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c'est la vie!

過去によりかかることもなく、
未来にすがることもなく、

今がいちばんすてき。

2014年という365日

2014-12-28 14:58:03 | diary
1ヵ月、更新しなかった。
というのも転職して毎日PCばかりいじっているので、平日に家でPCを開けることが少なくなった。
視力も驚くほどに落ちてしまった。新年にはメガネを新調しようと考えている。

2014年は過去にない激動の1年だった。大きく変わったのは転職をしたことだった。
年越しは飛行機、空の上。(おそらくタイ上空ら辺)
元旦はホーチミン一人旅で始まり、素敵な年明けの始まりでした。
1~2月は仕事の記憶しかない。そして、とてもストレスに悩まされていたような気がする。
脳みそが凝り固まって、週末には一人で旅に出て、というよりも現実逃避していた。

仕事は相場も良かったので、成績もそれなりに良かった。
しかし“出来る自分”を保つことに、相当な精神的なプレッシャーを感じていたと思う。
その結果に得た優績者の月間賞、それはとても単純に嬉しかった。
ただ、その月間賞の賞状を受け取ったのは、住んでいたマンションのポストだった。

3月に自分でも驚くほどに体調を崩した。
私は前職の3年目の冬に一度、会社を休職している。
あの時もそうだった、突然に物凄い頭痛に襲われて歩けなくなった。
その痛みが私にまた訪れたのだった。

2週間近く仕事を休み、心療内科に行き、そして病院からも会社からも休職することを勧められた。
ただその代わりに、私が担当しているお客さんはすべて他の人に引き継ぐと、そう言われてしまった。
あまりにも担当しているお客さんが多いので、このまま放置することは出来ないと。
会社側からすれば当然の処置だったと思う。けれど、私には辛すぎた。

私が新規開拓したお客さんも、私が担当者がいいと言ってくれたお客さんもたくさんいたのに、
どうしてどうしてって、ずっと自分に問いかけてた。
でももう、会社には戻れない。きっと戻れないんだって感じた。
言われたその日に、ロッカーのスーツを全部取り出して会社を出た。
営業用のスーツはすべてネットオークションで売りさばいた。

そこから2ヵ月、ずっと風邪を引いたような状態が続いた。
体重が10キロ以上落ち、色んな人に心配された。
ほとんどベットの上で過ごす、不思議な日々だった。

6月になると、昇格出来ないことがわかった。
さすがに2回も休職すれば、昇格は難しい。
わかっていたけれど、やっぱり課長代理になりたかった。
もう、会社からは辞めろと言われているようなものだ。
欠陥品のレッテルを貼られた様な気がした。
もう戻れないんじゃない、会社に戻らないと決めた瞬間だった。
復職は出来ない、もう会社は辞めよう、そう決めた。

休職は9月末まで伸ばしてもらい、7月から本格的に転職活動を始めた。
とはいえ、実は転職活動は去年の10月からしている様なものだった。
もう、その時から会社は辞めようと思っていた。
去年の秋にペルーから帰ってきた時、もう今の証券会社の営業は辞めよう、何となく感じた。

そして、見つけた公務員試験の民間企業経験者採用。
去年の27歳の誕生日を機に、通信教育に申し込んで勉強を始めた。
親にも誰にも相談せず、休日や仕事終わりに勉強を少しずつしていた。
ただ、試験勉強をするために休職したわけではない。
働いている時から決めていたことだった、これだけはわかって欲しかった。

試験勉強はしているものの、このまま休職し続けるわけにはいかない。
万が一の事を考えて新しい仕事を見つけておこう、8月中旬に今の会社に内定が出た。
少しでも証券会社での知識が使える仕事がいい、同じ金融機関でいくつか内定を取った。
そして、信託銀行で10月から働くことが決まった。

9月に会社に辞めることを伝えた。
月末付で辞めようと考えていたが、15日付で辞めることも出来ると言われたので、そうした。
紙切れ一枚とハンコ1つで簡単に辞めることが出来た。
私の5年半という証券会社での会社人生は、意外とあっさりを終わってしまった。
こんなものだったんだ、とても虚しくなってしまった。

9月初旬に試験は終わり、後は結果待ちという10月1日に今の会社に入社した。
そして、試験結果は不合格だった。誕生日の次の日のことだった。
人生は上手く出来ている、そう思った。
ただ、わかっていたものの、心のどこかでとても傷ついていたんだと思う。

転職して勤務地が都内になったので、引っ越しをして最初は23区内で一人暮らしをしていた。
ただ環境が大きく変わったのもあったのか、一人でいられなくなった。
試験に落ちたショック、まだ慣れていなかった新しい会社、精神的に参りに参り実家に帰った。

同じ金融機関とはいえ、営業と事務では大きく仕事内容が変わる。
いくら資格を持っていたって、営業成績が良くても、今の会社では何も役に立たない。
またゼロからのスタートになってしまって、とても悲しくなった。

性格上、向いていない事務職の仕事。
今の仕事で困惑を感じるたびに、前の営業時代のことを考えていた。
どうしようもなく辛かったはずなのに、辞めたくて逃げたかったはずなのに、
今さらになって綺麗なところだけが思い出されてしまう。

仕事は厳しかったものの、仲の良かった同僚、楽しかった会社の飲み会。
入社1年目でもスターになれる達成感、走り回っていた支店の営業フロア。
お給料も激減してしまった。冬のボーナスは前職の10分の1だった。
お金がすべてじゃないってわかっているけれど、仕事にもお金にも未練ばかりでどうしようもなかった。

仕事の帰りの電車で前の会社の名刺を見て、私は辞めたかったんだよねって毎日のように問いかけてた。
辞めたかったから、試験勉強始めたんだよねって言い聞かせてた。
毎日のように怒られて、辛かったじゃないか、
2回も体調崩して、不眠症にもなって、恋愛でもひどい目に遭ったじゃないかって言い聞かせてた。
もう戻れないんだよ、クビになったようなものなんだよって思い込むので必死だった。

でももう、今の会社で頑張るって決めたんだ。
前の営業職は自分に向いていた仕事かもしれない、だから5年も続けることが出来た。
けれど、所詮は一社員。大企業の歯車のひとつに過ぎない。
営業成績を出せなければ会社からは必要とされない、はっきり言えば使い捨てのようなものだった。

今の会社は私の2、3年後のキャリアプランを考えてくれている。
前の証券会社の営業職のように、すぐに代わりがきくような単純作業のような業務ではない。
会社の規模は小さくなったものの、ひとりひとりの仕事の裁量が大きい。
自分が頑張らないといけない、そう奮い立たせてくれた。

たった2週間で決めた会社だった。最初から辞めるつもりで入社を決めたけれど、
もう公務員試験は受けず、この場所で私は全力を尽くそう、そう決めた。

前職は良くも悪くも、とても良い経験。
それでも、私の人生の素敵な思い出の一部、輝いていた日々だった。
円満な退社が出来なかったからこそ、未練があるからこそ、今の仕事を頑張れる。
経験を積んで仕事を覚えていけば、いつか私も今の会社で活躍出来る日がくる。
入社して3ヵ月、まだまだこれからだと、そう年の瀬に思うのでした。

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12月15日に前職の退職金が出たので、2015年は海外にたくさん旅に出ようと考えています。
今年はベトナムへの1回しか旅に出なかった。
逆に旅に出ないという選択もいいかもしれません。旅をしない、をするということ。
去年の12月31日に羽田空港で買ったスイスフラン10万円分が、この円安で利益になってます。
今年に行く予定だったから、地球の歩き方も買ってある。
来年はスイスにも行きたいな。

金融機関の宿命、12月30日まで今年も仕事です。
2014年の目標、年末を以て今ある環境を変えること。
10月1日付と3ヵ月、早い形となりましたが、転職を機に人生の節目を迎えた年になりました。

C'est la vie!これが人生だ!
2014年、一年間お世話になった方々、本当にありがとうございました。


時間旅行

2014-11-15 15:31:10 | diary
1時間の通勤時間は本を読むことにしました。
いわゆる「暇潰し」について考える事が生まれて初めてだったかもしれません。
ただ「人生は究極の暇潰し」である事を思い出して、仕事も恋愛も旅に出るのも暇潰しだったのかもしれないと考えました。

仕事をすればお金が貰える、いい暇潰しだ。
でも折角なら成長出来る仕事がいい、けれども成長は目的ではなく手段である。
価値を与えているかはわからないけど、生きていく為に必要なお金を得ている。
ただそのお金も使わないと価値が生まれない。じゃあそのお金をどのように使えば価値があるんだろう。

今まで私はお金をすべて自分の為に使ってきた。
海外へ旅に出ること、お洋服を買うこと、美味しいご飯を食べること、そんなとき、初めて他人を羨ましいと思った。
子どもがいる友人を羨ましいと思った。
守るものがあれば、私も強くなれるかもしれない。
子どもが欲しいから結婚しなくちゃ、そもそもその前に恋愛しなくちゃ。
恋愛なんて久しくしていない、と振り返れば思う。
でも私は家庭に恵まれたから、やっぱり家族が欲しい。
私は世の中を良くするための価値を与えられる人間じゃない。
だから誰かと結婚をして、子供になぜ勉強するのか、それは世の中を良くするためなんだよって、それだけしか教えることが出来ないと思う。

ゲーテが「目的地に到着することが旅ではなく、旅をすることが目的である」というかのように、その「暇潰し」について考えていたら、あっという間に最寄りの駅に到着した。
実家に帰ってグランドピアノを見て、いつか私もショパンが弾けるようになりたいとか、地球の歩き方を読んでクロアチアを1ヶ月くらい旅をしたいとか、美味しいチーズケーキが作れるようになりたいとか、鮮やかな色んな事が頭に浮かんだ。

そして、ただいまが言える人がいること、おかえりなさいを言ってくれる人がいること、とても幸せだと感じました。
同じ「暇潰し」なら素敵な暇潰しがいいね。

28歳になって分かったこと

2014-11-03 11:53:53 | diary
実家に戻った一番の理由は“一人で居られなくなった”ことだった。

3月に体調を崩して休職してから、10キロ近く体重が落ちた。
睡眠導入剤を飲まないと寝られなくなり、お酒も飲めなくなった。
逆に8月からは過食になって、また体重は戻った。

休職している間も、ずっとあることに打ち込んでいた。
それは去年の誕生日に決断をしたことだった。
朝起きてグリーンスムージーを飲んで勉強をして、夕方にはジムに行って10時には寝る。
休職中とはいえ給料は出ていたので、一人暮らしの家で細々とそんな毎日をゆっくり過ごしていた。
仕事もせず一人で家に籠り、こんな孤独な生活のようだったがメンタルは至って良好だった。

しかし、8月初旬くらいからどうも調子が良くなかった。
その目標も叶いそうになくて、もう諦めかけていた時、人生の方向性を失い始めていた。
何のために頑張っているんだろう、よくわからなくなっていた。
そして打ち込んでいた事というのも、結局は残念な結果に終わった。
分かった時はきっとこの結果だろうと自分でも驚かなかった。
ただ、失恋をしたような感覚になった。
別れた時はそんなに傷ついていないのに、時間が経つに連れ、ああ、意外と私はショックだったんだとわかる。
何処に向かっているのかがわからなくなる空虚感を感じた。

しかし現状維持でいいという結論に至った。
もう頑張らなくてもいい、あとは素敵な旦那さんを見つけて結婚出来ればそれでいい。
普通でいい。そう思った。私が求めてたものは安泰だったんだ。
もう前職の仕事から逃げたかったんだ、そうわかった。
本当は会社を辞めたかっただけなんだ。
ただ、もうやることがない。今度は暇な時に何をしていいのかわからなくなった。

あまり気に入っていない新居、慣れない都内での生活。
転職があったので、週末の予定は一切入れていなかった。
毎週末のように実家に帰っていた、しかし実家でも何もすることがない。
何も出来なくなっていた。新しい事が出来ないでいた。

初めて過去に寄りかかった。
実家に行くと、思い出のモノがたくさん出てきた。
高校の頃のダンスリーダーのTシャツ、大学の時の成人式実行委員の冊子。
手に取って、何だか泣けてしまった。
私は今まで学生の頃からキャプテンやイベントの代表など様々な事を経験してきた。
とても輝いていた。前職でも営業成績が良かった。
私の人生のピークは27歳だったんだ、きっとそうだったんだ。
ずっと成長してきたし、前を向いてた。きらきらしてた。初めて過去にすがりたいと思った。
初めて“今がいちばん素敵”と思えない時がきた。

会社にいけば平気なのに、暇な時に何をしていいのかわからなくなった。
暇が怖い、生まれて初めて感じた。
10月から新しい会社で仕事は始まったものの、今のところは毎日定時で帰っている。
引っ越した先の都内の家には18時には到着する。
やることがない。どうしていいのかわからなかった。
とうとう参りに参り、実家に帰るという選択をした。

帰れば家族がいる。
実家にはもう帰らないと決めて、2年前は家を出た。
生意気だったと思う。
28歳にもなって、一人で居られなくなって実家に帰る。
なんて幼いんだろうと思った。
そんな時でも、家族は帰ってくるのを歓迎してくれた。
とても恵まれていると思った。

現在の転職先の仕事にも、とても恵まれている。
前の証券会社で営業の仕事を想像すると、もう絶対に戻りたくはない。
年収が150万下がったものの、精神衛生状態がとても良い。
誰かが怒っているという場面を見たことが無いし、職場はみんな穏やかな人たちばかり。
だんだん会社にも仕事にも慣れてきた。

仕事がある、家族がいる、とても幸せなことじゃないか。
何を怯えていたんだろう、落ち着いた今はそう思える。
生きていく上で一番怖いことは“孤独”なのかもしれない。
この数か月間で学んだことだった。

平日は会社と実家の往復、休日は友達と遊ぶか映画か読書。
しばらくはシンプルな生活になりそうです。

ただいまと言える場所

2014-11-01 14:27:29 | diary
突然ですが、実家に2年ぶりに帰ってきました。
たった1ヵ月の都民生活でした。
先週末には引っ越しを済ませ、通勤時間が1時間20分になりました。

実家に戻った理由は色々ありました。
まず新居で落ち着けなかった、というより騒音や悪臭がひどかった。
カビ?で肌が荒れ、部屋は揺れる。なかなかの欠陥住宅でした。
まあ23区内であの家賃じゃ、何か理由がある。
物件選びは慎重に、今回の一件で学びました。
せっかく支給された初任給、敷金・礼金で消えてしまいました。
高い勉強料になりました。

実家は落ち着きます。とても静かです。
クラシック音楽がゆっくり聴けます。ピアノもあります。
朝ご飯が美味しいです。

他にも色々理由はありましたが、取りあえず実家に戻りました。
先々週末の日曜日、新国立美術館でオルセー観てきました。
また外国にも行きたくなりました。
通勤時間含め、考える時間が増えたので、またブログを書き始めたいと思います。

転職と都民生活

2014-10-08 20:21:47 | diary
入社して1週間、だんだんと落ち着いてきました。
歓迎会も開いて頂き、職場は良い人ばかりです。

転職して毎日びっくり色々です。
年下の先輩に敬語を使わせてしまう慣れない感じ。
私服でもいいのに秋服が全くなくて毎日スーツで出勤している。
(とても良い意味で)年上の女性が多い、ということは女性が長く働ける会社であるということ。
目がめちゃめちゃ乾く。
扱う金額の0が前職に比べて3つくらい多い、そして前の会社はお客さん。
お昼休みがばっちり1時間取れるので、逆に何をしていいのかわからない。
社食が安くて美味しいくて、この見晴らし!

都民生活も毎日びっくり色々です。
みんな歩くのが速いと思う。
メトロの混み具合が半端ない。
ヘッドホンを聞いている人が少ないと思う。
初めてのPASMO。
環七沿いはうるさすぎて耳栓付けて毎日寝てる、などなど…。

新しい事がいっぱいで、とても新鮮な気持ちです。
社会人として少しでも成長出来たらと思います。
とりあえずパソコンに強くなるぞ!
もう少しで28歳のアラサー新入社員、新天地でも頑張りまーす。