鼓緒太

~on a journey with sound…

2/15【遥かなるMEMORY】

2011-02-15 | 日記
 不意に。

 群馬の妹から荷物が届いた。

 お菓子が入ってそげな…中くらいの箱が1つ。中身は………餅(笑?)

 どうして2月に…餅?群馬で何かイベントごとがあるのかなぁ~?…などとちょっとだけ思ったけれど、とってもありがた~い食糧☆














 よく見ると。それだけではなかった。DVDと写真が1枚ずつ。何だろう…?と思ったら。

 写真は…亡くなった両親の昔の写真を引き伸ばしたもの。DVDは…母の追悼的DVD。亡くなった母の兄…つまり、伯父が昔に撮影した映像をまとめたものであった。

 一言添えられていた妹の言葉。


















 ………衝撃映像もあると思うけど心して見てね。















 …って(笑)

 ………早速、パソコンで再生してみた。















 …え?

 …あれっ?


















 …ダメだ(-.-;)

 どうやってもDVDをうまくパソコンが読み込まない。

 残念だけど…見られなかったよ。

 そんなメールを妹に送りつつ…あ、そうだっ!…とそのDVDをプレステ2で再生してみると…。
















     
 ………【遥かなるMEMORY】

 いきなりテレビ画面いっぱいにタイトルが大きく表示され、大昔の映像が…。

















 …あ、母だ。

 …あ、父だ。

 …あ、伯母だ。

 今から24年前のお盆。既に亡くなっている3人が若々しい姿で映っている。

 動いてる…しゃべってる………なんか、変な感じ~。

 俺は…坊主頭の中学1年生。妹は小学3年生(笑)

 …そんな時代があったんだね、俺にも(笑)

















 確かに…衝撃映像が次々と(笑)
     
 ほどなく…坊主頭の俺がショパンの【幻想即興曲】を弾くシーンが…。
















 …ひ、ひどい(≧ω≦)

 こりゃあ、あんまりだ。ホントにひど過ぎるっ!

 何だかやけに高速プレイ(死)できそこないの間違った打ち込み音源を早回し再生してるみたい(死)もちろん…間合いも風情も感情もあったもんじゃない。















 …そのヘタレな演奏中には、ピアノの周りも映されていた。その昔に何度か出たピアノのコンクール………賞を取った時の賞状が飾られているのだが、その名前の漢字が間違っているのを発見(笑)

 …ま、今となっちゃあ【珠算1級の賞状】と同じくらいに価値のない賞状であり、間違っていようがどうでもいいものなんだけど。















 あ、そうそう。何故に坊主頭かといえば。
     
 …校則なのだ。うちの中学…男は、坊主頭に決まっていた。坊主頭以外にはありえない。まるで、軍国主義(笑)今でこそオシャレボウズなんて言葉も…あ~、若干また古くなってきたけど………とにかく、この頃の坊主頭は、髪の毛と一緒に個性まですっかり削ぎ落とされた感じで、ホンっっっっっトにイヤだった。髪を自由に伸ばせる別の中学の子達がホントに羨ましかったし…。

 ………って、このあたりのことを語りだすときっと止まらないから。

 また後で。

 いつか。

 でも、語らないかもだけど(笑)













 …因みに。【男は坊主頭】なこの校則は。それから4年後には廃止されるのだが(汗)














 とにかく…カメラに映ることがイヤだったらしく、カメラを向けられるとすぐに逃げてた俺(笑)

 そうこうしているうちに…突如、3年後のお盆。妹が急に大きくなってて…俺は高校生に(笑)

 またしても俺がピアノを弾き、客人達がそれを聴くシーン。

 今度はショパンのノクターンとベートーヴェンのソナタなんかを弾いている。最初の映像から3年経って、若干【ためる】なアビリティーを身につけているらしいものの…。

 …やっぱり、俺のピアノ…超絶ヘタクソ。そりゃあ趣味のピアノだし仕方がないんだが(-.-;)

 でも、ヘタクソ。やっぱり、ひどい(笑)


















 …でも。

 真の衝撃映像は、この直後に。



















     
 ………マイクを持つ俺。場所はカラオケハウスっ(死)

  (カラオケボックスではなく、カラオケハウス。違いが分かるかな~?そういう雰囲気の場所・笑)






















 …あの日だ。両親が俺に対してちょっとだけ安心した日。


















 今でもそうだけど。基本的に俺は人前で歌う…というか、声を出すこと自体、とっても苦手。歌うことは好きだけど、よほどのことがない限り…歌うことはない。

 鼻歌でさえも絶対に歌わなかった。それは両親の前でも。

 そんなわけで。

 …この子はピアノは弾けるけど、実は音痴なんじゃないか!?疑惑が両親にはあったらしく。

 とりあえずそこそこ正しげな音程で歌う俺を見て、両親はちょっとだけ安心したのだ、この日に(笑)

 …そして、その直後。
     
 島倉千代子の【人生いろいろ】を歌う兄と妹(笑)





















 両親の歌う姿もあって、確かに追悼DVDではあるものの。

 …とにかく、ありえない映像だらけ(笑)




















 その後もDVDは盆と正月を中心に録られていた。

 おかしかったのは、おばあ様・よっちゃんの服装が今と変わってなかったこと。昔の人ってとにかく物を大切にするからね~☆フツーに20年とか着続けられるのは凄いと思う。もったいないお化けも出ないであろう(笑)





















 …最後は。

 母の亡くなる半年前の映像。病気の母と18歳の俺。またしても【カラオケハウス】なんだが(笑)
     
 この頃の父の表情には覇気がない。疲れていたんだな…なんていうあたりで、エンディング。

 かなり恥ずかしい映像ばっかりだったけど、今となっては貴重な映像ばかり。撮影してくれた伯父には感謝なのである。




















 …さて。届いた餅でも、いただこうかな…☆

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