市川稔の米(マイ)情報

新米の音

平成28年8月8日


天皇陛下は自分のお言葉でお気持ちをお話しされました。
生前退位を示唆されたお言葉でした。

小生のような素人には分かりませんが、専門家の意見をまとめ、天皇のご意向に対して政府としてなんらかの答えを出さないといけないでしょう。



さて、8月になると・・・


お盆を境に季節は秋を迎えることになります。


平成28年産のお米の相場がどうなるか?

早場米の宮崎や鹿児島のコシ。

関東では千葉、茨木の早生に続いてコシが大量に出回ります。

集荷率(この言葉そのものがあまり意味ありませんが)

JA出荷でない比率。

全国1位が千葉で2位が茨城かな。


それでも、JAが出す「概算金」が相場の「元」になるわけでありまして。

最初はB銘柄ですが、昨年と比べて少々高い金額を提示したようです。


早場米は本格的に新米が出るまでの「つなぎ」の役割を持っています。

その時点での「需給」によって動きがかなり変わります。

前年産の在庫がカラカラなら「買い」注文多くなるし。

在庫が「じゃぶじゃぶ」なら買いたくても買えないし。


今の状況は、その会社によって事情が違うということが特徴でしょうか。


お米の需給は「交付金」の配り方で「作られた需給」であります。


いわゆる、裾ものと呼ばれるお米。

業務用の市場は大きい。

ここでは、コストの安いコメが必要となります。

裾ものの相場が上がり、比較的価格の高いコメの相場は上げきれないみたいな感じでしょうか。


末端の販売では熾烈な価格競争をしています。

先日、近くのスーパーに行ったら「27年産岩手ひとめぼれ5㎏999円(税別)」という特売やっておりました。

不良在庫になる前に、特別条件出してさばいてもらうということかなと推察しました。

新米切り替え時(前年産とのブレンドもあり)に業務用は価格交渉に臨むことになります。

中食も外食も「価格を上げきれない」でいます。


消費生活者が価格に対してシビアなのです。


仕入れは上がる、売値は上げきれない。

コメ会社の悲鳴が聞こえてきそうです。


レッドオーシャン
での戦いはそうなります。


ブルーオーシャンの旅に出る支度をしないとね。


注)レッドオーシャンは血で血を洗う厳しい世界ですが、ブルーオーシャンはやさしい世界ではありません。
発想力、企画力、行動力、戦略、戦術、情報戦でもあります。
いっぱい、本物の勉強して初めてその世界に参戦出来る。



昨日、前からアポ入っていましたが、四国のお米屋さんがお見えになりました。
普通のお米屋さんでなく、少し変わったことやっています。


現状のこと
これからのこと
会社の規模をどうしたいか
後継者はいるのか
設備投資の考え
BtoC主体で行くのかBtoBもやるのか
マーケットの見方捉え方

小生の考えをアドバイスさせていただきました。

だいぶ、スッキリしたと喜んでいただきました。




昨日のブログで精米工場の改修工事のこと書きました。


空気搬送装置などさっそくお客様が見学にお見えになりました。


その中での話し。

大手通販企業ですが、価格帯の高いコメの売れ行きが悪い。

「ふるさと納税」の影響があると。

これも、制度の中に振り回されるひとつの現象かと思います。


困ったちゃんであります|д゚)

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