市川稔の米(マイ)情報

あるゴルフ場の現状

会員になっているゴルフ場から冊子が送られてきました

 

A448ページもある立派なもの

 

クラブ競技の結果を写真入りで

理事会や委員会の議事録

新入会員(顔写真入り)、退会者氏名も

 

過去決算、来期予算も

 

興味深いのは、

 

ゴルフ収入は5億から5億2千万円くらい

年会費収入1億7百万前後

名義変更料1億円から1億1千万くらい

 

売上原価7億5千万から6千万くらい

 

なので、結果的に損益はだいたいトントンという感じ

 

年会費と名義変更料は仕入、経費掛からないのでそのまま利益

 

原価の中で地代におよそ1億円というのが大きい

地域の地主には過去35年毎年1億円入っている

ゴルフ場なければなにもない山

地域経済のお役にたっていると思う

 

年間来場者は47500人前後で推移している

メンバー32000人、ビジター15000人くらい

メンバーが7割近い

客単価は平均して約11000円

 

平日、土日祭日ならして1日130人くらい来場

33組くらいかな

 

雨の日、天候悪い日もあるから天気良い日はもう少し入っているだろう

 

これでも、予約取りにくいとメンバーには不評

 

メンバーが予約を先行して入れてしまう

近くなってキャンセルするというわけだ

小生も今度の日曜日キャンセル待ちで入れた

12番目と云われたが入った(笑)

 

 

このゴルフ場は1985年開場

どんどん会員権上昇している時代

集めたお金でゴルフ場建設する、立派過ぎるクラブハウスも

預託金なので、期限後請求あれば返還する義務あるが、そんな金あるはずもなく

会員権相場暴落

日本のゴルフ場で破綻していないところの方が少ない

 

ここも例外でなく破綻

 

珍しいのは会員が立ち上がり

新たにお金集め、社団法人として新会社のオーナーになる

会員による会員のためのゴルフ場ということだ

 

それでも会員の高齢化により会員権売却する人もたくさんいる

それを新規で購入する人が「名義書換料」という日本独自の方式でクラブにお金払う

それが毎期1億円くらいあるので成り立っている

 

ゴルフ会員権購入の場合、どういうゴルフ場か、経営内容か、よくよく調べることお勧めします


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