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私が生きた奇跡

キーパーソンを味方につけるには!!

2014-02-25 08:10:21 | 今すぐ見ろ!
キーパーソンを味方につけるために、おぼえておきたい4つのこと




『議員秘書だけが知っている キーパーソンを味方につける技術』(尾藤克之著、ダイヤモンド社)は、国会議員秘書経験を持つ経営コンサルタントである著者による新刊。前著『国会議員秘書の禁断の仕事術』に次ぎ、議員秘書時代に培った「人の心をつかむ方法」をさらに深く紹介しています。



シビアな雇用関係のなかで、議員秘書が最優先で守るべきものは雇い主である議員本人となります。
だからこそ、議員秘書は強い処世術が自然と身につくのです。
その処世術とは、キーパーソンを味方につける──ずばり「人たらし」です。
(中略)
本書では、これを肯定的なスキルとして紹介していこうと考えています。(「はじめに」より)


第3章「『なるほど!』と思わず唸る キーパーソンを味方につける技術」からいくつかを引き出してみます。

相手に強く印象を残すテクニック


仕事を進めるうえで、相手に強い印象を残すことは重要。そこで著者は、政治家や議員秘書なら誰でも身につけているという共通のテクニックを紹介しています。それは、自己紹介のうまさ。政治家や秘書は、20秒、1分、3分程度と、3パターンの挨拶を用意しているというのです。

20秒の自己紹介を使うのは、名前と肩書き、すなわち自分は何物であるかを説明する場合。時間が短い分、相手へのメッセージを言葉以外の目線、声、身振り手振りなどによって伝えることが効果的だといいます。

朝礼の挨拶、会議などでの自己紹介、プロジェクトメンバー同士が顔を合わせる際などに適しているのが、1分程度の自己紹介。基本情報(会社名、氏名、取り組んでいる仕事や関心ごと)を中心にまとめ、1分でしっかり自分についての情報を伝えることが必要。

3分程度の自己紹介であれば、簡単なスピーチのつもりで臨む。目指したいのは、ストーリーを構成してじっくり伝えること。自分を理解してもらうためのエピソードや、気の利いたコメント、緊張を和らげるひと言などのエッセンスを取り込むといいそうです。

そして話のうまさよりも大切なのは、堂々とした立居振る舞い。堂々としていられれば、聴き手に強い印象を投げかけられるというわけです。(55ページより)



表情と声で第一印象が決まる


政治家は、第一印象の重要性をよく知っているもの。では第一印象がなにで決まるかといえば、表情と声。人は誰でも、自然な笑顔で手振りを交えて話す相手に好印象を抱く傾向にあり、逆に無表情で声が小さい人はどうしても印象が薄くなるからです。

また人は相手の容姿に注目し、性格や行動パターンのイメージを膨らませていくものであり、抱く印象も千差万別。つまり世の中は"固定観念や偏見"によって成立しているわけで、一度なんらかの印象を与えてしまったら、それを基準に評価が決定づけられてしまいます。そのせいか、著者の知り合いの議員秘書の多くは明るい人柄なのだとか。(83ページより)



小さなエピソードを使う


エピソードを効果的に使うと思いがよく伝わるのは、エピソードがリアリティを増幅させるから。そして、スピーチにエピソードを使うプロといえばやはり政治家で、エピソードを効果的に醸成させるテクニックも存在すると著者は説明しています。それは、スピーチのなかに印象に残る言葉、インパクトのある言葉を盛り込むこと。なぜなら聴衆は、スピーチの内容はともかく、インパクトのある言葉やキーワードをメッセージとして記憶しているものだから。

ただしエピソードの数が多すぎたり、話が大袈裟すぎたりすると逆効果なので注意が必要。さらにポイントを明確にし、聴衆の意識に残るように話すこともポイントだといいます。そして、スピーチのなかで話し手の夢や情熱、生の勘定を表現できたとき、話し手と聴き手の間に共感が生まれるというわけです。(92ページより)



硬そうな話は柔らかく


わかりやすく説明することはスピーチの鉄則。そのためには、伝えたい話を相手に合わせた内容にする必要があります。たとえば専門用語が出てくると聞き手は難しく感じるので、専門用語をなるべく使わずに説明することが大切。

そしてさらに伝えやすくするには横文字やカタカナを極力使わず、別の言葉に置き換えるといいそうです。たとえば、コンサルタントという言葉。これを「会社の悪いところを見つけて直していく仕事です」と言えば、たしかにわかりやすくなります。(97ページより)


議員秘書としての豊富な経験から得たノウハウを、あえてビジネスパーソンの目線で捉えているため、とてもわかりやすく応用しやすい内容だと思います。プロフェッショナルの処世術を身につけるためには、格好の一冊だと言えるかもしれません。











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