ワンピースって・・・

夏といえば、
白い綿のワンピース、帽子にサンダルが子供のころのお気に入りだった。
最近、いつ、ワンピースを着ただろうか・・・。

ある夏の休日の出来事。
オルターネート・チェック柄の綿のワンピースを着た私。
電車に乗り込むと、心地よい冷風が私を迎えてくれた。
乗客は少なく、ゆったりと座席に座ることが出来た朝の電車。
窓の外には、朝露に濡れ、キラキラひかる草花。
この風景を見ているうちに、心地よい眠りについていた私。
ほどなく、観光客であろう男性数人の会話が聞こえてきた。
「この子の職業は何かな？」「・・・。」
「え、私のこと？」私は目を閉じたまま、この会話に耳を傾けた。
「先生かな？」「うん、先生って感じだね・・・。」
結局、私の職業は先生ということでこの話題は終わった。
「なぜ、私が先生・・・？」否定することも出来ないまま、
私は下車する直前まで目を開けることが出来なかった・・・。

それにしても、どうして先生だったのだろう？
私が着ていたワンピースが先生のイメージだったのだろうか？
洋服というものは自己満足の領域。自分がイメージしているスタイルが
必ずしも、他の人にイメージ通り伝わっているとは限らないものです・・・。

ちなみに、私がワンピースで思い浮かべるのは映画「キッチン」。
川原亜矢子さん演じる桜井みかげさんが着ている白いワンピース。
なんだか、私も白いワンピースが着たくなりました。

写 真：最近、衝動買いしたサンダル。
これには、やはりワンピースでしょうか？
ワンピースを着ると自然に女性らしい身のこなしになるものです・・・。