市川稔の米(マイ)情報

コメ流通の変遷

制度と実態。

コメ流通の世界に入り早や33年が経過しました。

社会制度や法律、仕組みで人間は発揮する能力がまったく変わることを実感しています。

政府が関与している産業を官業主体と言い換えられますが、そういう産業は発展がありません。
どうしても利権とういか、既得権益になりますので新規参入が少ないからです。

ギャンブルは法律で禁止されていますね。

しかし「官」が行う場合は別です。競馬、競輪、競艇など・・・。
(なぜかパチンコ・パチスロはギャンブルなのに見て見ぬふりをするこの国の不思議さ)

中央競馬会などは農水省の管轄で、歴代理事長や役員は農水の高級官僚が天下りします。
関連企業(ファミリー企業とも呼ぶ)も同様です。
そこには「競争」という概念が薄いので随時契約という甘~い取引が存在します。

ジャーナリストの猪瀬直樹さんもするどく追求しています。

さて、コメも生産から流通に至るまで多くの規制がありました。

流通についてはかなり自由化が進みました。

生産については販売先については自由になったものの、生産調整やら今後の農政ということで大きな枠組みの中にいることは間違いありません。
輸入を制限していることは国によって守られているということになります。

中途半端な自由化が進んでいるわけです。

制度というものは実態に合わせて変わるものだという認識を持っています。

ゆで蛙の話しは当ブログにも書いたことがありますが、まさにそんな状態ではないでしょうか?

販売業界も「よそより安く売る」という安売り競争に明け暮れていて、規格外のコメやくずコメを混ぜて一般消費者に販売している例も多く見受けられます。

また、そういうコメでも平気で買う人が多いことに驚きを覚えるのも事実です。

インターネットが日常の世界に入るようになりました。

ネットのない生活は考えられないというほど浸透しました。

ケータイ電話は電話機能だけではなくて「情報端末」のツールとなりました。
(ケータイは最新型を買うことをオススメします)

キーワードは「お取り寄せ」です。

コメも玄米、白米で大量に動いています。

コメ生産者も安くなれば自分で販売しようとするのは当然です。

コイン精米所がなぜ全国に2万ヶ所ほどもあるのでしょうか?

変わる流れに乗ることを「時流に乗る」と云います。

変わらない原理原則を大事にしながら時流を見極めたいものです。

コメの世界では直接流通が増え続けているのです。

減っているのは従来の流通なのです。

登りのエスカレーターに乗るか下りのエスカレーターに乗るか?

これは大きな違いでしょう。

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