ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ダンヒル リバーシブル 回転軸 ネジ抜け

2020-05-27 08:53:52 | ダンヒル修理

ダンヒルのリバーシブルバックル修理です。
回転軸に使われているネジが緩んだだけなのですが、構造上、バックルを分解しないと修理できないのです。


このネジです。
バックルが簡単に分解できる構造になっていないので、無理に修理しようとするとバックルが傷ついたり曲がったりしますので、ご自身での作業はお勧めしません。
弊社では秘密の専用工具を作って対応しています。


反対側、これ、貫通ネジ穴ですね。
ちょっと不思議な作りです。
ダンヒルも含めて、この部分は非貫通のネジ穴のバックルがほとんどです。


バックルをはずしました。


修理完了です。


同じくダンヒルのリバーシブルバックルです。
症状は先ほどと同じです。


こちらのバックルは穴が非貫通でした。
ダンヒルでもモデルによって同じ造りではないのですね。
下請けが違うのかもしれません。


修理するためにバックルを分解しました。
いくつも同じ修理をしているので、自作工具も揃っているので難しくはないのですが、適した工具がないとバックルが曲がるかもしれません。


ネジがすごくきれいなのです。
これってすごく問題です。
ワッシャの入っていないネジですので、ネジ用の固着剤を塗らないと緩みます。
きれいってことは何も塗布された形跡がないということです。
組み立て方に非常に問題があります。


固着剤を塗布して組み立てます。


回転部分修理完了です。


バックルを組み立てて作業終了。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

コロナウイルスが心配な昨今、私自身、持病があるため、当面の間、持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
修理受付は現在宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
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