【 Wildlife Photographer of the Year 2021受賞】
今年で57回目となる世界最高峰の野生生物写真賞
『Wildlife Photographer of the Year 2021』
(ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー)
2021年受賞作品の1つに選出(Highly Commended)されました。
選ばれた100枚の作品は、
2021年10月15日~2022年6月5日
ロンドン自然史博物館(大英自然史博物館)にて半年以上に渡り展示公開されます。その後世界の巡回ツアーが始まり60ケ国あまりで数百万人の来場者に公開されます。
ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤー 展
本来なら現地での授賞式に参加している所ですが、この状況の中昨年に続きオンラインでの開催となりました。
震災から10年を迎えた節目の年に宮城県で撮影した作品で、このような世界的な賞をいただけた事を心から嬉しく思います。
撮影地である宮城県登米市.栗原市の伊豆沼に関わる皆様、日頃からお世話になっている皆様、そして家族に感謝いたします。
この受賞の知らせを受けた震災から10年目の2021年3月11日
とても感慨深い想いでした。
これからも精進して参ります。
詳しくは以下をご覧ください。
⚪︎受賞作品
『 Uplifting dawn 』 Highly Commended / Wetlands – The Bigger Picture
⚪︎授賞式
https://www.youtube.com/watch?v=I0R32kCD5Tw
《 受賞までとこれから 》
自然写真を撮影する者としていつかは!と憧れる存在であった写真賞『ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤー』
それが現実となり受賞作品として世界でも有数のロンドン自然史博物館に飾られるという事は嬉しい事でもあり、とても脅威でもあります。
それは多くの人々の目に届く事であり、多くの判断をされるのです。
憧れが現実となると、改めて写真に対する姿勢や言動、様々な事を考え、そして、それに伴う人として存在していきたいと気持ちが少し変わったように思います。
日本だけでなく世界でも、20枚30枚といった複数の写真を組んで認められるのが一般的かと思います。
しかし、たった一枚にかけた思いや時間が詰まった100枚の写真たちでロンドン自然史博物館だけでなく、どれも国立クラスの博物館や古城そんな場所で数百万人の目に届くのです。
審査員として選ぶ方々の責務も重大であり、選ばれた写真の一枚一枚には広大なストーリーが詰まっているのだと思います。
たかが一枚の写真、けれど、その一枚には大きな力があるのだと今改めて思うのです。
ある方がこんな事を本の中で言っていたのを思い出しました・・・
展示の究極なんてのは、キャビネサイズのたった一枚で美術館のホールを数ヶ月持たせることが出来たらどれどけ素晴らしい事だろうと。
受賞決定後、ロンドン自然史博物館とやりとりをしていた中で
ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーの審査委員長のロズ(愛称で本名はロズムンド・キッドマン・コックス)から連絡がありました。
彼女は長年審査委員長を務めワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーの全てのアワードブックの著者でもあり、その文章の件だったのですが
実は受賞直後はこの作品は別のタイトルだったのです。
しかし、表記や意味合い様々な点で別なタイトルを提案していただいたのです。
『 Uplifting dawn 』
-ロズ-
Upliftingという言葉には、
文字通りの意味-持ち上げる(この場合は鳥の塊を持ち上げる)-だけでなく、
「霊を持ち上げる」(喜びと幸せを感じさせる)という二次的な意味もあります。
元々のタイトルに大きな思い入れもありましたが
僕は彼女がつけてくれたタイトルをいただく事にしました。
餅は餅屋なんて言葉もありますが、とても光栄な事だと思います。
その後、僕のホームページの作品を見てくれた様で写真への感想を頂きました。
それはとても嬉しい言葉でした。
そして、またいつか貴方の名前を受賞者の中で見つけるのを楽しみにしているわ。とやりとりを終えました。
それを僕は勝手に約束と思う事にして、またこの場所へ戻ってきたいと思います。
目標というよりは、これからの楽しみとして。
写真を撮影して作品を創り活動する中で、様々苦しい事や嫌な事もあったのも事実です。
そんな中で、いく人かの方々がかけてくれた言葉があったのは大きい支えとなりました。
一人は、世界報道写真賞の審査委員長をされた方、彼女はワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーなど他にも審査員をされて
世界一流の審美眼を持つかた。
ちなみに、今年別の写真賞の審査委員長をされていたので、彼女に写真を見てもらいたいと応募していたのですが
今頃は、最終審査の真っ最中で審査まで残った数枚の写真と、組写真をみてもらえたかなと。結果はどうあれ達成感はあったりします。
ロズも含め、僕の思う世界の超一流の方の言葉に比べれば、批判的な目など気にする事はないなとやってこれたのは本当にありがたい限りです。
イギリスロンドン自然史博物館、世界一の自然史博物館アメリカカリフォルニア科学アカデミーでの一年に及ぶ展示が同時に始まりました。
多くの方々の目に届くのを楽しみにしています。
2022年2月18日〜3月2日
東京六本木富士フイルムフォトサロンにて『写真家たちの新しい物語』プロジェクト
小関一成写真展『霧幻の水森-Lake Shirakawa-』も始まります。
併せて写真集を出版したいとクラウドファンディングを近日開始しますので、応援よろしくお願いいたします。
少々生意気な言葉かもしれませんが、
写真の世界は狭くもあり深海のように深くもあり、私の知る事などまだまだ一部なのかもしれません。
ただ言えるのは目標までの道はまだまだ遠いです。これからもおごる事なく精進していこうと思います。
今後とも皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
Kazuaki Koseki
【Web siteやSNS各種リンクはこちらから】
Kazuaki Koseki Photography website
写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
<instagram>
@isseycraft
[Awarded at Wildlife Photographer of the Year]
This year's 57th World's Highest Wildlife Photography Award
"Wildlife Photographer of the Year"
(Wildlife Photographer of the Year)
Selected as one of the 2021 award-winning works (Highly Commended).
The 100 selected works will be available from October 15, 2021 the day after tomorrow.
It will be exhibited for more than half a year at the Natural History Museum in London. After that, a tour of the world will begin and will be open to millions of visitors in more than 60 countries.
Originally, I participated in the award ceremony locally, but in this situation, it was held online following last year.
I am truly glad that I received such a global award for my work taken in Miyagi prefecture in the milestone year, which is the 10th anniversary of the earthquake.
We would like to thank everyone involved in Izunuma, Tome City, Miyagi Prefecture, where we shot it, everyone who has been indebted to us, and our families.
March 11, 2021 10 years after the earthquake that received the news of this award
It was a very emotional feeling.
We will continue to devote ourselves.
今年で57回目となる世界最高峰の野生生物写真賞
『Wildlife Photographer of the Year 2021』
(ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー)
2021年受賞作品の1つに選出(Highly Commended)されました。
選ばれた100枚の作品は、
2021年10月15日~2022年6月5日
ロンドン自然史博物館(大英自然史博物館)にて半年以上に渡り展示公開されます。その後世界の巡回ツアーが始まり60ケ国あまりで数百万人の来場者に公開されます。
ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤー 展
本来なら現地での授賞式に参加している所ですが、この状況の中昨年に続きオンラインでの開催となりました。
震災から10年を迎えた節目の年に宮城県で撮影した作品で、このような世界的な賞をいただけた事を心から嬉しく思います。
撮影地である宮城県登米市.栗原市の伊豆沼に関わる皆様、日頃からお世話になっている皆様、そして家族に感謝いたします。
この受賞の知らせを受けた震災から10年目の2021年3月11日
とても感慨深い想いでした。
これからも精進して参ります。
詳しくは以下をご覧ください。
⚪︎受賞作品
『 Uplifting dawn 』 Highly Commended / Wetlands – The Bigger Picture
⚪︎授賞式
https://www.youtube.com/watch?v=I0R32kCD5Tw
《 受賞までとこれから 》
自然写真を撮影する者としていつかは!と憧れる存在であった写真賞『ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤー』
それが現実となり受賞作品として世界でも有数のロンドン自然史博物館に飾られるという事は嬉しい事でもあり、とても脅威でもあります。
それは多くの人々の目に届く事であり、多くの判断をされるのです。
憧れが現実となると、改めて写真に対する姿勢や言動、様々な事を考え、そして、それに伴う人として存在していきたいと気持ちが少し変わったように思います。
日本だけでなく世界でも、20枚30枚といった複数の写真を組んで認められるのが一般的かと思います。
しかし、たった一枚にかけた思いや時間が詰まった100枚の写真たちでロンドン自然史博物館だけでなく、どれも国立クラスの博物館や古城そんな場所で数百万人の目に届くのです。
審査員として選ぶ方々の責務も重大であり、選ばれた写真の一枚一枚には広大なストーリーが詰まっているのだと思います。
たかが一枚の写真、けれど、その一枚には大きな力があるのだと今改めて思うのです。
ある方がこんな事を本の中で言っていたのを思い出しました・・・
展示の究極なんてのは、キャビネサイズのたった一枚で美術館のホールを数ヶ月持たせることが出来たらどれどけ素晴らしい事だろうと。
受賞決定後、ロンドン自然史博物館とやりとりをしていた中で
ワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーの審査委員長のロズ(愛称で本名はロズムンド・キッドマン・コックス)から連絡がありました。
彼女は長年審査委員長を務めワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーの全てのアワードブックの著者でもあり、その文章の件だったのですが
実は受賞直後はこの作品は別のタイトルだったのです。
しかし、表記や意味合い様々な点で別なタイトルを提案していただいたのです。
『 Uplifting dawn 』
-ロズ-
Upliftingという言葉には、
文字通りの意味-持ち上げる(この場合は鳥の塊を持ち上げる)-だけでなく、
「霊を持ち上げる」(喜びと幸せを感じさせる)という二次的な意味もあります。
元々のタイトルに大きな思い入れもありましたが
僕は彼女がつけてくれたタイトルをいただく事にしました。
餅は餅屋なんて言葉もありますが、とても光栄な事だと思います。
その後、僕のホームページの作品を見てくれた様で写真への感想を頂きました。
それはとても嬉しい言葉でした。
そして、またいつか貴方の名前を受賞者の中で見つけるのを楽しみにしているわ。とやりとりを終えました。
それを僕は勝手に約束と思う事にして、またこの場所へ戻ってきたいと思います。
目標というよりは、これからの楽しみとして。
写真を撮影して作品を創り活動する中で、様々苦しい事や嫌な事もあったのも事実です。
そんな中で、いく人かの方々がかけてくれた言葉があったのは大きい支えとなりました。
一人は、世界報道写真賞の審査委員長をされた方、彼女はワイルドライフフォトグラファーオブザイヤーなど他にも審査員をされて
世界一流の審美眼を持つかた。
ちなみに、今年別の写真賞の審査委員長をされていたので、彼女に写真を見てもらいたいと応募していたのですが
今頃は、最終審査の真っ最中で審査まで残った数枚の写真と、組写真をみてもらえたかなと。結果はどうあれ達成感はあったりします。
ロズも含め、僕の思う世界の超一流の方の言葉に比べれば、批判的な目など気にする事はないなとやってこれたのは本当にありがたい限りです。
イギリスロンドン自然史博物館、世界一の自然史博物館アメリカカリフォルニア科学アカデミーでの一年に及ぶ展示が同時に始まりました。
多くの方々の目に届くのを楽しみにしています。
2022年2月18日〜3月2日
東京六本木富士フイルムフォトサロンにて『写真家たちの新しい物語』プロジェクト
小関一成写真展『霧幻の水森-Lake Shirakawa-』も始まります。
併せて写真集を出版したいとクラウドファンディングを近日開始しますので、応援よろしくお願いいたします。
少々生意気な言葉かもしれませんが、
写真の世界は狭くもあり深海のように深くもあり、私の知る事などまだまだ一部なのかもしれません。
ただ言えるのは目標までの道はまだまだ遠いです。これからもおごる事なく精進していこうと思います。
今後とも皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
Kazuaki Koseki
【Web siteやSNS各種リンクはこちらから】
Kazuaki Koseki Photography website
写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
<instagram>
@isseycraft
[Awarded at Wildlife Photographer of the Year]
This year's 57th World's Highest Wildlife Photography Award
"Wildlife Photographer of the Year"
(Wildlife Photographer of the Year)
Selected as one of the 2021 award-winning works (Highly Commended).
The 100 selected works will be available from October 15, 2021 the day after tomorrow.
It will be exhibited for more than half a year at the Natural History Museum in London. After that, a tour of the world will begin and will be open to millions of visitors in more than 60 countries.
Originally, I participated in the award ceremony locally, but in this situation, it was held online following last year.
I am truly glad that I received such a global award for my work taken in Miyagi prefecture in the milestone year, which is the 10th anniversary of the earthquake.
We would like to thank everyone involved in Izunuma, Tome City, Miyagi Prefecture, where we shot it, everyone who has been indebted to us, and our families.
March 11, 2021 10 years after the earthquake that received the news of this award
It was a very emotional feeling.
We will continue to devote ourselves.
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