【3項:森羅万象の中に特別な意識の働きを発見する方法-対称と非対称-】(2)
対称についてもう少し説明します。
物事を観察するときに、この「対称を意識してみる」とかなり視野が広がります。
やり方は簡単で、知りたい対象の中央にイメージで線を引くのです。慣れてくると、どのあたりに線を引くかがわかってきます。
若い頃、ラリー車の運転を教わった先生からカーブを曲がるときには「クリッピング・ポイント」を見つけて曲がれと言われました。クリッピング・ポイントとは、アウトインアウトでコーナー走行時のインの場所です。簡単に言うならカーブの頂点のことです。実際には存在しない仮想ポイントですが、練習を重ねれば正確なポイントを見つけることができます。カーブのライン取りがスムーズにできるようになり、以前のようなオーバーステアやスリップをしなくなりました。
対称判定は、ほんの初歩的な判別方法です。さらに精度を上げるにはペンタゴンやヘキサゴン、さらにフィボナッチの黄金比などが有効です。これらは複雑なので、文章よりも講座などで説明した方がわかりやすいですね。
話を外界に向けます。天と地、そして海も対称的です。
ふと晴れた日に空を眺めていると、自分が海底から海面を眺めいているような錯覚に陥ることがありませんか。
ダイビングを経験した方ならわかるかもしれませんが、海底から海面を見ていると、まるで鳥が空を飛んでいるように魚が回遊しています。海と大気、これが対称です。私たちはこの対称の中間に生息しています。
対称性は自然界ばかりではなく、人間の社会や経済活動にも当てはまります。
時々、この対称性を壊すような出来事が起こります。これが非対称です。この非対称が長期間に継続する場合は、今までの秩序が崩れ、新たな創造が始まります。最近の戦争の形態は非対称戦争と呼ばれています。以前のような、国対国の戦いではなく、イスラム国のような正体不明の相手との戦闘を非対称戦争といいます。
この左右上下を分ける仮想の中心軸はいろいろと役立ちます。
少し実例で説明します。以前、横浜の能見台でヒーラーをしていたときの話です。まずは、相談者の身体全体を見ます。それから顔の様子、頭部を観察します。当時は対称性などは意識していませんでしたが、問題を抱えた方は、身体の左右上下のどちら側かに黒いモヤが見えました。問題ある部分に、臭いや重さを感じるのです。悪い箇所を緩めて、邪気が出やすくして空中に拡散します。それから真氣を入れ調整していきます。最後に真氣が漏れないように解放したチャクラ?(エネルギーゾーン)を閉めてあげます。
この間はわずかに数分です。あまりに早く終わり、申し訳ないので、お話をしながら筋肉マッサージをほどこしました。実はこれはやってはいけないのです。効果が半減します。せっかく入れたエネルギーが私を伝わって逃げてしまいました。何となくダメだなとは思いながら、サービス精神旺盛というか、人の評価を気にするというか、ズルズルとしていました。
最後に少し原則を観念的な言葉でまとめます。ご容赦をm(_ _)m
『森羅万象は対称性で成り立っています。そして、これらの生命体活動は、固有の軸を中心にフラクタルな様相で、融合し、新たな同種を生み出しながら拡散していきます。これは生命体に限らず無機物でも同様なことが起きています。雪の結晶や鉱物の構成要素を観察すればわかります。
人間の脳やコンピュータの基盤も対称で造られています。人間も若干の歪みはありますが、背骨を中心に左右対称に造られています。この対称性は、同質ばかりではなく、相反する性質でも成り立っています。東洋の言葉を借りるなら、陰と陽です。男女がいて社会が作られ、陽である太陽や陰である月が地球に恵みをもたらしています。そして、最も重要なのは、これらの対称性ではなく、対称を分けている仮想の中心軸、つまり、どこに線引きするか決めている自分自身の意識なのです』
(1)明星山(みょうじんさん)・・・左側に圧力がかかっている。この左側に翡翠(ひすい)が採れる場所がある。
山全体が翡翠の緑色。翡翠は、古代から魔除けや浄化に使われてきた。王族のための全身を覆った翡翠の鎧もある。
この場所は、異常な重力の歪みがあるところで、長くいると身体を害する。地下からある種のエネルギーが吹き上がっている。中央構造体の糸魚川に抜ける最後の要でもある。このような場所に翡翠が産出知る不思議さ、風土病や毒蛇の多い地域にはそれを治す薬草が生えている。
写真2枚は圧力の状態を対称線を描いたところ、フィボナッチ曲線を当ててみたら一致した。