1日1歩

☆子育て奮闘つれづれ日記です☆

生協の白石さんはスマートだと思う

2006-12-10 23:26:22 | オススメ本
やや流行に乗り遅れてますが(笑)
『生協の白石さん』読みました。

内容は、みなさんもご存知のとおり
生協の白石さんのひとことコメントに対する回答を集めたものです。
大学生って本当にいろんな人がいるから、
(特に試験前はみんなギリギリですから)
生協の人たちもご苦労様です。

入れてほしい商品の要望から、本当に生協とは無関係の意見まで
白石さんの小粋な回答が載ってます。

それにしても、本当によくああ気の利いた回答が
できるものだと思わず感心してしまいました。
はじめは何気に書かれていたのかもしれないけど、
話題になっていくにつれて、
プレッシャーみたいなものは生まれないのかなぁ?
こうおもしろいこと書かなきゃみたいな。

私自身、おもしろいことやれ、言えと
言われてやると、スベる人なので(笑)
こういうことが自然にできる人がすごいと思うし、
尊敬してしまいます。

というか、スマートだ!!

smart=利口な、賢い(ジーニアス英和辞典)

そういえば友だちが学生のときに
「私の今年の目標はスマートになる」
って言ったことがあって、
今思えば、
違和感なく自然にその場の雰囲気を作れることなのかなぁ、と。

テストでいい点とるみたいな、頭がいいじゃなくて、
適応力…世渡り上手みたいな賢さが欲しいなぁ、と思う
今日この頃です(>へ<)

オススメ本vol.7と笑点

2006-05-15 00:36:48 | オススメ本
今回は『陰日向に咲く』劇団ひとり著(冬幻社)です。
(BGMは、YUIの『FROM ME TO YOU』エンドレス)

たったさっき読み終わったばかりですが、率直に言えば、
「おぬしなかなかやるな(ニヤリ)」という感じです。
以前から話題になっていたので知ってはいましたが、
どうなん?
みたいな気持ちで借りて読んでました。

しまった、また泣いてしまった…('>O<)!
もともとおじいさんおばあさんが死んだりする場面が出てくると
無条件で涙が出てきてしまうんですが(笑)。
意外と文章もしっかりしてたし、
芸風柄(よく知らないんですが、人間観察?)、
1話1話の主人公たちのキャラも、独特で面白いです。
・ホームレスに憧れるサラリーマン
・アイドルおたく
・男に裏切られた(?)女の子
・ギャンブル借金地獄の男
・売れない芸人とそれを追いかける女の子

わりと今頃どこにでもいる人たちですよね。
(最後の芸人はひと昔前の時代設定ですが)
どこにでもある日常のことをメインに
ちょっとしたスパイスを加えて
ついつい引き込まれるような話にする、
たぶん劇団ひとり氏の得意分野でもあるんだと思います。
でも、なんと言っても話の構成がいいし。
それぞれの話がリンクしてるんですが、
この掲載順が絶妙だと思います。
(この順じゃなかったら面白さも半減してたと思う。)

そういえば、今日笑点40周年と司会者の円楽さんの引退ということで
スペシャルやってました。
小さい頃から、日曜5:30から家族そろって
笑点→ちびまる子ちゃん→サザエさん
と、見ていた私にとっては軽くセンチメンタルになりながら見てました。

円楽さんが病気で倒れた時はびっくりしましたが、
退院してすぐやっぱりしゃべり方に少し違和感があって
落語家さんだから大変だろうなと思ってました。
でも今日の笑点では普通に話されていたので、
すごい努力されたのかなぁとか考えてしまいました。

今こんぺいさんも不在で、
ある意味大変な時期なのかもしれない笑点ですが、
他の出演者の珍回答にこれからも注目です(-へ-)



久々のオススメ本

2006-05-13 15:46:16 | オススメ本
本のムシを目指すとか宣言しつつ、
本のことほとんど書いてね~よ!
ということに気づいたので、久々ですが。
ちなみに今回のBGMは、HYDEの『FAITH』エンドレス・リピート。

今回は伊坂幸太郎氏の『陽気なギャングの日常と襲撃』祥伝社。

今月映画化される『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。
陽気な4人組のギャング(=銀行強盗)が主役で、
それぞれに特技があります。
嘘を見抜く達人、体内精密時計を持つ女、
演説の達人(だと思い込んでいる)、スリの天才。
ここら辺は、映画の紹介とかでも載ってるとおりなので、
詳しくはそちらをご覧下さい(笑)。

前作は、始めから終わりまで1つのストーリーとして
展開されていきましたが、
今回は、主役4人がそれぞれ関わった4つのサイドストーリーと
最後にこれらが絡み合ってくる本編という構成になっています。
なので、この本で5倍楽しめます。

相変わらず淡々とした文で読みやすいし、
登場人物たちのキャラもたってるので、誰かしら注目してしまいます。
(でも、今回はあんまり雪子さん(体内精密時計)が目立ってなかったな~)

中でも響野さん(演説の達人?)と久遠くん(天才スリ)の
掛け合いが多くて、笑えました。
だって、人の話を聞かないしゃべり続ける人と、
人間より動物の方が好きっていう人の会話が普通な訳がない(笑)。

しかし、毎回成瀬(嘘を見抜く達人)さんは
「敵をだますにはまず味方から」戦法なので、
この先このシリーズ(あれば)がマンネリ化しないことを祈ります。

今、見たい映画が目白押しです。
「陽気な…」もそうだし、「海猿」「デスノート」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ダ・ヴィンチコード」
このうち3本は今月公開だし…う~ん、大変ですね、こりゃ。


久々に感動~

2006-04-23 18:36:16 | オススメ本
久々に本を読んで泣きました。

『容疑者Xの献身』 東野 圭吾 著

この本は直木賞を受賞したり、わりと話題になった本なので、
読んだことある人も多いかもしれません。
(友だちの日記にも書いてありましたし)
ちなみに、東野氏の作品で読んだことあるのは意外と少なくて
『白夜行』『探偵ガリレオ』しかなかったんですね。
(自分でもびっくり)

探偵ガリレオシリーズだと知っていたので、帯に感動とか書いてあっても
たかをくくってました。

すみません。

私が悪かったです。
泣かされました。

※ネタばれしないよう書いてるつもりですが…気になる方はここから
 読まないで下さいネ。

最初から、殺人が行われて犯人もわかっています。
そして、その犯人に容疑が向けられないよう、
犯人の家の隣人が警察よりも先読みし、その犯人を守ろうとします。
そのトリックにもびっくりしましたが、それよりも泣かされたのはやっぱり
無償の愛ですね。

共犯とは言っても、いくら相手が好意を持ってくれているからといって、
弱みを握られてることにはかわりはないわけです。
しかも隣人の一方的な片思いで、犯人には別に気になる人が出現するわけですから、
これもあまり居心地のいい状態じゃありません。
で、思わず私は仲間割れするとか、ストーカーになるとか、
犯罪をうまく隠してたのに暗転していくみたいな展開を想像してたんですが…
こんな想像してたから、よけいに泣きました。

たくさんの人に読んでもらいたい本です。

桜も散ってしまったかな。

2006-04-16 16:32:04 | オススメ本
半月ぶりに家でネットしてます。
みなさん、いかがおすごしでしょうか?

2月後半から4月上旬にかけての仕事ラッシュも、
ようやく一段落つきそうな気配です。
半分は夜の10時ごろに帰宅していたので、
季節の移り変わりにもあまり感じることもなく、
花見に行くこともなく、今年の春は終わりそうです。
そんな中でもおもわず一人笑いしてしまいそうになったことや、
本を読んでみたり、と書かなきゃと思ったことは割とあったんですが(笑)。

とある雨の日、昼食を買いにコンビニに行った帰り、
ふと目の前を歩いているおばあさんの傘に注目。

傘柄の傘!

ビックリしました。
そんな傘がこの世にあるなんて、予想だにもしませんでした。
これをデザインした人はなぜあえて傘柄にしたのか…
そして、おばあさんはなぜこの傘を選んだのか(もしくは、もらったのか?)?
きっと、この謎は一生わからないままでしょう。

本もちょこちょこ読みました。
『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 著
『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 著
『LAST』 石田衣良 著

伊坂幸太郎氏の作品は割と好きなので、これからも集めようと思ってます。
伊坂氏の作品全般に感じるイメージとして、男らしいサッパリ感ですね。
だから、読みやすいです。
私の勝手なイメージですが、それと対照的なのが石田衣良氏の作品です。
読んでいて、何となくですが、女の人が書いているような気がします。
そういう意味で、今回読んだ『LAST』はちょっと違いました。
オムニバスで、どの話も借金地獄の中でどう現実に向き合うか、
最後に一かバチか賭けてみる、そんな話です。
そんな設定のせいか、あまり恋愛的要素がないからかわかりませんが、
いつもより、男くさい感じの本でした。

4月ももう半分が終わっちゃいました(>з<)。
もうすぐGWです。
今年ももうすぐ3分の1が過ぎます。
もっと時間が有効に使えるようになりたいものです(泣)。

オススメ本 vol.3

2006-03-12 11:01:09 | オススメ本
久しぶりのブログですっ(>へ<)
言い訳になりますが、最近残業続きで家に帰ってコタツに入ったら即アウト。
いつの間にか夜中の1時とかです。
早くゆとりある生活に戻りたい今日この頃です。

そして、こちらも久しぶりですが、本について。
この2週間ほどで3冊読みました。
『4TEEN』 石田 衣良
『十角館の殺人』 綾辻 行人
『最悪』 奥田 英郎
この3冊どれも大分前に人から借りてたんですが、やっと読み終わりました。
今回は、『最悪』です。

話は主に3人の登場人物の視点から、進んでいきます。
一人は製鉄所の主、もう一人は銀行に勤めるOL、そしてフリーターの青年です。
はじめは裕福ではないにしろ、何事もなく暮らしていた3人ですが、それぞれがちょっとした事から悪い方悪い方へと転がって行きます(タイトルのまんまですね)。そして、クライマックスでは3人のそれぞれの話が1つになります。
決してハッピーエンドとは言えませんが、どこかすがすがしい感じです。
何かに行き詰まってどうにもならない時に、人はどう動くのか…そういう心理的な変化の描写も楽しめます。

で、この本を読むならぜひオススメしたい本が、『ドミノ』(恩田 陸著)です。
他にあるかもしれませんが、話の構成が似ています。
複数の登場人物の視点から展開して、最後には1つのストーリーになる。
こういう構成だろうっていうのはわかっているんですが、どんなふうにして繋がるのかっていうのがワクワクします。
ちなみに『ドミノ』の方はハッピーエンドというか、『最悪』よりもコミカルな感じなのでその点では違いますね(『最悪』の時代設定もまだ不景気の日本で、銀行・下請けの工場・ヤクザなどお金とかからんでいたりするので、どことなく暗い感じです)。
この2冊を読み比べてみるのも面白いと思います。

読み比べというと
『4TEEN』と『レボリューションNo3』(金城 一紀著)もオススメです。
前者が男子中学生、後者が男子高生たちの話です。設定は似ていますが、
後者の方がだいぶムチャクチャなので(笑)その違いも楽しめるかも。

食べ比べならぬ、読み比べもぜひぜひお試しください(^^)。

オススメ本vol.2

2006-02-21 01:32:53 | オススメ本
オススメというよりは、どんな本を読んでどう思ったかという感想ブログみたいになりそうです。
が、そこは勘弁して下さい。

今回の本は『木のいのち木のこころ(人)』(新潮OH!文庫)です。
著者は塩野米松氏。
さて、なぜこの本を読んだのかですが…
この本を買ったのは、わたしがまだ大学3年生の頃でした。
実は、この本を読んでレポートを書くという課題が出たのですが、わたしは結局読むこともなく未提出でした(オイオイ)。
それから、この本は本棚の奥深くに眠っていたのですが、今月号の『デザインの現場』のデザインの本という特集で、デザイナーのオススメ本として紹介されていたのです。
う~ん…そういやこの本うちにあるや。
ということで、4年越しで手に取ってみました。

この本は、宮大工集団「鵤工舎」で宮大工の修行に励んでいる人たちにインタビューしたドキュメンタリーです。
宮大工とは、簡単に言うと寺社の大工さんのことです。
イメージとしては、敷居が高そうな職人仕事のような気がします。実際、職人仕事なんですが、敷居が高いという印象はあっさり拭われました。
いまでこそ重要文化財やなんやで、昔の建造物を残そうという意識がありますよね。
でも、ひと昔前までは日本にそんな余裕もなく(経済的にも)、宮大工という職業はむしろ貧しい仕事だったそうです。そんな時代から宮大工一筋の棟梁西岡常一氏のもとへ若者たちが訪ねてくるのです。現場に出なくなってからは、弟子である小川三夫氏の鵤工舎を訪ねてきます。
ここでは過去や経歴など一切関係なく、弟子入りさせてもらえるのですが、どれほどの人が一人前の宮大工になれるのかということなのです。なかには、なんとなくで来たり、ただものづくりが好きという動機だったりします。しかし、この鵤工舎で言葉で教えてもらうのではなく、見て動かしていくうちにみんな一心に刃物を研いでいるのです。

この本では直接デザインについて書かれているわけではありません。
ただこの中で書かれているのは、デザイナー・クリエイターを職人としてみた時に共通することだけだと思いました。
それは学ぶ姿勢ではないかと。

この本の他にシリーズとして
『木のいのち木のこころ(天)』(西岡常一著)
『木のいのち木のこころ(地)』(小川三夫著)
が既刊されています。
この2冊も近いうちに読もうと思います。