solaのえそらごと

そら好きのたわいもない雑記帳です。
悪口、苦情以外、足跡を残してもらえると大変うれしいので、なんでもコメントください。

DVD「マインド・ゲーム」

2005-06-29 23:04:59 | column
偶然幼なじみの初恋の女性、みょんちゃんと再会する西。
彼は彼女が姉のヤンと営む焼き鳥屋で、運悪く借金の取り立てのヤクザに撃ち殺されるのだが、
神様に逆らい必死で地上に舞い戻る。


キャラクター、設定、リアルさの追求等々に必死になっている他のアニメとは違う痛快なアニメーション。
それを人をくったような映像と突拍子もない実写と素晴らしい音楽で魅せる。

今までにありそうでなかったカルトアートアニメ。

ストーリーがわかりずらいのは残念だが、映像作品としてはずば抜けて良いと思える。
原作は読んでないので詳しくは分からないが、ぶっ飛んだストーリーと映像の4℃のスタッフに拍手です。

DVD「9SOULS ナイン・ソウルズ」

2005-06-27 20:29:32 | column
世間から隔絶された、とある刑務所。
様々な経歴や犯罪歴を持ったひとクセもふたクセもありそうな9人の囚人たちがいた。
そんな彼らは、ある日、抜け穴を発見し、脱走に成功する。
以前同部屋だった自称元偽札王が“大金を埋めた”と去る時に話していたことを思い出し、
9人の自由へ向けての旅が始まるが…。


刑務所の同房仲間9人が集団脱走するという話。
オンボロミニバンに同乗し、それぞれの目的を果たそうとする。

他者から見たら敗者にしか映らない彼らの最後のリターンマッチ。
それぞれが過去に決着をつけるために奔走するが、思わぬ事件が待ちうけており、ささやかな希望を抱きながらも、どこへもたどりつけないせつなさが良い。

小品だけれども、好きな感じだった。

映画「ダニー・ザ・ドッグ」

2005-06-26 14:37:02 | column
バートという男の奴隷として、犬のような扱いを受けて育てられたダニー。
彼は主人のバートのために金を稼いでいた。
そしてピアノ…


リュック・ベッソン製作・脚本のアクション・エンターテインメントと聞いていたので、ジェット・リー主演だけれども、期待度ゼロ。

ジェット・リーが、命令で人を殺す「犬」のような役から始まる。
アクションだけでなく切ない感じの役柄で、アクションはやっぱりめちゃくちゃ強くかっこいい。
動物から人間に変わるまでの過程がとても温かく描かれてました。
「心」が芽生え、表情も豊かになって行く3人の日常のシーンはちょっと良かった。

ただ本作品の最大のミスは、「ニキータ・レオンに続く、心を引き裂かれる愛の感動アクション大作」というコピーです。
感動大作でもアクション大作でもなく、もっともっとささやかな小品でシンプルにまとまった作品。

首輪で、人間的な扱いをされなくてって、ちょっと前の事件が頭を掠める。

ジェット・リーということで派手なアクションシーンを期待される方には少し物足りないと思う。

DVD「レディ・キラーズ」

2005-06-25 14:39:27 | column
信心深い老未亡人の自宅に下宿した自称・教授。
彼の狙いは婦人宅の地下室。そこはカジノ船の地下金庫室とつながっている。
少々頼りない強盗団と、人の好い老婦人とのコミカルなやりとり?のコメディ。

コーエン兄弟のブラックコメディということで観た。

コーエン好きは楽しめるだろうけど、一般にはダメなんだろうな。
肝心の悪人チームのアンサンブルがてんでバラバラ。
異なるメンバーを揃えたのは判るけど、テンポが悪いし、台詞の応酬も大して笑えない。

トム・ハンクスは懸命に名演しようと頑張っていたけど、かえってわざとらしさが鼻につく。

うーん、レンタルで充分な作品。
沢山映画を観る人は、そのうちの一本、たまにしか観ない人は観なくていいかも。

ただ、パンチの効いたゴスペルが聞けたのだけは良かった。