市川稔の米(マイ)情報

相場に振り回されるな

11月:霜月(しもつき)

霜月 霜が降りる頃になった月との意
秋も深まり、早いところでは朝霜が降りる時期になったことを表しているといわれています
穀物の収穫を感謝する行事(祭り)が各地で行われる月でもあります

お米の収穫もほとんど終わり

今月は師走商戦の準備をして

するとすぐ新年になります


お米の世界では一般米相場が下落して大変です

作る人、生産者のコストは下がるどころか上がっているとみなさんおっしゃいます

会社の経営でも同じ

会社運営するコストを割り算して売価、単価に反映できれば誰でも経営出来ます

唯一そんなことができるのは電力会社くらいか

総コストを売電単価に反映出来る仕組みになっているそうだ

普通の会社、農業者、農業法人でもコストと売価は連動出来ません

コストというのはわかりやすく言えば「固定費」です

人件費、家賃、減価償却費など、売上に関係なく発生する経費のこと

損益分岐点を低くするには固定費を増やさないようにすること

売上と連動する経費のことを「変動費」と言います


なので、固定費を変動費化すれば売上の上下に対して柔軟に対応できるわけです

たとえば、商品を納入したり運ぶには運送が必要です

トラックを保有しドライバーを雇っていれば固定費です

運ぶ、運ばない、運ぶ量に関係なく経費は発生します

運送会社に外注していれば、運んでもらった分だけ費用が発生する


もうひとつのカギは販売単価です

売価

売値

相場で商品を販売しているなら売価は相場任せ

上がることもあれば下がることもある



商品を差別化して希望売価が通るようにすることも大事


わたし思うに、


お米の新品種にしても、道や県が主体になって進めている

官が決めた通りにやってくれというもの

うまくいっているのは山形のつや姫くらいではなかろうか?


官まかせ、人まかせではうまくいきません


差別化するにはどうすればよいのか?

希望単価で販売するにはなにが必要か?


単価が安くてやっていかれないから政府になんとかしてくれ

これでは個別経営とはいえない


人間、困らないと知恵が出ない

大変な時にこそ次を考える絶好の機会だと考え方を変えることだ


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