みんなと違うことをやる。
日本では伝統的に、みんなで仲良く、人と同じことをすることが良い子という教育をしてきた。
これは、コメ作り社会の伝統であります。
村は共同体であり、お互い協力し合って農作業を行う。
水管理がその典型だ。
自分の田んぼだけに水を引くたとえ。
自分勝手の意味。
「我田引水」
という言葉がそれを表しています。
ポンプや建設機械などない時代は水の管理が命だったのです。
自分勝手はよくありませんが、
独自の考えで物事を進めるということはすごく大事です。
それを日本では、
「出る杭は打たれる」
ということで潰してしまう悪い伝統も残っています。
それを表すこんな教えもあります。
「目立たぬようにしろ」
「だまって儲けろ」
「一番になるな二番でいろ」
最近あまり聞かなくなった言葉に、
「あの人は人格者だ」
というものがあります。
日本にはスポーツというものは存在しませんでした。
相撲も相撲道だし、
柔道
剣道
勝負はするが勝ち負けというより「ひとつの道」を目指しているのです。
経営も同じ。
日本的経営とは企業を通じて世の中に貢献して行くということが尊敬されます。
利益はそのために必要なものという考えです。
利益は目的ではなく手段ということになります。
それには、皆と同じことをしていたのでは達成できません。
自分の道、
わが社の道を探し進むことだと思う。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事