市川稔の米(マイ)情報

口蹄疫と危機管理

改めて、口蹄疫と危機管理について私見を。

国全体に広がることを想定してなにをするか決めねばならない。

感染を防ぐという防御的発想では「打つ手」が間に合わない事態になる危険性があります。

被害を最小化しようとしたことが、結果的に最大化してしまう恐れがあるのだ。

アメリカ映画アウトブレイクを思い出す。
好きな映画のひとつでDVD持っているので何度も観た。

ダスティンホフマン演ずるアメリカ陸軍伝染病医学研究所のダニエルズ大佐。

別れた美人の妻はCDCで働いているという設定。

映画としては実におもしろいが。

アフリカから入ったウイルスがある街で猛威をふるい、人々は次々死ぬ。

秘密を隠すためと感染を防ぐために街そのものを大統領命令を受けた軍隊が爆弾で焼き払い、皆殺しにする計画を主人公が救う。

これを思い出した。

最大被害を防ぐためには、該当地域の該当家畜をすべて処分するという大胆なことを迅速にやる方が全体のためになるのではないか。

もちろん、再建も含めて全面支援を表明して。

感染を防ぐことをやっているだけでは問題は収まらない。

感染そのものの原因が分からないのだから。

鹿児島に飛び、九州全体に広がり、日本全国に広がる被害を想定すれば逆に安上がりだ。

こういう時こそリーダーシップが求められる。

「対策本部」じゃだめなのです。


参議院選挙やってる場合じゃないと思う。

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