流星パズル

イナズマイレブンの愛を語りまくるブログ。
一部腐向けですので、苦手な方はお引取り下さい。

叶わない願い

2010-02-06 19:42:56 | 小説

※腐向けです。苦手な方はご注意下さい。



―――僕は冷たい夜空の下、白い息を吐いた。
どうしても眠れなくて、イナズマキャラバンの天井にある屋上で蹲っている。
今が何時かも分からない。
だけど時間なんかどうでも良かった。
どうせ朝まで眠れないだろうし、日が昇れば皆が起きてそこに何気なく混ざればいい。
時間なんて考えてもないけど、不安が心に纏わりついて離れてくれない。
何が不安なんだろう。
自分のことなのに、全然分からない。
不安で不安で眠れない。
心に重いものが圧し掛かって、どうしても取れない。
…怖い。寂しい。
「…吹雪?お前、寝たんじゃねぇのかよ」
星の囁きさえ聞こえてきそうな静寂な空間に、突然僕の知っている声が流れてきた。
「染岡くん!?どうして…」
「別にどうしたって訳じゃねぇけどよ」
染岡くんは僕の隣まで来て、腰を下ろした。
「染岡くん、寝てたじゃない」
「寝てない。お前もか」
「ふふっ…二人とも狸寝入りだったんだね」
僕は笑顔をこぼした。きっと一人きりじゃこんなこと有り得なかっただろう。
「お前、どうかしたのか」
染岡くんはどこを見ているか定まらない眼差しで、僕に喋りかけた。
「え?」
「なんか…情けねぇ顔してるからよ」
染岡くんは僕の方を見た。染岡くんの視線が定まり、僕の視線と絡まり合う。
「…」
僕は黙り込んでしまった。うまく言葉が出ない。
今、この感情をどんな言葉にすれば上手く伝わるのか。
考えてるうちに、染岡くんが声を発した。
「お前、危なっかしいんだよ。
なんか…ふらふらしてて、今にも倒れそうな…」
染岡くんは脳を絞って言葉を紡ぎ出している。
染岡くんは僕に対して、もやもやする感情をどうにかすっきりさせようかと悩んでいるんだ。
僕も…何か伝えなきゃ。
「…確かに、そうだね。
ふらふらしてるよ。
なんか…不安なんだ」
「不安?何が」
「…分からない。自分のことなのに、分からないんだ。
ただ…心が重くなってるような気がして…。
不安で…。
…!」
僕が必死に言葉を繋いでいると、冷たい手に温もりが加わった。
見ると、僕の手の上に染岡くんの手が重なっている。
「…お前の手、冷てぇな」
「まあ…ずっと外にいたからね」
「…手まで、どこかに消えてっちまいそうだぜ」
「じゃあ染岡くんがずっと繋ぎ止めててくれれば大丈夫だね」
僕は冗談を言った。そう言えば染岡くんは笑って返してくれるような気がして。
「…お前が望むならな」
僕は目を丸くした。まさかそんな真面目な返事だなんて思わなかった。
「じゃあ…」
僕は染岡くんの首周りにそっと腕を伸ばした。
二人の顔の隙間が、本当に本当に少ししかなくなる。
染岡くんの息が顔にかかるくらいだ。きっと僕の息も染岡くんにかかっている。
「キスしてもいいの?」
僕は染岡くんの目を真っ直ぐ見つめて言った。もう二人の息の音しか耳に入らない。
「突き飛ばさないのは、いいっていう証拠だよね」
僕はそのまま顔を近づけた。もう隙間なんてない。
二人の唇が軽く触れるようなキスだった。
それでも中学生の男子同士にとっては大きい出来事で。
きっと忘れることなんて出来ないだろう。
だけどお互いその時間に夢中になった。二人の体全身の神経はこれだけに集中している。
他のことなんか頭に入らないくらいに。他の音なんか耳に入らないくらいに。
ねぇ、染岡くん。僕の寂しさで空いた心の隙間なんて、全部染岡くんで満たして。
もう朝なんか来なくていい。この時間がずっと続けばいい。
それは僕の叶わない願いだった。
――――――――――――――――――――――――――


…っていう100%妄想で出来上がった染吹小説です。
キスさせちゃいました。ここまでならまだセーフでしょうか…。
吹雪はかなり積極的だと思う。カワイイ顔して意外にやる(笑)!
染岡はツンデレ!筋金入りのツンデレ!!
この二人は好きです。ちょっと切ないのも好き。
ずっとイチャイチャラブラブさせるのもいいし、二人のすれ違いとかケンカとかもイイb
吹雪はよっぽどのことがないと照れない。
染岡はよっぽどのことがなくても照れまくり。
一度、吹雪が泣いてる小説とかも書きたい。
吹雪が怒鳴ったりするのとか、ね。
精神状態が不安になる子なのに、泣いたり怒ったりすることがなかなか無い。
やっぱり強い子だなーって思います。
ただ、染岡の前だけでは素の吹雪が在れば、と思うんです。
泣いたり怒ったり…そういう当たり前の感情表現を、染岡だけに示す吹雪…。
M O E !!最大のMOE!!!!!!
染吹の小説ももっと書いていきたいけど、
出来ればリュウジの小説が超書きたい!!!!!!!!!!!!!!!
リュウジ好きすぎるんだ…!!私の小説の中で生きるリュウジが欲しい…!!!!←変態
デザーム様と絡むリュウジとか萌え…!好き好き!!
ただアイディアが思い浮かばない!!!!!!!!!!←一番の問題点
だってさ…リュウジまだ1話分しか出てないもん…。
デザーム様なんかOPだけだもん…。
でも100%妄想で何とか小説作りたい…。
何あのポニテ組可愛すぎる好きすぎる愛してるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

…何か本当にいつもすいません(汗)。
では~ノシ


1 コメント

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すごおおい♡ (吹雪大好き)
2010-02-21 10:35:41
すごいなあ・・・!!  ・・すごいっ!!
すごすぎますう!!!!
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