「おしゃぶり障害」訴訟で和解=横浜の母子と販売会社-東京地裁(時事通信) - goo ニュース ベビー用品大手の「コンビ」が訴えられた。輸入したドイツ製のおしゃぶりを3年間くわえ続けた結果、子供のかみあわせが悪くなったといって900万円の損害賠償を請求したという事件。子供のかみ合わせが悪くなったことが900万円だという。この請求金額にまずビックリ、そして3年間の間、1日12時間以上のおしゃぶりに持ちこたえたというドイツ製のおしゃぶりの耐久性にビックリ、そして12時間しゃぶらせたという親にビックリ。本当に驚かされること多い事件だ。 和解内容の盛り込まれたメッセージを見ると、この親御さんも、同じような子供のかみ合わせの悪化が起こることの無い様にという気持ちもあったことだろうと思う。しかし、裁判まで起こすとは日本も訴訟社会になったということを感じる。 この事件で役立つ保険は、PL保険(生産物賠償責任保険)だ。今回のケースでは、和解金と裁判費用が保険で支払われるだろう。恐らく、和解金よりも弁護士費用のほうが高かったことだろうと思う。 最近は、リコール費用の特約がついている保険もある。もし、製品に問題があるとするならば、製品の自主回収することになる。リコール費用の保険は、このときの新聞等への広告費用、回収のための輸送費用・保管費用、問い合わせ対応のためのコールセンターの費用などを支払う。
「おしゃぶり障害」訴訟で和解=横浜の母子と販売会社-東京地裁
2008年3月21日(金)17:55
長期間おしゃぶりをくわえていたため、かみ合わせが悪くなるなどの障害を負ったとして、横浜市の女児(7つ)と母親がベビー用品販売会社「コンビ」(東京都台東区)に約900万円の損害賠償を求めた訴訟は21日、東京地裁(菅野雅之裁判長)で和解が成立した。同社から解決金が支払われるとみられるが、金額は明らかにされていない。
女児側の弁護士によると、和解条項には、「コンビは、おしゃぶりが子供の歯やあごなどに与える影響について情報収集に努め、製品の改良や適切な使用表示の実現に向けて、努力を継続する」などの一文が盛り込まれた。
訴えでは、女児は同社販売のドイツ製おしゃぶりを、生後数カ月から3歳10カ月ごろまで毎日12~15時間ほど使用。その結果、歯のかみ合わせが悪くなり、前歯で食べ物をかみ切れなくなった。
女児側は同社が長時間の使用を控えるよう指示、警告をすべきだったとして、慰謝料などの支払いを求めていた。