警視庁の特殊部隊、SATの訓練がこのほど報道陣に初めて公開されました。 警視庁
SATが訓練初公開
2008年7月に北海道洞爺湖町で開催される主要国首脳会議(サミット)を控え、警察庁と警視庁は5日、テロ事件などで強行突入し犯人制圧と人質救出に当たる警視庁の特殊部隊(SAT)の訓練を報道陣に初めて公開した。
東京都内の警察施設で行われた訓練は、テロリストが人質を取って重要施設を占拠したとの想定。強烈な閃光(せんこう)と大音響で犯人を無抵抗状態にする特殊閃光弾や、短機関銃(サブマシンガン)など実戦仕様の装備が使われた。
犯人の逮捕を目的とする捜査1課特殊班(SIT)と違い、SATは制圧が主な任務。犯人を射殺することも辞さない。
2階建ての建物を使った訓練では、隊員8人が乗る防弾車が現場に接近。約200メートル離れた場所に潜んだ別動隊が、屋内で銃を構える犯人に向け発砲。直後に防弾車の隊員が、1、2階からそれぞれ突入した。
また、ロープを使い壁伝いに階下に近づき、窓から突入する訓練も実施し、隊員が犯人を模した人形を狙撃した。 |
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