようにも感じました^^
後にビクターがセリーンを見て想いを感じる部分の伏線になってます。

>ウィキペディアでシーンさんのプロフィールを確認してみたら、、彼女の婚歴を巡って

あ~!^^;
なんということでしょう。
だから『アンダーワールド: エボリューション』ではルシアンの登場がなかったのですね^^
本作出演をめぐって監督に口説かれても拒否した理由が分かりました。

返信する
TBありがとうございました (シムウナ)
2009-03-22 07:30:58
TBありがとうございました。
本シリーズは大ファンだったので、
ケイト・ベッキンセールが再度、出演…と思い
喜んだのですが、バンパイヤとライカンの対立のきっかけの
お話とは…最初はショックでしたが、
1作目につながる内容に、再度1,2作目を鑑賞すると
感情移入できそうです。
セリーンがラストにちらっと登場していましたね。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
返信する
セリーン映画じゃなかった (ituka)
2009-03-22 09:37:27
シムウナさん いらっしゃいませ。

>ケイト・ベッキンセールが再度、出演…と思い
喜んだのですが、

そうですよね。ワタシもこのシリーズはセリーンを見るため。
といっても過言ではなかったので可也ショックでした。
セリーンのガン=カタのような身のこなしにウットリしたものです^^

>今度、訪れた際には、

了解しました。ポチっとさせていただきますね^^
返信する

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