鼓緒太

~on a journey with sound…

旅日記・ポーランドの巻~その3 ヴロツワフの日常

2016-03-24 | 日記
 2時間ちょっと寝て、朝食…











 ………って、あれ?

 …なんか、いつもと変わんないぞ。

 一応、現在地、ポーランドのヴロツワフなんだが。














 多分、どこかにやる気出して観光に行く…とかなら、しっかり寝て体力回復とか思うんだけど。今回は仕事メインで来ているので、睡眠時間よりも仕事が優先されて、…結局は日本にいる時と同じようなサイクルになってしまうみたい。

 明るくなってから寝る…とか、いつも日本でおかしなサイクルで生活してるんだが。このサイクルのままポーランドに来ると、時差ボケなしにそのまま朝型生活…にすんなり入れる。

 しかしながら…夜中も作業をしちゃうから、せっかく時差ボケなしに来たのに、もうこちらでも夜型ベースになりつつある今日あたり(汗)

 身体のサイクル的には夜は寝るもんだということは分かってても、やはり作業が効率よく進むのは夜中。静かな…夜中。もうこればっかりは、しょうがない。

 こちらでも…もうすっかりマイペースな生活サイクル。

 自分で言うのもなんだが。

 …適応力は、意外にある…っぽい…気がする。
















 午前中から、リハ。
     
 とってもステキな雰囲気のスタジオ。
     
 ただ、…残念ながら、楽器がないので。

 俺は…脳内再生なエアピアノ担当(笑)

 数時間前にとりあえず考えた音を、実際の動きを見ながら脳内で確認、調整していく。

 今回の俺の役どころは。

 冒頭部は20年前?の福島のジャズバーのピアノ弾きという設定。

 その後に、衣装チェンジして、(…とは言っても、最初に身に着けてたものをババッと脱ぐだけだが)、後半は和服で御先祖様役。幽霊…とも言う(笑)

 2月に渋谷でやった俺のソロライヴ。この時に、ゆみさんにゲストで出ていただいた時に演じてもらったのが、この冒頭部のジャズバーのシーン。日本では適当なBGMをかけ、ゆみさん1人で演じていたけれど、実際にこちらでやる際には、このシーンに俺も参加していて…ゆみさんの動きに合わせピアノを弾いている。

 俺もちょっとだけ動きをいただく。ま、ちょっと歩いたりするだけなんだけど。でも、役を意識しながらピアノを弾くことになるわけで、それは何だかとっても新鮮~☆

 …っていうか、ステージでピアノ以外のことをやるって、珍しいな…よく考えたら(笑)

















 稽古が早く終わったので、ちょっと遅いランチがてらゆみさんのお住まいにお邪魔させいただくことに。

 街の中心地からちょっと郊外に向かったあたりのエリア。路面電車に乗り、移動。

 電車を降りたあたりには、公園やらスーパーやらがある。まずは、公園へ。
     
 白河の南湖みたいな湖があって、たくさんの鳥達が水辺で思い思いに過ごしている感じ。昨夜ちょっと雪が降ったから、公園のあちこちに白く雪が残っているけれど、それほど寒くはない。

 しかしながら。一番激寒の時は、この湖は凍ってしまうんだそう。やる人がやれば、トリプルアクセルとか飛べる感じになるらしい(笑)
     
 …で、お約束の、ちょぴん様(笑)

 ワルシャワとかにあるものと比べたらとってもショボショボらしいが…まぁ、…ね☆















 …で、ランチタイム。

 まずは…アイス………って、なんだか流れでそうなってしまった(笑)
     
 マスカルポーネ味とウイスキー味。ゆみさんが注文の仕方を間違ってしまったらしく…このアイス、本来は2段重ねで出てくる予定だったのだけれど。何故か、2つ………ええ、2つとも俺がいただきましたとさ。

 でもでもでもでもでも。

 これは、ヤバい!ホントにうまいのね。夏はこのアイス屋さん、長~い行列ができるらしい。乳製品…ホントにうまいな~、ポーランド。俺の中では、ステキな誤算だった。
     
 そして、メインディッシュなピエロギと、ポーランド風なお弁当。テイクアウトする。
     
 ピエロギは昨日もいただいてとてもおいしかったんだけど。昨日とは全然違う味。
     
 そして、昨日よりも格段においしい☆

 …あ、あと、ピクルスが超絶うまい。

 それから。
     
 これは、ソバの実。ゆみさんが作ってくれたもの。ソバがポーランドにもあるのには驚いたが、しか~し。いわゆるのど越しがおいしい蕎麦は、こちらには存在しない。ソバの実を食べるだけ…なのだ。

 蕎麦って、日本の食べ物っていうイメージが強いけど。よくよく調べてみると、蕎麦の原料はほとんどが輸入に頼っているらしい。

 …よく考えたら、そんなに蕎麦の畑、日本で見たことないしね。

 主要な生産国は…ロシア、中国、ウクライナ、フランス…とか。もちろんポーランドもかなり主要なソバの生産国になっている。

 つまりは…あの日本蕎麦ってのは、日本人の知恵?的なものでできた食べ物ということなのか…。

 ソバはずっと日本独自のもの…と思ってた。思い込みって…凄いね。
















 その後は、いよいよ地元のお店巡り。八百屋さんとスーパー2軒の3ヶ所を…視察(笑)

 仕事柄いろんな場所に行く機会があるけれど、これははずせない恒例行事(笑)地元の人がいつも日常的に行くそんな場所にこそ、その土地のエッセンスがたくさん詰まっているわけで、それを体感するのが旅の大きな楽しみの1つ…なのである。そこにしかないアイテムってのがあったりすると、それはもう、テンション上がりまくり。
     
 とてもやる気のある八百屋さん…
     
 新鮮な食材が、たくさん。
     
 日本ではあまり見ないような野菜や果物も…いっぱい。
     
 …いろいろと、買ってみた。ザクロも買っちゃったし。リアルザクロなんて、子供の時に1回食べただけ。日本ではあまり馴染みのない果物だけど、こっちではわんさか売ってる。
     
 イチゴって…やっぱり日本のものがおいしいんじゃないのかとか、栃木人inポーランドな俺は思ったけれど。なかなか、どうして。こちらのイチゴもおいしい!中まで真っ赤に色付いている。日本よりもちょっと歯応えがある…のかな~?でも、ほどよい酸味と甘みでいい感じだった。
     
 毛色がちょっと違うスーパーのハシゴ。いずれのスーパーも、肉類や乳製品の種類が半端ない。とりあえず、ヨーグルト、チーズ、各種のお茶、そして、こちらでよく使われるスパイスや調味料なんかを…大人買い。

 …信じられないくらい安いのだ。本当に。魚以外は。

 そう。魚だけは、異常に高い。ツナ缶的なものも、1缶500円とか…ヘタしたらもっとかな…それくらい高級品。ポーランドは海はあるのに、魚を食べる習慣があまりないんだそう。今いるこのヴロツワフは、特に内陸なので、なかなか魚を食べる機会はなさげ。ピザにのってるツナくらい…なのかな?

 ようやく見つけたのが…変色してマズそうなサバっぽい魚。塩漬けかなんかなのかな~………見るからに、マズそう。

 …魚は、やっぱり日本…だな。
















 …そんなこんなで。

 今日は地元の空気に触れた1日。

 ホテルに戻ってからは、また昼間のリハ動画を見て、細かい調整をしていく作業。実際に音に出せるのは、明日…そして、明後日の本番。ポーランドで過ごせるタイムリミットがちょっと見えてきて、ちょっと名残惜しい気持ちが…。















 …今度はもうちょっと長く滞在したいな~。

 …っていうか、今度って………いつ?(笑)














 ………続く。

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