真昼の心霊散歩PLUS

主に心霊スポットと映画評論のブログです
(7月~8月は心霊系のみ)
映画評論は星3つで満点です

パッセンジャー

2018年03月15日 | あまさひかえめ映画館(SF・アクション)
私的評価 

鑑賞日 2018年3月 (レンタルDVD)

監督 モルテン・ティルドゥム

簡単なあらすじ はるか遠い惑星へと移住するために船内で冬眠する乗員乗客たち。なぜかトラブルで一人の男が惑星到着より90年も早く目覚めてしまった。生涯を孤独に船内で生きる運命となった男がとった選択とは・・

感想 前年度に劇場で見逃したのが残念すぎる映画だった舞台が宇宙と宇宙船のみなので、まるで宇宙旅行をしたかのような臨場感が楽しめただろう。ストーリーも面白いただ、上手い具合に主人公の男女がくっついたりと話が上手くいきすぎる気もする映画的には壮大な宇宙で美男美女が出会い、苦難を乗り越えながら愛し合う・・という王道を貫いているのでそれでいいのかも。エンディングは私好みじゃなかったけどね。

私的受賞 脚本賞、映像効果賞

ネタバレ余談⇓




























序盤は、たった一人で目覚めてしまった主人公に同情したけど・・

だからって!

人を起こすなんて有り得ません!

まさに殺人的行為ですよ?!

ここから主人公に対する怒りが芽生えました

都合よく相思相愛になれたから良かったものの
なんか納得できませんでした

結果的には彼女を起こしたこ事により人々は助かったんだろうけどさ

それって
終わりよければ全てよし
ってことじゃん

でも自分が主人公の立場だったら
絶望のあまり、寝てるヤツ全員起こしまくるかも ←最低じゃん

わたし的には
彼女との思い出を胸に、無理やりにでも彼女を再び冬眠させる
っていうオチの方が良かったな

でも彼女も幸せだったんならいいか・・

でもって
最後はどちらかが先に死ぬだろうに

あのエンディングの後の
二人のその後が気になる

面白いけど、なんかモヤモヤした映画でした

ちなみにこの映画で好感もてるのは
主人公たちではなくバーテンダーだったりする















 

スイス・アーミー・マン

2018年03月15日 | あまさひかえめ映画館(・・etc)
私的評価 

鑑賞日 2018年3月 (レンタルDVD)

主演 ポール・ダノ、ダニエル・ラドクリフ

簡単なあらすじ 無人島で漂流し、孤独のあまり自殺を図ろうとする主人公ハンクが見つけたのは浜辺に打ち上げられた水死体だった。ハンクと奇妙な水死体の脱出劇が始まる・・

感想 下ネタ映画と聞いていたが、思った以上に下ネタだったコメディかと思いきや、いちおう水死体なので何か怖い映画でもあるそれなのに全編ヒューマンドラマっぽくて真面目に鑑賞してしまう。真相が分かるラストから結末の展開が特に良かった下ネタでなければ、孤独な現代人に生きる勇気を与えてくれるうような素晴らしい作品だと思うが残念すぎる人にオススメ出来ない隠れた名作といえよう

私的受賞 主演男優賞(ダニエル・ラドクリフ)

ビガイルド 欲望のめざめ

2018年03月04日 | あまさひかえめ映画館(・・etc)
私的評価 

鑑賞日 2018年2月 (映画館)

監督 ソフィア・コッポラ

簡単なあらすじ 南北戦争時代。学園の寄宿舎で平穏に過ごしていた7人の女性たちの元に、負傷した敵兵が運び込まれた。介抱する彼女たちの心に変化が起こる・・

感想 ひとりの色男をめぐるドロドロの争いだったら面白かったかもしれないが、女性監督が描いてるせいかほとんどロマンス小説のような雰囲気だった舞台が寄宿舎だけなので、静かで美しい世界に没頭できる決して退屈になるストーリーではないが、少ない登場人物たちの事もよく分からないままエンディングを迎えた感じ

余談 この作品には男性視点の原作とクリント・イーストウッド版の映画があるらしい。ソフィア・コッポラ版は女性視点なので、兵士がただの軽い男に見えてしまった男性視点なら、敵側の女性に必死にゴマをする男に同情できたかもしれない。両方のバージョンで観て完成する作品だったら面白いかも。