ウルフ・オブ・ウォールストリート

評価：★★★★【４点】


“このペンを私に売ってみせろ”
この決め台詞、いいね～！

◇

80年代後半のウォール街。
証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、
富裕層をカモにそのモラルなき巧みなセールストークで
瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させ、
自らも年収49億円の億万長者となる。
ドラッグでキメまくり、セックスとパーティに明け暮れた
彼のクレイジーな豪遊ライフは衆目を集め、
いつしか“ウォール街の狼”と呼ばれて時代の寵児に。
当然のように捜査当局もそんな彼を放ってはおかなかったが…。
＜allcinema＞

◇

ベンチャー企業設立には大きなリスクがあると思うが
ジョーダンの持って生まれた相手を欺く巧みな話術により
瞬く間に急成長を遂げる過程はテンポよく
まるで自分がそうなったような錯覚をしてしまう（笑）
いや、もし自分がお金持ちになったらというシミュレーション用に
タメになったかもしれない。

基本、破滅型人生を歩む主人公なんだが
こういう役をやらせたら、もはや右に出るものはいないと思う。
レオくんの相変わらずの熱い演技はワンパターンでも
主人公がそういう人間なんだからドンピシャなんだろう＾＾；

これほど長尺な作品は年に数本しかないと思うけど
最後までわくわくさせてもらい時間を気にすることなく
満足させてもらいました（笑）


【今週のツッコミ】
・天性のセールストークとふくよかになってきた体型で
　レオくんが段々とセス・マクファーレンにみえて仕方なかった。

・今回のジョナ・ヒルは準主役として存在感はあったけど
　『ジャンゴ』のときのような面白みはそれほどでも、、、

・序盤で証券マンとしてのノウハウを伝授するマシュー。
　『ダラス・バイヤーズクラブ』でHIV患者に扮した（扮する？）ため
　激やせしてましたね～＾＾；
　肉体改造の伝説映画『マシニスト』のクリスチャンと同じく西洋人は
　眼の下が異様に窪むのね。アジア人なら眼の上が窪むけどね＾＾

・冒頭、禿山に煙突が立っていると思ったら、、、＾＾；
　あれって吸っていたか吹いていたかでその後のレオくんへの
　イメージ（劇中の印象）がずいぶん変わったであろう（笑）

・主人公、人間的には野心ある普通の青年で常にないものを数える。
　夢を実現した後の計算しかできない男はワタシは信用しない。
　なのでジョナ・ヒルのような賭けはできずマクドナルドで働くよ。
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監督：マーティン・スコセッシ
脚本：テレンス・ウィンター
撮影：
音楽：


出演：レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マーゴット・ロビー/
　　　　マシュー・マコノヒー/ジョン・ファヴロー/


『ウルフ・オブ・ウォールストリート』