スノーモビルくらぶ

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■ 6/20 レジェンド試乗

2006-06-20 23:15:37 | ■クルマ情報
 最近のHONDAディーラーは変わったのだろうか。以前の試乗は担当者が助手席に座って決められた試乗コースを10分か15分程度走らせるだけだった。
 前にも書いたがBMWの場合、丸々一日とか3日間とかとことん試乗させて国産車との乗り味の違いを確認させられた。まぁ、それが購入に繋がったのだが、そこまで試乗させても買う人ばかりではない。むしろ買わない人のほうが多いに決まっている。
 BMWは今も試乗の仕方を変えていない。恐らく価格以上の乗り味に自信があるのだろう。乗れば違いが分かる。それには一般道も高速道路もワインディングロードすべて乗ってもらおうではないかということなのだ。買わなくてもファンは確実に増える。ニューモデルの露出度も増える。



 先日、ホンダ車のリコール修理でディーラーに行ったおり、手持ち無沙汰もあってレジェンドの試乗を頼んだ。すぐにV6・3.5Lの4WDを用意してくれたが、意外なことに1人で好きなところを走ってきてくれと言う。時間もとくに指定はしない。どうぞどうぞと言う具合。このクルマに関しては相当な自信を持っての対応なのかもしれない。

 では好きなところに行ってしまいましょう。ゆるゆるとスタートさせる。アクセルはE39より若干軽め。車重1.7t強はちょっと厳しいかな。深く踏み込んでやると一拍遅れる感じで加速し始める。ただ感覚って当てにならなくて、自分が感じるよりも20kmくらい早かった。メーターふと見て思わず減速した。音も地面から伝わる振動も景色もそうとは思わなかったんだけどね。


 高速道での追い越し、BMWの駆け抜ける歓びに匹敵するかもしれない。一気に踏み込んでやるとエンジン音が変わる。カムを叩くような小気味良い音、E39の2.5Lより暴力的というか荒々しいというか嫌いではない。豹変するという表現はちょっと大袈裟かな~。

 5速ATは初期型に比べて改善されたように感じる。アクセルを踏み込んでいったとき、ここでシフトアップしてほしいなというときにギアチェンジされていくような、より自分の感覚に近い。
 『新シフトホールド制御』というのもあってアクセルオフでもシフトアップせずに次の加速にスムーズに繋げられるということのようだ。自分とすればアクセルオフ時に積極的にシフトダウンしてくれるようなATがより人間の感覚に近いと思うが・・・。いずれにしろコーナーでの立ち上がりにはなんの不満も持たなかった。

 時速60kmからの急制動。ヨコハマアドバン235×50×17インチのタイヤを履いていたがブリヂストンでいえばポテンザRE050くらいでしょうか?
 ドライビングスクール仕込みの蹴飛ばすようなブレーキングをしてみたがタイヤの滑っている感覚はほとんどなかった。学習機能も付いているのだろう、一回目の急ブレーキではズボズボズボと深く踏み込む感じだったが、二回目は適度な踏み応えだった。ABSのキックバックは想像したほど強くなく制動距離はかなり短かったように感じる。60kmくらいでは挙動も安定して不安感はまったくなかった。残念ながら時速80km、100kmは試せる場所がなかった。

 今回、ワインディングロードまでは連れ出してやれなかったので結論は出ない。何箇所かのコーナーでノーズが小気味良くきゅっと向きを変えるのはFRに近いなとは思ったが回数が少ない。いずれ山道を走らせたら、このクルマ欲しいと思えるのだろうか。HONDAはこれからもこういった試乗をどんどんさせてくれるのだろうか。


ウェイト 73.0kg(-0.8kg)
走行距離 0 (累計 162.8km)


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