Kazuaki Koseki Photo Blog

KAZUAKI KOSEKI PHOTOGRAPHY from Yamagata,Japan 写真と僕と山形の風景・・・

Awarded LensCulture Critics' Choice Award 2021 Winner / Summer Fairies Series

2021-08-21 19:49:31 | Awarded
【 LensCulture Critics' Choice Award 2021受賞】

LensCulture Critics' Choice Award 2021にて
『Summer Fairies』シリーズが審査員Chris Pichler選のCritics' Pick となり受賞することとなりました。

LensCultureは今や、現代写真の世界的権威とも称される存在です。
写真活動を続けていく中で、とてもとても大きなキャリアをいただく事ができたのはとても幸運な事です。
お世話になっております皆様、家族に感謝しながらまた精進の日々を続けていきたいと思います。

選んでいただいたMr.Chris Pichler
メールをいただいたLensCultureのMr.ジムキャスパー並びにスタッフの皆様に感謝致します。

Critics' Choice Awardは21人の写真専門家審査員がそれぞれ3名のアーティストを選び受賞者が選ばれます。
Chris Pichler氏はアメリカに拠点を置くアートブック出版社Nazraeli Pressの創立者で、マイケルケンナさんや森山大道さんなど多くのアートブックを出版しています。

審査員の方々が選んだアーティストには、それぞれ審査員の方からの講評が添えられており私のシリーズにもいただいておりました。

小関一成は、日本の山形と東北の風景についてのシリーズを数多く制作しています。私が見た彼のプロジェクトはすべて説得力があり、彼が言うように、「四季を通しての五感」を呼び起こしたいというアーティストの願望に関するものです。私が批評家のおすすめの1つに選んだプロジェクトは、「夏の妖精」と題されています。この作品では、写真の魔法とホタルの魔法(この場合は日本原産の「姫ぼたる」)を織り交ぜて、今まで見た中で最も美しい写真をいくつか作り上げています。写真とホタルは本当に魔法ではありません。世界を守るために私たちが直面している緊急の責任を写真で表現する方法はたくさんあります。小関一成の写真は、見る人に畏敬の念を抱かせることでこの責任を果たしています。
–クリス・ピヒラー

Japan
Kazuaki Koseki
Summer Fairies
Kazuaki Koseki has produced a number of series about the landscape of Yamagata and Tohoku, Japan. All of his projects that I have seen are compelling, and all are about the artist’s desire to evoke, as he puts it, “the five senses through the four seasons”. The project I have selected for one of my Critics’ Picks is entitled “Summer Fairies”. In this work, the magic of photography and the magic of fireflies (in this case, the ‘Himebotaru’ indigenous to Japan) are woven together to create some of the most beautiful photographs I have ever seen. Photography and fireflies are not really magical. There are many ways to express through photography the urgent responsibility we face to protect our world. The photographs of Kazuaki Koseki achieve this responsibility through conjuring awe in the viewer.
– Chris Pichler

とてもありがたい講評をいただきました。
『今まで見た中で最も美しい写真をいくつか作り上げています』(create some of the most beautiful photographs I have ever seen. )

僕が自然.風景を含め最も大切にしていた事だったので、改めて、これまで通り自分の道を進んでよいのだという、そんな大切な言葉をもらったのだと思います。

レンズカルチャーの存在を知ったのはそれほど古くはなく、確か3.4年くらい前だったと思います。
誰かが出していたとか、海外フォトコンテストを探していた時期に見つけて、その頃は重要視も価値もあまりしりませんでしたし
コンテンポラリーフォトグラフィー、アートフォト、ファインアートフォトグラフィー、そんな言葉すら曖昧でした(笑)

一時期までは、限られた写真家にのみ与えられるレンズカルチャーの個人のポートフォリオアカウントを持つことが写真家のステータスでもあったようですが、僕が知った時にはレンズカルチャーのコンペへシリーズか一定数以上出品すればだれでもポートフォリオアカウントを持つことができました。

現在の世界の写真の世界などを少しずつ知るようになったのは、
2018年のLensCulture Amerging Talent Award に出品してからでした。

レンズカルチャーは有料でレビューをくれるのですが、その時レビュー付きで応募して作品に対する的確なアドバイスと僕の進みたい道に対する質問へのアドバイスをもらいました。
その頃から、考えるという時間が圧倒的に増え様々な部分で変わったのだと今は思います。
だれにでも勧めるわけではありませんが、プロアマ関係なくこれからの人生の中で写真の道をもっと進みたい方、写真で伝えたいことがある方、表現の分野に興味ある方など、そんな方々にはチャレンジしてもよいのかなとオススメします。

ただ、風景や自然を撮っている方は僕を含めとても苦労するだろうと思います。
風景や自然はだれでも簡単に撮影できて最も人気のある被写体でありふれているからでしょう、現に今年で最後となった写真新世紀や木村伊兵衛賞に入った方々の写真を見ても
ただ綺麗な風景や自然を、僕は見たことがありません。

国内だと特に風景写真のジャンルってのが、アートフォトや現代写真と別に存在しているような感覚でいます。
それは、視る方々の問題ももちろんあると思うので仕方ないことなのでしょうけれど、
僕は、自分の撮ろうと決めたものでこれからも楽しみながらチャレンジしていこうと思ったりしております。

Critics' Choice Award2021の受賞者の作品が全て掲載されるフォトブックも作成されるので楽しみに待ちたいと思います😊

たぶん送られてくる?と信じてます(笑)











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