霊感0と言ってきた私だが
実は、霊を見た事が一度だけある・・
それは私が12歳くらいだった頃の事
小学校で「トイレの花子さん」が流行っていた
当時私が住んでいた家は、その小学校のまん前・・
花子さんはトイレに出るのだが
なぜか学校のゴミ捨て場に花子さんが住んでいるという噂があった
ゴミ置き場は小屋になっているのだが
その小屋はブロック塀の向こう側にあり
私の家の洗面所から川をはさんだすぐ前にあったのだ
ここに花子さんがいるなら、出てきてくれるかも・・
夕方頃だっただろうか・・
私は試しに花子さんを呼んでみる事にした
花子さんは名前を10回呼ぶと手を出してくれるらしい・・
洗面所の窓からその小屋に向かって
思い切って呼んでみた
「花子さん、花子さん・・・」
10回呼んでみた・・
すると・・!
ブロック塀の上に白い手が現れ、塀をなでるような仕草をしたのだ!
その後の事は覚えていないが
「ホントに見てしまった!」というショックが
その日ずっと続いていたのを覚えている
怖かったのではなく、驚いた感じ・・・
誰かのイタズラとは考えられない
その場所は普段誰もいないし
私が試そうと思った時に、たまたまイタズラな人がいて
白い手の演出も出来た・・・無理だろう。
幽霊の手が白いという話はよくあるけど
あれは本当だ
あの異様に白い手は今でも覚えている・・
ちなみに花子さんの相方の太郎さんというのもいた
太郎さんは名前を3回呼ぶと顔を見せてくれるという・・
最初、太郎さんにしようかとも思ったが
顔はさすがに怖かったので、花子さんを呼んだのだ
花子さんにしといて良かった・・・
太郎さんの顔だったらと思うと
ゾ~~ッとする
手だけだが、これが私の唯一の目撃談である。