入門介護講座。老人ホームの選び方

元、「特別養護老人ホーム」の施設長が、施設の「選び方」などを、エッセイ風に伝授します。新聞でも紹介されたコラムです。

アクセス数が、20万 ! を超えました。

2024-07-26 | 特養施設長覚書
 「入門介護講座」です。  しばらく投稿せずにご心配をおかけしているようです。心配していただくコメントもいただきました。ありがとうございます。 私は、元気です! 実は、これまで書いてきました、このブログの、介護関係記事を、「1冊の本」と見立てていただいて、多くの方にじっくり「現場」を知っていただきたかったのです。それで、増補・修正以外手を付けませんでした。 でも、おかげさまで、アクセスも、約20万 . . . 本文を読む

第4巻 第9回 特養ホーム。ご近所つきあい。(増補)

2008-06-29 | 特養施設長覚書
 今朝、新聞の「投書欄」に、父親が、息子たちにあげようとしていた、庭のビワが盗まれて、落胆していた、という投書が載っていました。  一体、最近の世の中は、どうなっているんでしょうかネ。でも、「特養」でもそういう経験がたくさんあるんですよ。  私の、退職前にいた「特養」は、大都会の中にありましたが、地域開放型で、芝生の庭には門も無く、誰でも、また、近所の方が飼っている動物(犬やウサギ)と共にも自 . . . 本文を読む
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第4巻・第8回 特養ホーム、ちょっといい話(増補)

2008-06-27 | 特養施設長覚書
 介護分野にも、民間「株式会社」の参入が当たり前となりました。  でも、どうも、「サービス」と「福祉行動」では若干、行動の風土が違うように思います。  さて、今日は、私が、感動した、東京都青梅市のある特養のお話しです。今日、お話しするような事例は、どちらかというと、「介護サービスにあたる社員」というよりも、伝統的な、「福祉に関わる職員」にやりやすいことのように思います。  この話は、悪い話では . . . 本文を読む

「特別養護老人ホームの選び方」の書き方。

2008-06-26 | 特養施設長覚書
 「特別養護老人ホームの選び方」関係の、《前期》執筆に一区切りつけようと、よその方のブログを、いろいろ検索してみました。  GOOもYAHOOも、数件あり、なかには、特養の職員になって「潜入」、というのもありました。  「おっ、すごい!」と、早速、この「潜入」レポートを見てみましたが、内容は、見学を断るような施設はよくない、入所者の顔の表情が明るくなければよくない、といった、しごく《良識的》な内 . . . 本文を読む

特別養護老人ホームの選び方

2008-06-24 | 特養施設長覚書
 このブログ《常連》の方には、申し訳ありません。今日は、初めての方への、このブログの「見方ガイダンス」です。  yahooなどでも、かなり簡単にこのブログに検索アクセスできるようになりました。  このブログは、「朝日新聞」で、紹介いただいたこともあり、アクセス率も非常に高くなっています。  多分、大半の方が、「特養の選び方」にアクセス希望である、と思っています。  このブログは、「左、下の方 . . . 本文を読む

第7回 蕎麦きらいの、蕎麦屋さん

2008-06-23 | 特養施設長覚書
注意)このブログは、「カテゴリー」がたくさんあります。例えば、「特養の選び方」をご覧になりたい方は、左のカテゴリーの欄からご覧ください。  蕎麦(そば)の話で、思い出しました。  私が、退職前に、「特養」でよくお話し相手をした、認知症ですが、いたって元気のいい、Aさんは、元蕎麦屋さんでした。  でも、どういうわけか、「入所申込み」の「嫌いな食べ物」欄に書かれている食べ物は、「そば」。  何故か . . . 本文を読む

第6回 なかなか気づかないんですよね

2008-06-20 | 特養施設長覚書
御注意)このブログは、「カテゴリー」がたくさんあります。例えば、「特養の選び方」をご覧になりたい方は、左の「カテゴリー」欄で「特養の選び方」を選んでご覧ください。  なんだ、こんなこと、開設10年近くたって、やっと、わかたんだ、ということありますよね。  まずは、テーブルの形。黒板でもないと、表現力の無い私では、話にくいのですが、ある、デイ(「特養」までは、お金が回らない。特注で、1台10万円 . . . 本文を読む

第5回 小さな親切、大きなお世話

2008-06-19 | 特養施設長覚書
 ある大手損害保険会社の、リスク・コンサルタントとして活躍し、「介護施設における利用者の事故防止」を研究している、主任コンサルタントに、Aさんという方がいます。  その方は、東京都にある、ある「特養」が、至極お気に入りで、時どき、そこのショート・ステイなどに、職員と一緒になって宿泊し、「研究」されたりしています。  その方が、なぜ、その施設を「お気に入り」かというと、イヤー、話を伺うと、その方 . . . 本文を読む
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第4回 くりかえされる、悲しい出来事。

2008-06-17 | 特養施設長覚書
 「くりかえされる悲劇」というような、ありふれた題は、つけたくはなかったのですが。    また、高齢者夫婦で、介護に疲れた夫が妻を殺害し、自分は死にきれなかった、というニュースが報道されていました。  詳しいことは不明ですが、たまたま、隣にいた友人と、この話で、雑談になり、私が、「地域包括支援センターの制度ができても、まだ、役所は実態把握出来ていないのかな。かかりつけ医の通報だって出来るのに・・ . . . 本文を読む

コラム;おむつ、の話ですが。

2008-06-16 | 特養施設長覚書
 文芸春秋社のPR雑誌「本の話」5月号の60ページ、金子貴一さん「秘境添乗員」を毎回楽しみに読んでいます。でも、この号が「最終回」とか。  その、最終回ですが、パーキンソン病のお父さんを在宅で介護している《体験記》が載っていて参考になります。  特に、いろいろな在宅サービスを利用して、なんとか、順調にいきそうだが、毎日、ヘルパー、リハビリ療養士、訪問看護師、医師、歯科医師、食事宅配業者、理容師・ . . . 本文を読む

第3回 施設がよくわからない?(2版)

2008-06-12 | 特養施設長覚書
 あまり、「話題」にはならないんですよね。 「特養」や「ショートステイ」だって、聾唖者や目の全く見えない方も利用するのです。  今の、施設の「ハード」も「ソフト」も対応が今、一つ。  視力障害の方など、入所すると、まず、施設の全容がつかめません。これでは、動くに動けません。簡単な、点字の「図面」でもあればいいのですが。(点字ボランティアさん、こういうところ、いかがですか。)  どうですか、最 . . . 本文を読む

第2回 ちょっと、寂しくなりました。

2008-06-10 | 特養施設長覚書
 私は、フロアを歩いて、いろいろ気づきますが、そのとき、緊急の場合以外は、ちょっと「飲み込んで」持ち帰り、感じたことを、ベテランの「介護主任」などに感想を話しして、原因や対応を考えます。  勿論、それだけで完結している簡単な事は、その場で言いますが、ことがいろいろな要因をはらんでいる場合は、きちっと落ち着いて話す必要があるからです。  例えば、こういう例。  午後1時半頃、たまたま、あるフロ . . . 本文を読む
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第1回 あなた、えらい人?

2008-06-09 | 特養施設長覚書
 定年退職の前に、私の勤めていた「特養」は、ほとんどの入所者の方が、重度の認知症の方で、また、ショート・ステイのベッド数も、比較的たくさんあり、重度の方の利用が大半でした。  私は、毎日、朝8時をはじめに、一日に、何度もフロアに顔を出しましたが、そのときは、なるべくネクタイなどはせずにラフな姿で、のんびりと「訪ねる」ようにしていました。  あるとき、フロアに行って、いつものように、おばあちゃん . . . 本文を読む

第21回 次は、『特養施設長覚書』です。

2008-06-07 | 拝見!特別養護老人ホーム《見たまま》
 (2版)表題を変更。  今まで、3つのカテゴリーを、書いてきました。  「疲れたな」、と思うときに、早くからの読者の、「タラレバ」さんから、絶妙の激励をいただき、ここまで続いてきました。感謝しています。  一回目は、特養の選び方、2回目は、デイ・サービスの選び方、3回目は、やや社会性をもった拝見!特養でした。  次回カテゴリーは、原点に戻って、ある程度テーマ性をもった、現場サイドからのエッ . . . 本文を読む

第20回 あたたかい眼差しで。

2008-06-06 | 拝見!特別養護老人ホーム《見たまま》
 新聞に紹介されると、いきなり、いままでの120倍のアクセスがありました。  こうなると、ルーズな「日記」が書けなくはならないか、と心配しています。それに、そろそろ、このカテゴリーを最終回近くにしようと思っていたのですが、・・。  それはそうと、皆さん、コメントも、真摯で、良識的で、ありがたくおもっています。心から感謝します。  コメントに、緊急のときに、施設の人から、「霊安室」なら空いていま . . . 本文を読む