諏訪大社の御柱祭で転落事故、2人死亡2人けが(朝日新聞) - goo ニュース
御柱祭りは、7年に一度行われる諏訪の男の勇気を見せるお祭りで、木落としの場面も 危ないなと思われる。今回、命綱をつけていたかは不明ということであるが、最先端に乗っていた3人が命綱をつけた板とは考えにくい。
次の御柱祭りに向けて、再発防止の対策を考えていかないといけないだろう。
長野県下諏訪町の諏訪大社の下社春宮で開かれていた御柱(おんばしら)祭で8日午後5時ごろ、御柱を建てている際、柱を支えていた鉄製ワイヤが切れ、柱に乗っていた男性3人が転落した。このうち同県岡谷市の増沢徳寿さん(45)と同市加茂町の平田和也さん(33)が死亡。残る1人と下にいた男性1人の2人がけがをした。県警は安全管理に問題があった可能性もあるとみて、事故原因を調べている。
県警や諏訪署によると、柱は長さ約17メートルで重さは約6~8トン。バランスを取るためのワイヤは約8本。このうちの1本が切れた際に柱が揺れ、3人がふるい落とされたという。下にいた男性は、切れたワイヤが頭部に当たったとみられる。
柱を建てる際、氏子たちは木に乗って掛け声をかける。亡くなった2人は柱の先端付近にいたらしい。祭りの関係者は「柱に乗る人には命綱を渡して着けることを徹底していたが、男気を見せたいと、着けずに乗る人もいた」と話した。転落した3人が命綱を着けていたかどうかははっきりしていない。
御柱祭は県内各地で開かれており、4月には同県千曲市の古大穴(ふるおおあな)神社でも、建て替え中の柱1本(長さ約10メートル)が倒れて1人が死亡、3人がけがをする事故があった。諏訪大社の御柱祭は6年に1度開かれ上社・下社の4宮計16本のモミの大木を建て替える。急斜面を巨木が滑る豪快な「木落(きおと)し」で知られている。