センスとか才能とか生まれながらにして能力があるみたいなことをよく耳にする。
確かに何の分野においても見ただけでパッと再現出来る人。たいして勉強してなくてもテストでいい点を取る人。実際にそういう人はいると思う。
私はスキーという競技の他に野球や陸上を経験しているが、あまり練習してないのに上手い選手や速い選手は子供の頃から多く居た。
スキーをしていても夏場練習してないのに冬になれば速いという選手はとても多い。
では私がどうかというと、残念ながら上記のような選手ではない。だからと言って、怪我をするくらいトレーニングをして努力をしたかと言われるとそうでもない。
だからこのレベルのまま足踏みをしているのかもしれない。
海外の選手はよく、オフシーズン怪我で手術をしたという話を聞くが、それはトレーニングのケアを怠ったからではなく、トレーニングを限界まで積んだかららしい。私には真似出来ない。トレーニングを多く積むということ、努力するという事もまた才能なのだろう。
しかしだ。
運動センスという生まれながらのステータス的な才能。
身体の限界ラインギリギリまでトレーニングをするという才能。
この2つの才能、後者の才能はもしかしたらまだ間に合うのかもしれないと思うのだ。
努力する事も才能とはよく言ったもので、センスがない、練習しても結果が出ない事に悲観せず、向上心を持ってトレーニングする事が大事なのだと思うわけで、少なくとも私にはその選択肢しか残されてはいないのだ。
板橋