それでも過剰傾向でありました。
大震災後に状況は一変しました。
詳しい分析は省きますがコメの動きが変わったのです。
ストップしたコメ、予想外に売れてしまったコメ。
業者間取引の玄米相場は震災前に比べておよそ3割値上がりしました。
それでも買えない。
要するに遊んでいる玉(売り先が決まっていない玄米)が極端に少ないということですね。
目先の相場で一番安いところから仕入れをしていた業者はこうなるとひとたまりもありません。
一番安いと思っていたら一番高くなってしまったのですから。
過剰ぎみと不足ぎみではまったく様相が変わります。
穀物、コメのように一年に一回しか収穫できないものは在庫問題がカギを握ります。
全体需給でみれば足りているということになりますが、局地戦では過不足が出ます。
新米が出揃うまでの期間を端境期と言います。
この期間をうまく乗り切れるかどうか。
そこのところが大切ですね。
新米がすべて収穫された秋には今とはまったく違う状態になるのではと分析しています。
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