一亭獨言 一亭独言

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4.25(水) 池袋演芸場真打昇進&襲名披露 隅田川馬石

2007年05月03日 18時21分42秒 | 落語見聞記
古今亭 ちよりん 「桃太郎」
柳家  三之助  「出来心」(“下駄置いてきた”まで) 志ん太と交互
桃月庵 白酒   「万病円」   甚語楼と交互
むかし家今松   「親子酒」   本来ここは雲助
柳家  小菊    俗曲
春風亭 一朝   「唖の釣」
古今亭 圓菊   「厩火事」
すず風 にゃん子と金魚  漫才
鈴々舎 馬風    漫談
  -仲入り-
口上  さん喬(司会)、木久蔵、馬石、雲助、圓菊、馬風)
翁家  和楽社中(和楽・小楽・小花)
林家  木久蔵   漫談
柳家  さん喬  「長短」
五街道 雲助   「町内の若い衆」 本来ここは権太楼
林家  正楽    紙切り
五街道佐助改メ
隅田川 馬石   「居残り佐平次」

 五街道佐助改め四代隅田川馬石、真打昇進並びに襲名披露興行に行きました。
 木戸銭は2800円だったが、落語<通>検定1級認定証割引で2000円に。特別興行は対象外となっているが、真打昇進興行はOKのようで嬉しい。
ロビーの所にいると五街道一門の方々の姿を見ることができました。主役の馬石師匠はネクタイ姿でした。弟弟子二ツ目の弥助さんはいろいろ動き回っていました。しばらくロビーにいると兄弟子の白酒師匠が甚兵衛姿でやってきました。どうみてもかたぎでない格好だよな。馬石師は、ネクタイだとサラリーマンそのものなのに。
 トリネタは「居残り」。寄席で「居残り」を聴くのは始めてかも。寄席に限らなくても生で「居残り」を聴いた時を思い出せない。地元品川が舞台となっている噺だが、この噺は元々あまり好みでなかった。人を騙す噺なので後味がよくないというのが理由だ。が、今回は楽しんで聴けた。落げに使われる「おこわにかける」という言葉の説明は前もってなかったなぁ。(他に騙す噺なので好みでない噺として「大山詣り」「星野屋」がある。)
 今日は権太楼師匠がいなかったので、口上の司会はさん喬師。雲助師を紹介するときに、「本名若林恒夫」それに答えて「今、稲葉くんから紹介がありました…」。二人の仲のよさがわかる掛け合いでした。
口上での五七五。圓歌師匠の「手をとって共に登らん花の山」は有名だが、圓菊師は「またひとつ増えて嬉しい寄席幟」とやっていた。雲助師匠も何か言っていたが忘れてしまった。