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奄美自然観察記

高のフィールドより

決死の横断 クスサン幼虫

2006-05-19 17:33:29 | 昆虫


大きなクスサンの幼虫が、2匹で林道を横断していました。車
が通れば輪禍に遭いかねないのを知ってるのか、結構早く移
動していました。クスサンは、成虫は茶色の地味で大きな蛾
ですが、幼虫は派手な色で大きく(約8cm)、薄緑色のふさふ
さした毛をたくわえていることから、シラガタロウ(白髪太郎)と
言われているらしい。食欲旺盛で、奄美ではエゴノキの葉を食
べています。

【島口バージョン】(キシゆむた)
だいばんハブルぬ虫ぬ、たあち山道ばあっちゅたっか。車ぬく
うば、ちゃっかまひきくわゎされんかながぬ、むるふぇっさあっ
ちゅたっと。くんハブルや、ふっちゅなれば茶色ぬだいばんしゅ
んじゃが、虫ぬとぅきや派手派手しゅん色しぃだいばんあてぃ
(約8cm)、薄緑色ぬふくふくしゅんひぎぬめぇとぅんかな、シラ
ガタロウ(白髪太郎)ちいゃとぅんちゅかな。おだごれあてぃ、島
なんてぃやエゴノキぬ葉ばかどぅりょんちよ。
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2 コメント

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笑える名。 (しら)
2006-05-19 20:46:28
白髪太郎は笑えますね。蛾の幼虫はきれいだけれど、大きくてちょっとコワイ。成虫と、どうしてこんなに色が違うのかとっても不思議です。
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繭は、スカシダワラ (インプリ高)
2006-05-20 18:14:15
このきれいな幼虫も、やがて繭につくり蛹になりますが、その繭がスカスカで中が少し見えるため「スカシダワラ」と呼ばれているようです。こんな大きな幼虫であり、これまた大きな成虫になるので、昔からよく目立って、いろいろ呼ばれ方をしたのでしょうね。当のご本人には、そんな呼ばれ方が迷惑かも知れません。
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