奄美自然観察記

高のフィールドより

結局は飛ぶと判りやすい  ツチイナゴ

2020-09-08 18:28:24 | 昆虫





台風10号が去って、朝から秋らしい涼しい天気でした。事務所の傍の散歩道を歩いたら、草むらから次々に飛び出す大きなバッタ・ツチイナゴがいて、100m位のうちに20匹以上はいました。奄美にはツチイナゴとタイワンツチイナゴの2種がいて、外見上からはなかなか違いが判りにくいようです。両種の違いは、頭部や胸部周辺の毛の多さや眼の縦筋の模様などにも少し違いがあるようですが、捕まえてよく観ないと判らないように思われます。野外ですぐに判るのは、飛ぶときに広がった翅に赤紫の色合いが見えたらタイワンツチイナゴ、白っぽいだけならツチイナゴで、飛ぶところさえ見逃さなければ、私にはこれが一番判りやすい。これで判断すると、今日のものは全てツチイナゴでした。なお、近くには幼虫もいました(写真4枚目)。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
てーふ10号ぬいじっから、ひかんまら秋らっしゃんすぃだ~さん天気だりょうた。事務所ぬぶちぬ散歩道ばっちゅたっとぅ、草ぶすらちぎちぎとぅびじゃしゅんだいばんガッタ・ツチイナゴぬうてぃ、100mべりぬうち20あまりやうりょうたが。島じやツチイナゴとぅタイワンツチイナゴぬたあちぬしじょぬうてぃ、ぱっとぅ見らや、なかなか違いぬ判りにくかんにししゅりょっと。たあちぬしじょぬ違いや、かまちんきゃ胸ぼてぇぬひぎぬふうさんきゃ、むぃいぬ縦筋模様きゃだか、なあり違いぬあんにししゅりょんじゃが、ちかでぃゆんまにゃんば判らんにし思われぃっと。すぅとぅじすぐ判りゅんや、とぅびゅんとぅきひるがたん翅じはー紫ぬ色ぬにゃあれぃばタイワンツチイナゴ、しるぶぇっとぅしゅんだけあれぃばツチイナゴあてぃ、とぅびゅんどろさえちゃんとぅにいば、わんにはくっか一番判りやかりょっと。くぅれぃし判断すぃれぃば、きゅうぬむんや全部ツチイナゴだりょうたっと。うっから、近さじやくゎっくゎ虫だかうりょうたが(写真4枚目)。

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3 コメント

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すごい眼力! (patanga)
2020-12-11 08:21:27
ツチイナゴも老熟すると赤みを帯びます。この個体の写真が悪いのか頭部、胸部を観ると微毛が少ない。採集して確認すべきです。
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飛ぶと判りやすい ()
2020-12-11 17:42:18
コメントありがとうございます。この時は、次々と飛んで翅を拡げ、白っぽいので、ツチイナゴと判断いたしました。飛ぶ姿までは撮影しにくく、確かにおっしゃるように、捕まえて翅を拡げるてみると確実ではあると思います。
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ツチイナゴとタイワンツチイナゴ (イナゴの佃煮)
2022-04-25 22:17:36
こんばんは

ツチイナゴではなくタイワンツチイナゴです、リンクを張っているタイワンツチイナゴと同じ。眼と胸の模様で分ります。
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